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【完敗】ルヴァンカップGL第1節 大分vs.神戸 レビュー

どうもこんにちは。Kaiです。土曜日にリーグ戦が開幕したかと思えば、中2日で今度はカップ戦が行われました。対戦相手はヴィッセル神戸です!いきなりハードな連戦が続きますが、選手達に負けじと僕たちも頑張っていきましょう!
では、本題にいきます!

試合結果

大分1-3神戸
【得点者】
大分
20’藤本
神戸
44’増山
51’中坂
81’田中
【選手交代】
大分
62’藤本→小林成
70’屋敷→高澤
70’長沢→伊佐
81’松本→高山
81’弓馬→長谷川
神戸
62’増山→佐々木
62’中坂→藤本
77’櫻井→山口
77’小田→井上
92’初瀬→酒井

スタメン

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スタメンは上図の通りです。
両チーム中2日での試合ということもあって、大幅にターンオーバーしてきました。大分は、まさかの11人総入れ替え。新加入の選手がたくさんみれるということもあって、メンバーをみた瞬間ワクワクが止まりませんでした(笑)注目は、先日二種登録された屋敷。いきなりスタメンに抜擢されました。すごいですね。まだ17歳です。

デジャブ

前半開始から、神戸にボールを握られる展開が続きます。マイボールになっても、神戸のプレスに対して、剥がせずに蹴って回避するしか術はなく、蹴ってもすぐに神戸の選手に回収され、まるで、前節のデジャブでもみてるかのようでした。(笑)
大分の選手たちは、前から奪いにいこうとは試みてはいるのですが如何せん、プレスの掛け方は中途半端だし、これだとただ消耗しているだけになっているんですよね。例えば、前線の長沢がプレスのスイッチをかけても、後ろの選手たちがついてこないから、ただ間延びしてしまって、背後のスペースを自由に使われてしまい悪循環しか続きません。この辺りは、チームで意思疎通をしっかりと図れていれば大丈夫だと思うのですが、戦術の浸透がまだ進んでいないということですかね。

劣勢ながらも牙を剥く

大分は押し込まれてる中で、先制点を奪うことに成功します。下田北斗の左足の高精度のサイドチェンジで一気に局面を変え、大外で受けた松本はハーフスペースにポジショニングしていた屋敷へ。屋敷はボールを受けると相手DFを欺くようにアウトサイドでボックス内の長沢へ縦パスを送り、長沢はポストで大外の松本へ繋ぎ、フリーでうけた松本の見事な折り返しに逆サイドからスペースに走り込んだ藤本が頭で仕留めました。この時を待ってましたと言わんばかりに。藤本はこれでプロ初ゴールです。
サイドへ振ってから、中、またサイドへ展開したことにより、神戸DFの視覚を惑すことに成功し、何とも大分らしいビューティフルゴールだったと思います。


課題の残るセットプレー

大分は、先制後に少し勢いがでてきましたが、前半のうちに同点に追いつかれてしまいます。大分の課題である、セットプレーからで、ゴールを決めた増山はフリーです。昨シーズンまで、セットプレーを軽視?していた大分は、今シーズンからは上背のある選手を獲得し、セットプレーに力を入れていることでしょうから、今日みたいな失点はもう避けたい。今日は、坂もペレイラトレヴィザンもいなかったからということで目を瞑ります。笑

完敗

後半6分に神戸に逆点され、後半も終始神戸ペースで試合は進みます。大分にあたえられたチャンスはごく僅かで、弓馬がインターセプトして自らシュートを放ったシーンと、下田の縦パスを長沢がDFを背負いながらシュートまで持っていったぐらいでしょうか。結局、神戸ゴールのネットは揺らせずに時計の針は進み、81分には、3点目を奪われ神戸に力の差を見せつけられたという感じでした。神戸のプレスになす術はなく、やはり大分はボールを握れないと始まらないのでビルドアップのところは、早急に解決すべき問題です。(1試合通じて強度が落ちなかった神戸は流石でしたが。)

新戦力雑感

・ポープウィリアム
長身をいかしたセービングは見事でしたが、まだビルドアップのところで厳しい部分があるので、GKは高木がまだ頭ひとつ抜けているという印象です。
・黒崎
右CBで先発したものの、大分の左右のCBは攻撃参加が求められるので、まだ物足りなさを感じましたが、足の速さなどポテンシャルを感じさせる面もあるので、フィットすれば大きな武器に。
・福森
左WBで先発。期待されている高精度のクロスをみせる場面はなく、守備に追われ良さは出さずに終わりました。まだ、立ち位置、プレーに迷いもみえ、まだまだ時間がかかりそうですが、昨シーズン8アシストをあげた実力に疑いの余地なし。期待してます。
・下田
左DHで先発。左足で何度もチャンスを演出し、1点目の起点にもなったサイドチェンジは美しかった。加入して1試合目とは思えないほど素晴らしい活躍でした。縦にもボールをつけれるので、大きなアクセントに。
・弓馬
右DHで先発。プロデビューとは思えないほどの落ち着いていて、素晴らしかったです。まだフィジカルは出来上がってないですが、読みの速さは抜群。リーグ戦でもみたいです。
・屋敷
右のシャドーで先発。1点目の起点になったアウトサイドでの縦パスに浪漫と度胸を感じました。恐るべき17歳。まだフルで戦える強度はないですが、リーグ戦でも起用してほしいです。大分の至宝。
・藤本
左のシャドーで先発。1点目のDFの死角から飛び込んだヘディングはお手本のよう。本人曰くヘディングのゴールはあまり多くないと語っていますが、これを機に量産してほしいです。プロ初ゴールは自信になったと思いますし、昨年よりもよくなったように思えますので、さらなる成長に期待。
・長沢
トップで先発。得点はありませんでしたが、ポストプレーは抜群の安定感、攻守に献身的で素晴らしかったです。あとは、決めるだけなのですが、今日の試合はボールがこなかったので、次回に期待です。


終わりに

シーズンが始まって2試合終えましたが、やはり主力が抜けた影響が大きすぎて中々うまくいかないですが、あたたかく長い目で見守るしかないです。新加入の選手たちの戦術の浸透が思った通りにいかなくて監督も焦っているでしょうが、時間が解決してくれると思っています。数年で積み上げてきたものを、また1から積み上げていくようなものなので、時間はかかって当然だと。

ただ、時間が解決してくれると言っても、今シーズンは4チームが降格する厳しいシーズンなので、大分にとって試練のシーズンになるのは間違いないですし、今いる選手たちの能力をみれば、十分に戦っていけると思うので、とにかく前を向いて頑張ってほしいです。

次節はアウェイで横浜FCとの対戦です!次こそは勝利を!




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