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理系阪大生がTOEIC950と英検一級をとるまでの話(第二章)

イントロダクション

英語の勉強は4年生から本格的に勉強を始めました。今回は、2013年5月にTOEICで770点をとったあとに、3年後に835点をとるまでの話をしたいと思います。この間にお世話になった学校と教材はプレゼンス英語学習完全マップになります。これらに興味ある人は参考になる内容になると思います。以下、時系列的に学習歴を説明していきたいと思います。

2013年1月 - 2013年5月 (大学4年 - 修士1年)

大学4年生から大学院修士1年始まった直後までの時期に対応していて、この期間はTOEICに向けて独学し、結果としてTOEIC770点を取得しました。独学をする前に、殺シ屋鬼司令IIさんがTOEICで900点以上とった内容のブログ記事を読みました(削除済み?)。そこには「王道を見習うべき」という記述があり、杉村太郎さんの”新TOEICテスト900点 新TOEFLテスト100点への王道”が紹介されていました。勉強法に納得がいったので、この本に従って勉強することを決めました。

この本には、単語学習本としてTOEFL3800が推薦されていましたが、それを選ばず、当時鉄緑会から出た鉄壁を使いました。文法はTOEIC TEST文法別問題集を使いました。リスニング強化として英単語熟語ダイアローグ1800を使いました。TOEIC対策として究極のゼミシリーズを勉強しました。公式問題集を解いた記録はありませんでした。

学習時間の推移は以下の通りです。

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単語は情報カードを使って暗記しました。今だったら、こんな大変な方法は使わず、Ankiを使いますね。問題集は何周かして、ダイアローグはひたすら聞いてました。この勉強のあとにTOEICを受けて770点を取得しました。


2013年6月 - 2013年10月 (修士1年)

この期間の勉強記録はありませんでした。英語の勉強はほとんどしていなかったのかもしれません。覚えているのはアメリカで研究している数学者のアカウントをフォローしていて、その人がTOEFLの勉強を勧めるツイートをしていたことです。それでスピーキングとライティングも評価するTOEFLに向けて勉強することで、これらの力をあげようと思いました。勉強法を調べる過程で、先ほど紹介した新TOEICテスト900点 新TOEFLテスト100点への王道”の著者である杉村太郎さんが作った学校プレゼンスに注目しました。当時、ちょうどプレゼンス大阪校(現在は閉校)が開講する時期で、説明会に参加したあと11月からTOEFLコースを受講することを決めました。


2013年11月 - 2013年12月(修士1年)

プレゼンスTOEFL90コースを受講しました。他の受講生は4 人。阪大生(工学部)、立命生、私立大生(大学忘れた)、社会人(楽天?)。自分だけTOEFLを受けたことがなかったです。

主に使った教材はThe Official Guide/TOEFL3800/TOEFLテスト基本ボキャブラリ2000の3つです。

週一回の授業でしたが、英語を教えてもらうものではなく、独学をコーチングしてもらうものでした。毎週宿題があり、授業でその確認テストをやったり、学習計画の確認をしたりといった感じです。全員共通の宿題として、TOEFL3800とTOEFLテスト基本ボキャブラリ2000から単語テストがありました。不合格の時は、次の確認テストまでにどのように勉強をするかを説明しなければいけませんでした。幸いにも、私が不合格になることはありませんでした。

リスニング強化として、TOEFLテスト基本ボキャブラリ2000の速読も宿題が課されました。「速く読むことができなければ、リスニングはできない」という考えです。各文章で時間が設定されていて、その時間内に速読ができるようにするというのが宿題です。

もちろんこれらだけが宿題だけでなく、受講者別に課題が設定されてましたし、授業内でTOEFLのコツ的なことを教えてもらいましたが、記録をとっていないので、申し訳ありませんが書くことができません。

受講し終わったのが12月末で、1月にTOEFLを初めて受けてその時の点数が65点でした(R:21, L:13, S:14, W : 17)。正直70点以上は取れると思ったのでショックでした。リーディングとライティングは及第点。課題はリスニングだと気づきました。

2014年1月 - 2014年6月 (修士1年 ~ 2年)

TOEFLの勉強をしたかったのですが、研究と学振の準備で忙しかったので、この期間、英語の全然勉強していませんでした。

2014年7月 - 2014年10月 (修士2年)

プレゼンスで教えてもらった勉強法をベースにTOEFLに向けての勉強を再開しました。先ほど紹介した3冊以外に、受験英語からのTOEFL R/TOEFL W問題100/TOEFL対策 スピーキング/ 完全攻略Lも使いました。

学習時間の推移は以下の通りです。

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10月にTOEFLを受けて78点取りました。配点の記録はないので書けませんが、リスニングが20点には達していなかったことは覚えています。

当時、研究室に外国人研究者の人がいて、その人とよく英語で議論をしていました。TOEFLの勉強をしていたものの、なかなか口から英語が出てこないことがよくありました。このままTOEFLの勉強だけしても、総合的な英語力が上がらない気がしたので、一旦試験勉強を通じての英語学習から離れることを決めました。

2014年11月 - 2016年4月(修士2年 - 博士2年)

英語学習完全マップを10ヶ月でやってみた、というホームページがあります。管理人さんが森沢洋介さんの「英語学習完全マップ」に沿って独学し英検一級とTOEIC960点をとった時の学習記録を読むことができます。私もそれに沿って勉強しようと決めました。

英語上達完全マップの勉強法は、瞬間英作文、音読パッケージ、文法、リーディング、単語をバランスよく勉強しましょう、というものになります。詳しい勉強法は本の方を読んでください。学習進捗は以下の通り(クリックして拡大してください)で、項目(瞬間英作文、音読パッケージ、文法、解釈、単語、多読)ごとに分けています。

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瞬間英作文: 瞬間英作文シリーズを二つやったあと、"英語長文はこう読む", "本多式", "最重要構文540"を使って瞬間英作文をやりましたがあまり力がついた感じはしませんでした。


音読パッケージ: 完全マップに従って、みるみる→ぐんぐん→もっともっと、と進めました。これのおかげでだいぶリスニング力が伸びました。リスニングの目標は聞いた英文を理解して、復唱できるまで練習することだと理解しました。ぐんぐんはかなり苦労した記憶があります。


文法及び英文解釈: 10ヶ月でやってみたHPに従って勉強しました。文法は苦労なく進めることができました。英文解釈の勉強では英文解釈教室を使いました。高校の時に英文解釈の勉強をたくさんしていたので、こちらもつまづくことなく読み進めることができました。


単語: DUOと究極の英単語シリーズをやりました。DUOは完全マップに従って勉強しました。究極の英単語は10ヶ月やってみたHPにあるように、P-Studyを使って暗記しました。


多読: 語数制限本を使って多読をスタートしました。ペンギンリーダーズとオックスフォード ブックワームズが近くの本屋に置いてあったので、立ち読みして興味を持った本を買って読んでました。合計8冊読みました。最上級レベルの本まで、ほぼ辞書なしで読むことができるようになりました。

これらの教材を勉強したあとに、力試しにTOEICを受けてみました。TOEIC対策は全くせず受けた結果点数は835点でした。前回の770点から大して点数が上がってないように思えますが、実感としてかなり英語力が上がった気がしました。リスニング力が上がったのは、間違いなく音読パッケージのおかげです。リーディングではこれまでより正確にかつ前から読んで理解する力が付きましたが、これは文法と英文解釈の勉強のおかげです。

まとめ

プレゼンスと英語学習完全マップのおかげで、総合的な英語力をあげることができました。もちろん英語を自由自在に操れるレベルではなく、まだまだ勉強しないといけないと感じていました。次章では、この後のTOEIC950点と英検一級を取るまでの過程を話したいと思います。

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