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木造勉強記録

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【木造勉強記録03】構造用製材と集成材

【木造勉強記録03】構造用製材と集成材

前回は、構造計算書の概要について、ざっくりまとめました。

今回はこの中から、「2. 使用材料と許容応力度」の項目を掘り下げてみたいと思います。
少し長くなりそうなので、まずは第一弾として、「構造用製材」と「集成材」についてまとめます。

構造用製材と集成材の違いとてもとてもざっくり分けると…

という違いがあります。
集成材は、一旦丸太を分解して、それを接着するという手間がかかっています。
なぜ

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【木造勉強記録02】 構造計算書の構成

【木造勉強記録02】 構造計算書の構成

今回は、木造の許容応力度計算の構造計算書について、おおまかな構成をまとめたいと思います。

構造計算書の構成(許容応力度計算)一覧にすると、以下の項目があります。

1. 建築物概要と構造設計方針

「本建物は、この方針で設計しています」ということを記載します。

  建築物概要
   ・建物の名称
   ・建築場所
   ・建物規模 等
  構造上の特徴
   ・建物用途
   ・採用する工法

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【木造勉強記録01】4号特例縮小編

【木造勉強記録01】4号特例縮小編

2025年の法改正により、木造の4号特例が縮小されます。
この記事では、改正前後の比較をしながら、情報の整理をします。

そもそも「4号特例」とは?建築物の確認申請では、通常構造審査・検査が要求されますが、ある条件(木造では、延べ面積500㎡以下、2階建以下)を満たす「4号建築物」は、建築士が設計・監理を行った場合に、構造審査・検査が省略されます。
これが「4号特例」です。

住宅ではかなり規模の

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