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【すべてが水戸になる】本間幸司指数と無限J2宇宙

というわけで、水戸の本間幸司が引退しました。1996年に浦和に入団後、1999年に水戸に加入し、2000年に水戸がJ2に参入すると、それ以降J2歴代最多の576試合に出場(2024/9/27現在)したのは快挙の一言。J2が1999年に始まって以来、本間幸司がいなかったのは1999年だけであり、本当に水戸の顔、J2の顔と言っても差し支えないでしょう。

偉大な選手の引退に、少しでも花を添えたい。というわけで、本間幸司はJリーグにおいてどんな位置にいたのか。それを例の指数で換算しようと思います。

本間幸司と1度でも同じチームでプレーした選手は指数1、マルキーニョスと同じチームでプレーした選手とプレーしたことがある選手は指数2という具合に計算していくという1種のゲームですね。エルデシュ指数ケビン・ベーコン指数の一種と考えてもらえばいいです。今までは移籍の多かった選手でそれをやりましたが、ほぼ移籍してない本間幸司ではどうなるのでしょうか。それでは、まずはJ2から!


J2

予想した通り、本間幸司指数というよりは水戸ホーリーホック指数になりました。当然です。本間幸司は水戸でしかプレーしてないのですから(浦和では出場試合0)。絶対に全部1でいけると思ったのですが、それはやっぱり難しかったです。ヘナンとか水戸で絶対やってそうな顔してるのに。終盤に本間幸司からのロングボールを前線で競ってそうな顔なのに。

よくよく見ると、監督とかコーチが入っていますが、気にしないでください。選手じゃなきゃいけないなんて、誰も言ってないです。ルールを決めるのは私ですから。しかし、現在藤枝で監督をしている須藤大輔監督のキャリアのスタートが水戸だったなんてことはすっかり忘れていました。ただ、ここまでJ2に支配力があるということは、もはや本間幸司リーグと呼んでも差し支えないと思います。来年から改称してください。明治安田生命本間幸司リーグです。

J1

次はJ1です!さすがに指数1の数はJ2よりも減るかと思ったのですが、思ったよりも減ってなくてびっくりしました。やっぱり、「おらっ、持ってる間に育てとけよ、俺のポケモン!」と若い選手を水戸とか松本とか金沢とかあのへんに放り投げとくムーブをJ1チームはしますので、自然と本間幸司経験者は増えていきますね。

ともあれ、つぶさに見てくと、なかなかトリッキーな繋がりが見えてきます。好きなのは新潟の鈴木孝司が町田でチームメイトだった森村が水戸にいたことですね。ハイパーテクニシャン森村昂太も去年引退していたということを知りましたが、意外とまだ36歳とかでびっくりしました。あと、山田康太が水戸にいたことを完全に忘れてました。たぶんその後の山形での活躍が鮮烈だったこともあり、ローン武者修行地獄変のことをわすれていたんだと思います。というわけで、J1も本間幸司リーグでいいと思います。

日本代表

本間幸司自身は日本代表の経験がありませんが、J2もJ1も制覇したので日本代表でいいと思います。というわけで、直近の日本代表選手を調べてみました。なんとですね、全員指数2以下で収まったんですよ!!!J2どころかJ1もほとんど経験がない選手がかなり多くなっているので、これは奇跡といっていいんじゃないでしょうか。

実際、スレスレだった選手は数多くいて、菅原、中村敬斗なんかはほんとにピンポイントでぎりぎりでしたね。堂安律が小椋祥平に救われたのは爆笑してしまいました。水戸のマムシの名に恥じないといったところでしょうか。あと、大活躍したのは、小林悠です。川崎経由の海外組が多い中で、光る2008年特別指定水戸。数々のフロンターレ戦士たちを救いました。素晴らしいの一言です。

また、前田大然、小川航基の指数1が光りますね。この2人に関しては、「水戸が育てた」というのは声を大にして言っていいのではないでしょうか。たぶん本間幸司も育ててたと思います、きっと。

海外有名選手

最後に海外有名選手です!ここで活躍したのはこの男です!

水戸時代のゴールの画像が怖すぎて、私に「暗黒僧侶」呼ばわりされていた前田大然です!(暗黒和尚とも呼んでいました)

前田大然は2017年水戸所属で指数1、そして周知のとおり現在セルティックにいるので、そこで一番有名な同僚と言えば、今年引退を表明したジョー・ハートです。マンチェスター・シティに長く所属していた彼がいることで、シティルートが打通するんですね。というわけで、デ・ブライネが指数3です。また、バロテッリも指数3なので、そこからインテルルートに行くことも可能です。サネッティを遡って、ポール・インスまで指数5で辿り着きました。インスはもっと低い指数でいけるかもしれません。
※コメントで教えてもらいましたが、長友→サネッティルートで4で行けるそうです!

また、イニエスタルートの活用もできます。これは本間幸司特有というわけではありませんが、途中で宮大樹を挟むことによって、メッシまで指数3です。今をときめくエムバペも4でいけるので、レアル・本間幸司にチーム名を変えちゃってもいいんじゃないでしょうか。

おわりに

というわけで、本間幸司から広がる世界を楽しみました。本間幸司の偉大さ、ひいては水戸所属選手の幅広さを感じられたのではないでしょうか。

本間幸司にはわがジェフユナイテッド千葉も幾度もシュートを阻まれてきましたが、20世紀からプレーを続けている数少ない選手がいなくなってしまうのは寂しいですね。J2開始から1年を除いてずっと所属している選手というのは、これから絶対に成し遂げることができない偉大な記録です。本当におつかれさまでした。

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