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【全チーム】2024ジェフユナイテッド千葉選手別中間報告アタッカー&監督【自動昇格させろ】

後ろの方の人たちに続いて、前線の人たちです。これから200点とってください。

まあ期待値よりはずれましたが、折り返し地点での順位としては近年稀に見る上位におりまして、とりあえずプレーオフでホーム開催ができるようなところをまずは目指していただきたいものですな。


攻撃的MF

田中和樹

完全移籍からの12節連続先発、怪我で5節欠場したものの18節にはまた先発で復帰とレギュラーの座をがっちりと掴んだ暴走特急。サイドハーフ全員の中で最も速く、走りの持続力があるので、守備でも攻撃でも戦術に最も適合していると言えるでしょう。昨年途中まではヨーイドンの先が目をつぶってクロスしかなかったのですが、そこがだいぶ改善。マイナスのクロスやふわりとしたピンポイントクロスも上げれるようになり、そんなことできたのか、という大きな驚き。やはり若い選手は試合に出すとどんどん成長しますな。あとはもっと点を取れるとさらに上のステップにいけます。また、ロングスローもだいぶ距離を伸ばしてきて、こちらも成長中。カーブ、フォーク、ツーシーム、スライダーなど直球一辺倒ではなく緩急を使ったロングスローを覚えると投球の幅が広がるのではないでしょうか。

和製前田大然みたいな選手になるのであろうか。

横山暁之

今シーズンの補強のヒットではないでしょうか。見木が抜けた後にそのままというのを最初にやったのですが、さすがに軽量過ぎて守備面でボランチやるのは無理があったので、トップ下に落ち着きました。まあ、とにかくうまい。間で受けて、ターンして、持ち上がりができるので、攻撃のポジトラにおいて重要な存在となっております。そして、持ち味はスルーパス。田中や椿などのアタッカー陣に定規で測ったような正確なスルーパスをビシビシ通します。ボックスにもどんどん侵入してくるし、現代的なオフェンシブハーフという感じですね。もうちょい点が取れるとさらにいいですな。反面、守備面では線が細いためになかなか限界というものがあります。ただ、どう考えても無理だけどとにかく止めなきゃいけない!エマージェンシー!という場面では炎のロケットスライディングをかませる強い気持ちの持ち主です。当然イエローです。また、全体的にかわいい王子様風なのですが、公式グッズで吊り革を発売されたときには、横山を吊り革で連れ回すという謎のプレイを披露していました。

笑顔で吊り革をつけられる横山きゅんを見て、新たな性癖に目覚めたみなさんはご連絡ください。

椿直起

今シーズンはドゥドゥドゥドゥと併用となっており、プレータイムを去年より伸ばしています。速さは相変わらず、ですがボールを持つとドリブラー固有スキル「目の前の敵全部抜く」が発動してしまい、サッカーIQが著しく下がるドリブルジャンキーとなってしまったのですが、今年はだいぶ改善してきました。ワンツーではたいたり、裏に抜けたりと徐々にではあるけれども、プレーの幅が広がっております。グーもパーもあるから、チョキが生きるわけで、いろんな選択肢がある中であれば、ドリブルのキレも効果が上がるんですよね。あと、さらにいいのは、逆サイドのクロスに大外から飛び込むことが多くなったこと。このままドリブルだけじゃない万能アタッカーとして成長にしていってほしいものです。そして、セレッソが買う。

ドゥドゥ

ドゥドゥが二人になることでどうなるかと思いましたが、ドゥドゥジーニョとかに改名させられなくて一安心。成分表を見ると、陽気50%、ドリブル50%というハイパー陽キャブラジリアンは今年も開幕から先発でした。ですが、全くキレがなく大ブレーキ。ドリブルで抜けないわ、シュートはあさってに飛んでいくわ、それでも陽気だわということで、早々に椿にポジションを奪われました。しかし、「冷えたブラジル人は温めろ」「ドゥドゥは熱いうちに打て」という古の格言通り、気温が上がってくるにつれて徐々に解凍。順調に状態を上げてきていて、15、16節には連続得点。この調子でいけば、夏頃には敵の秘密基地に一人で乗り込んで司令官の首を取って基地を爆破し、自分はバイクで脱出してくるんじゃないでしょうか。ぜひ期待しましょう。ともあれ、陽気なブラジリアンたちのまとめ役なので、シーズン終了までワンナイト・カーニバルでサターデーナイト・フィーバーでよろしくお願いします。

ウタカの誘拐は失敗しました。

風間宏矢

ミスターリンクマンで今年も開幕は先発していましたが、横山の台頭によって出場機会がだいぶ減りました。横山のほうが若くて速いので、いたしかたない面もあります。途中出場でも特に劇的に状況を変化させるタイプではなく、長い時間でリズムを生み出すタイプなので試合を安定化させるのには向いてますが、一気に逆転とかそっち方向にはいかないですな。まあでも横山が1年間元気でいる保証もないので、きっちりとこのまま準備をしていて欲しいものです。

岡庭愁人

FC東京からのレンタル。サイドバックということで、高橋のバックアッパーで使うのかなと思ったのですが、一列前で使われています。去年、一昨年と大宮にいたので、去年の大宮でのジェフ戦で普通に出ていたのですが、実際見に行ったのにそんなに印象がありませんでした。逆サイドの茂木力也のほうが目立っていたくらい。どういう選手なのかな、と思っていたら、ハイパークロスマシーンでした。とにかく縦に出る、そしてかなり強引でもいいからとにかくクロスを上げるというスタイル。おそろしく脳筋の選手が来たな、と思ったのですが、これがけっこう効くんですよね。岡庭自身も走力があるので、1試合これをやられてるとかなり相手DFもしんどい模様。キックの鬼。小技は効きませんが、後半戦もビシバシ上げまくってください。そして完全移籍してきなさい。

むっつりすけべ顔。

米倉恒貴

今年も終盤のダイナマイト枠で使われていますが、今のところ湿気り気味で不発。去年の異常な勝負強さが失われた感がありますが、あくまで去年が異常だったこということでしょうね。ただ、点は取れてないものの、終盤劣勢の時にとりあえずカオスは生み出せているので、ガチャ待ちでしょうか。はやくダイナマイトしてください。

高木俊幸

序盤に交代出場してからしばらくベンチ外が続きましたが、18節岡山戦で今季初先発。内容的には可もなく不可もなくという感じでしたが、よく走っていましたね。ただ、このチームのサイドハーフだとちょっと走力が厳しく、トップ下だと間受けで横山と風間には劣るという感じでしょうか。シュートはうまいと思うので、そこで違いを見せられれば、という感じ。問答無用の得点で黙らせてください。ヘアバンドは相変わらずとんでもなく太い、引退後のスナイデルよりも太いです。

佐久間太一

13節で右サイドハーフで先発。他の試合ではベンチ入りすらしていないので、突然の先発にびっくり。しかし、いわき相手に劣勢で力を発揮することができず。そもそもサイドの選手かどうかもよくわからない状態です。がんばろう。

新明龍太

昨年輝きの片鱗を見せたかと思ったのですが、今年は今のところ出場ゼロ。怪我をしてるんでしょうか?がんばってほしいものです。


FW

小森飛絢

チームの最重要人物。今期は開幕から全開。前半戦で9得点は立派の一言。裏抜けとポストプレーがビルドアップでの大きなピースとなっていて、小森が抜けると攻撃の組み立てがグレンフィディック15年からイオンブランドのウイスキーに大幅グレードダウン。体力もアホほどあるので、運動量が多いのにフル出場していることも多々あり、動力源が原子力なのではないかという噂も。久しく見なかった大エースと言っても過言ではないでしょう。序盤はあまりに得点を一人で狙いすぎて強引にシュートに行く場面が多く見られましたが、最近ではそういったセルフィッシュさも控えめに周りを生かすプレーをしています。ゴール前の冷静さは際立っており、守備もするし、正直非の打ちどころがありません。最前線に小森がいることから攻撃は設計されているので、抜けたら大打撃どころか本当に終わりといっていいでしょう。夏にJ1というのはちょっとないかなーと思いますが、怖いのは海外。シント〇トロイデンとか、ポ〇ルティモネンセとかボー〇フムとかウラワ〇レッズあたりはなんかリストアップしてそうだし、本人としても将来を見据えたら海外のチャンスは逃したくないでしょう。普通にやれると思うし。できればいかないで欲しいですが、行ったらがんばってね。代表めざしましょう。

ゴール前のCool Killer(寒冷殺人魔)すぎますな。元ギリシャ代表のゲカスと同じタトゥーを入れましょう。

呉屋大翔

悩める大砲は今季も模索中。12試合2ゴールは、出場時間が少ないとはいえ、ちょっと不満でしょう。呉屋といえば、全くゴールの匂いがしない状況から唐突に得点を決める脈絡なしストライカーの系譜ですが、そういったゴールは減っています。出場したときに小森と同じようにポストプレーなどの脈絡のあるプレーをさせられてることが原因でしょう。呉屋の使い方はそれではいかん、と思うのですよ。とにかくゴールだけを狙わせる、前線でふらふらさせる、ピッチで焚火とかしていても怒らないという使い方をすれば、自然とゴールは増えてくると思います。ただ、それで勝てるかどうかは知りません。

これは全く脈絡なくてよかった。

林誠道

金沢から加入するも、3試合途中出場のみ。トータル30分程度ではどうにもこうにも評価できませぬ。1トップが基本で先発の小森が鬼体力という非常につらい立場。臥薪嘗胆でチャンスを待ちましょう。


監督

小林慶行

昨年終盤に破竹の勢いでプレーオフに殴り込み、今年も主力が概ね残ったということで昇格レースでも推す人がかなり多かったですが、自動昇格圏からはだいぶ離れ、今季もプレーオフ争いといった様相を呈してきました。やはりチームは水物、同じ監督で同じメンバーでやっていても同じ結果が出力されるというものでもないんですよね。ハイプレスも対策されてなかなかいけなくなりましたしね。ただ、チームの練度としてはだいぶ仕上がってきています。前プレもビルドアップでだいぶ外せるようになってきたし、ゴール前での崩しもクロス多めとはいえ、パターンがだいぶ増えてきました。横山や久保庭のような新戦力も台頭してきています。それでも勝ちきれない試合が多いのは、相手に応じた対策を取ってる形跡があまりないからなのかな、と。たとえば勝っている試合で5バックで守り倒す、という割と基本的なことですら、ほとんどやっていないんですよね。基本的に自分たちがやりたいサッカーがまずあって、そこからはみ出す範囲まで変化させて勝ち点をもぎ取ったりすることは、やりたくないのか、できないのか。そこで失った勝ち点というのが上位との差なのかなあ、と。基本理想派の監督だとは思うのですが、名古屋の長谷川健太監督とか町田の黒田監督なら取ってたような気もします。後半になって泥臭く勝ち点をとっていけるのか。それとも、あくまで自分たちのサッカーを貫くのか。チームとしても、監督個人としても、一つの分水嶺なんじゃないでしょうか。

ダメだったらWイチローでなんかしましょう。


以上、後半戦もジェフユナっていきましょう!

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