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【肉でも】2024ジェフユナイテッド千葉選手別中間報告GK&DF&ボランチ【魚でもない】

J2がちょうど半分折り返しということで、恒例の中間報告です。19節終了時点で我がジェフユナイテッド千葉は7位とプレーオフ圏外にいます。今年も「思ってたんと違う!」という感じですが、思ってた通りにいったシーズンなんて1回もなかったので、サッカーとはそういうものなんですよね。

というわけで、自動昇格はけっこう遠いけどプレーオフ争いには絡んでるしなー、となんとも言えない感じですが、とりあえず前半戦を選手ごとに振り返っていきましょう!


GK

藤田和輝

今年の大守護神です。新潟からのレンタルで、昨年までは栃木、今年は千葉で修行です。五輪代表候補ということですが、さすがにスケールが大きいですね。ちょいちょいミスはあるものの、それを補って余りあるポテンシャルをビンビンに感じます。また、キックが非常にいい。前線にスパンスパン低弾道のキックを届けていて、それが直接小森に通ったりすると、スタジアムがどよめくんですよね。なかなか千葉にはいなかったタイプのGKなので、すごくいいです。ただ、足元に自信があるので、かなりひきつけてヒヤッとする場面も試合中にちらほら。実際、16節の愛媛戦では年間ベスト級のオウンゴールもかましてしまったわけですが、全然いいと思います。ドンマイ。7-0で勝ってた試合ですし、ご愛敬、ご愛敬。臆せずにばんばん捌いてほしいものです。ただし、プレーオフとかではお願いだから思いっきり蹴っ飛ばしてください。新潟はA代表に入った和製柄本佑こと小島亨介がいるので、その去就次第という感じなんでしょうか。ぜひ残って欲しいものです。

鈴木椋大

昨年は正守護神も、今年は藤田にポジションを譲る形。リーグ戦3試合で先発するも、基本はバックアッパーでした。ただ、悔しいだろうにそんなことは微塵も態度に出さずにベンチで盛り上げ仕事をやっていて、立派な人ですな。プロとはこうあるべき。ヘアバンドは健在です。

高木和徹

いつの間にか出戻りしていた、Jリーグナンバーワン名前どこで区切るか間違える選手。高木和 徹 です。出場はなし。がんばれ。

青嶋佑弥

今季からレンタル加入。見てないので書くことありません。がんばれ。

DF

鈴木大輔

開幕からレギュラーとして君臨するも、12節で怪我して以降はベンチ外で、18節にようやく戻ってきました。CBの層がかなり薄いので、長期離脱はなるべく避けていただきたいものです。今年は時折大量失点をするというよくわからないチーム状態の中、守備ではいろんなCBと組みながらなんとか踏ん張っておりました。まあ失点してるので踏ん張れてないんですが、前プレ外されたときにネイキッドな状態になると、そこを個人でどうにかできるみたいなスーパーディフェンス力はDF陣で誰もいないので仕方ないですな。今年のキャプテンで特筆すべきなのはその得点力。セットプレーからすでに3点を上げていて、その他にもドンピシャでヒットするヘディングシュートが多数。昨シーズンからその傾向は見られましたが、何かに開眼した感じがしますな。もうトップに上げて放り込んでもいいのではないでしょうか。あと、ルーキー久保庭と組むときは左CBになるのですが、そっちはやっぱりちょっとビルドアップの面でも守備の面でも結構怪しくなっちゃいますね。久保庭左でもよさそうな気がするのですが。ともかく、怪我に気をつけて。

久保庭良太

もう、守備の要と言っていいでしょう。大卒新人ですが、がっちりとレギュラーを確保。CBの中では一番スピードがあるし、落ち着いている。技術も十分で、現代的なCBと言っていいでしょう。まだカオスってる時の対応などはバタバタすることもあるものの、普通にこれからの千葉を背負って立つ逸材であることは疑いありません。こういう選手が横浜なんとかマリノスとかガンバなんとか大阪とかの人さらいに連れていかれないように我々はその存在を全力で秘匿しなければいけないんです。え??クボニワ……?はあ、そんな選手いましたかねえ、あははは、ちょっとこちらは千葉のほうでして、なかなか言ってることがよくわかりませんなあ。どうです、ちょっと歩いたら別のチームがあるんで、そちらを当たってみては。ええ、ええ、柏レイソルっていうんですけどね。長崎戦で怪我をして3ヶ月離脱とのこと。普通に主力だったので早く戻ってきてください。

かわいい顔をしています。ちなみに左が久保庭です、右はメンデスです。メンデスもかわいいです。

佐々木 翔悟

今年は怪我もあったせいで、序盤は久保庭にポジションを奪われました。ただ、その後に鈴木キャプテンの怪我などもあって、スタメンで出る機会が増えましたが、5~600分というのはなかなか寂しいものですね。プレーの特徴は相変わらず。キックは素晴らしく、対角線の田中だの岡庭だの小森だのにびゅんびゅんロングキックを低弾道でぶっ飛ばします。弾道ミサイルS-SASAKI22と勝手に呼んでいますが、なかなかこんなキック蹴れるCBはJ2にいないでしょう。半面、対人ではフィジカル負けすることもけっこうあり、特にスピード系は苦戦している印象です。また、キックはいいのだけれどショートパスでの組み立てというのがあまり得意ではない模様。ロングキックで相手の逆を取りたいのはわかるんだけど、その前にショートパスで遊びを入れたり、フリーならドリブルで持ち上がったり、というジャブを入れておくと、その後のロングパスの効果もメキメキと効いてくんじゃないでしょうか。あともっと肉とコーラをキメて胸板を厚くしましょう。18節ではちょっと不運な退場もありましたが、まあそういうこともある、ということでドンマイ。

無の表情がとてもよいですね。

メンデス

普通にけっこう先発しているメンデス先生です。相変わらず前と高さには強いけど、それ以外はけっこう怖いというトンカチ型のCBです。裏への対応はそんなに得意ではありません。メンデスにハイラインをやらせるのはかなり無理があるのではないかと思うのですが、まあそれでもいる面子でやるしかないのでとにかく頑張っていただくしかないでしょう。ビルドアップについてはパス出しは若干怖いんですが、果敢な持ち上がりをけっこうやっていて、それで相手をうまく剥がせていることがありますね。また、ちょいちょいPA内で怪しいことをやっており、VARがあったらお縄というケースもちらほらと見かけますが、私は見ないふりをしています。J2にVARがなかった恩恵をジェフで一番受けているのが、このメンデスかもしれません。負けていても前線にCBを上げたりというパワープレーをすることが少ないので、メンデス大作戦はそれほど見れていません。はやくメンデス大作戦で相手ゴールを木端微塵に爆発させる試合を見てみたいものです。

実はまだ29歳。

谷田壮志朗

出番なし。まだまだ修行中でしょうか。がんばれ。
※大怪我中だそうです

髙橋壱晟

昨シーズンの途中から右SBにコンバート。だいぶ板についてきました。元々貢献度の高かったビルドアップは当然のことながら、守備においてもだいぶ向上してきました。時折スピード系にすっこーんとぶち抜かれますが、それでも去年のコンバート当時よりは目に見えて改善し、簡単にやられることはほとんどなくなりましたね。まあまあタッパもあるので、逆サイドからのクロスに対応できることも大きいです。前述のビルドアップと前線に上がっての高速クロスやシュートなどを加味すると、おつりが出てくる働きで収支は大幅+。チームトップの出場時間は信頼の現れでしょう。無尽蔵の体力オバケで後半ロスタイムに駆け上がったりしているところに青森山田魂を感じますが、某町田ゼルビア(神奈川)には移籍しないでください。普通に向いてる気がするけど。

栃木戦のゴールはお見事。

日高大

引く手あまただったろうに、なぜチームに残ったのかよくわからない日高ですが、今年も主力中の主力であります。左サイドは彼がいないと機能性が大幅に低下。全体的なインテンシティが高く、守備では相手の封殺に、攻撃では勢いよく大外を駆け上がりと獅子奮迅。また、ウインガーを追い越すだけでなく、インナーのポジションでボールを受けて大外にスペースと時間を作ったりと考えてやれていますな。キック力があるので、プレースキッカーも田口と一緒に務めています(ほとんど田口が蹴るけど)。19節山口戦で直接FKを決めましたが、こぼれ球をぶっ叩いてエグいボレーを撃ちまくっているので、いずれ流れの中からの得点もいけるでしょう。ただ、あまりにもクロスが鬼の速さで一辺倒なので、相手にぶち当たるか味方が合わせられないかどちらかという感じです。正直あれに合わせられるの、卓球の平野美宇とかじゃないと無理なんじゃないでしょうか。なかなか難しいでしょうが、大外へのピンポイントハイクロスとか、ニアへのあえてスピードを落としたクロスとかどうでしょうか。「男はパワーだ!」という主義主張を持っているなら、まあ仕方ないですね。

愛媛戦でのこのスルーパスはエロかった(1分50秒頃)

矢口駿太郎

基本的にはバックアッパーという位置づけ。サイドバックの交代枠として終盤に出てきたりしていましたが、今年は中盤でも出てたりしていました。前半戦のハイライトは14節横浜FC戦。連戦でのターンオーバーで左SBで先発したところ、横浜FCの右サイドを封殺。攻めあがってクオリティを出せたりはしないのだが、とにかく足が速くて活動量が多いので量的な部分では問題ないでしょう。ただ、その後はベンチ外(怪我?)。攻めあがってのクロスとかでもうちょい違い出せるといいですね。

松田陸

今年は出場ゼロ。怪我をしている?のかどうかわかりませんが、左右のSBが絶対的なので、なかなか牙城を崩すのは難しいかもしれませんね。夏に移籍するかも。がんばれ。

契約更新の際のポーズが懐かしい。

守備的MF

田口泰士

今年は序盤から5試合欠場しましたが、やはりチームの要。最初は横山と組んで去年のアンカー気味の位置を務めていましたがちょっとうまくいかず、去年の見木の役割(インサイドハーフ気味)をやるようになりましたが、そこで得点力を発揮。クロスに合わせてPA内にがんがん入ってくるようになって、ストライカー的な能力を発揮しつつあります。普通にヘディングが強いし、入ってくるタイミングがよい。そういう能力もあるのかとびっくり。シュートがべらぼうに上手いわけではないのですが、小森の開けたスペースに飛び込むという仕事はできているので、後半も得点は伸びるんじゃないでしょうか。ただ、怖いのは怪我。年齢を重ねるごとに徐々に出場機会が減ってきており、それを見越した編成をそろそろ考えざるを得ないのかな、と。出れば普通にうまいんですが。

小林祐介

ほぼレギュラーを確保した多部未華子兼ボールハンター。田口がインサイドハーフに移ったおかげでサブから昇格。元気にボールを刈りまくっている、千葉のエンゴロ・未華子・カンテ。セントラルハーフの中では行動半径がぶっちぎりで広く、危機察知能力も高いので、基本前傾気味のチームの中で貴重な安全弁となっています。攻撃に関しては、特別何かを持っているわけではないですが、とにかく安全にボールを味方に渡すことはできるので、それ以上の無理は期待されてないし、そもそもやらないので、それでいいかと思います。このままシーズン終盤まで走り回っていただきたいと思います。さて、多部未華子についての情報ですが、去年公開された映画『流浪の月』に出演しています。アマプラに入ったので、ぜひ見てください。私はまだ見ていません。

品田愛斗

ボランチに怪我人続出で急遽FC東京からレンタル獲得したテクニシャン。うまい、本当にうまい。長短のパスがおしゃれだし、FKも蹴れます。現在所属しているセンターハーフの中では一番テクニック的にはうまいんじゃないでしょうか。というわけで一時はレギュラーを獲得しかけたものの、ここ最近はベンチスタート。組み合わせとして小林&品田だとPA内に入っていく人がおらず、品田&田口だと守備面がかなり不安という感じでしょうか。今のサッカースタイルを考えると、小林&田口(エドゥアルド)のほうが優先的になってしまうと思われますな。小森がいない時に効果的なビルドアップができてないことが多いので、その時の解決策になれば、という感じですが、小森が鬼の体力でずっとピッチに居座り続けるのでそういうシチュエーションもあまりないという感じ。守備面を上げるか、攻撃での貢献度を爆上げするかでしょうか。ちょっと鶏肋っぽい感じになってきました。

中学の同級生にこんな顔の人いがち。

エドゥアルド

磐田からわざわざ移籍金(7000万だっけ?)を払ってまで取ってきたものの、3節で骨折。長期休暇を経て14節を経て復帰も翌節にまた怪我。今のところはなかなかの不良債権と化しております。見木の代わりとして期待していただけに、かなりのダメージ。実際、出た時にはプレッシングの強度もあり、対角へのロングパスも出せるし、PA内への侵入もうまいと、能力を発揮していただけに、余計に怪我が悔やまれますな。ともかく怪我を直してもらって、後半戦の追い込みに向けて仕上げてもらいましょう。

おにぎり好きそう。

熊谷アンドリュー

ベンチ入りゼロ。怪我が長引いてるんでしょうか。早くコンディションを取り戻して、ハイパーサイドチェンジとロケットスライディングを見せて欲しいです。


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