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【昇格、それは】2021ジェフユナイテッド千葉最終報告GK&DF編【君が見た光】

あと1試合残っていますが、もう昇格チームも決定してしまったので、総括ということでいきたいと思います。

今年もジェフユナイテッド千葉は昇格できませんでした。12年連続の昇格失敗ということで、来年は昇格失敗中学への進学が決定しました。おめでとうございます。何がめでたい。プロバイダに連絡して情報を開示してもらいますよ。

ずっと一緒にやってきた京都くんも先にJ1に行ってしまいました。なんとも寂しい限りではありますが、強いものが上にいくという弱肉強食のJリーグなので仕方ありません。再来年のJ2での再会を楽しみにしています。

さて、終盤戦は12戦無敗ということで駆け抜けた千葉ですが、見てる限りは「マジで?」という感じだったのですが、この勢いをそのままに来年こそ悲願の!メジャーリーグ昇格を!勝ち取りたいと思います!ご清聴ありがとうございました!!

GK

新井章太

相変わらずの鍵っぷり。DFがかなり整備されてきてはいるのだが、そこはジェフユナイテッド千葉ということでそれなりにチャンスは作られるのですよ。そこで現れるのがこの男。至近距離のシュートストップに優れ、ハイボールにも強く、判断ミスもほとんどないため、J2ではかなり優秀なGKでしょう。前半戦では前線に的がなくてロングキックどこ蹴ったらいいのかという問題を抱えていましたが、途中から櫻川ソロモンが先発電柱に就任したため、めでたく問題は解決。欲を言えばビルドアップをもう少し頑張れるといいですね。たとえば、前線からプレスをかけられた時に、ソロモンめがけてかっ飛ばすだけじゃなくてWBに浮き球のパスを届けられたりするとだいぶ助かります。でもまあそんなんできるキーパーはJ1でもそんなにいないので、ないものねだりというところでしょうか。来季もよろしくお願いします。

鈴木椋大

新井章太が永久に先発を続けているため、後半戦のリーグ出場はゼロ。見せ場は天皇杯で川崎相手に1失点で抑えたことでしょうか。まあ、試合見てないからどういう内容だったか知らないんだけど。いい感じのベンチの温め方でした。

松原颯汰

出場ゼロなので当然見てない。そのうちにセレッソに期限付きでいってしまいました。戻ってくるとは思うのですが、戻ってくるのでしょうか。

相澤ピーター・コアミ

こちらも出場ゼロ。なかなか牙城は厳しいですな。そろそろレンタルで修業させたいところ。


DF

岡野洵

前半戦はがっちりとレギュラーを勝ち取っていたものの、途中から新井一耀にポジションを奪われました。理由は知りません。試しに交換してみるかー、というノリで代えて、そこからいい感じになっちゃったからなんか代えられなくなったって感じかと思います。足元がそこそこイケる、積極的にオーバーラップして攻撃に参加する、守備でけっこう守れるけどそれなりにポカをするというところで、新井一耀と性能差はそんなにない印象。最近では終盤に電柱として投入されたりもして新境地を開いてる模様。問題は岡野がロングスローを投げるのに、中に岡野がいないというところでしょうか。これを岡野パラドックスといいます。正直、鈴木大輔の代わりにレギュラーでいいと思う。来年も頼みますぜ。

鈴木大輔

序盤はメタメタな内容だったが、3バックにしてからはだいぶ安定感が増したという年でした。ある程度取りどころを限定した状況で前に行くのには強いけど、裏を取られたりカオティックな状況で1on1を仕掛けられるとべらぼうに弱いというピーキーな特徴を備えているので、いかんせんチャン・ミンギュのカバーなしでは結構しんどそうな感じ。単純に空中戦が弱いというのも見逃せません。また、3バックになってから積極的にオーバーラップするのだが、ボールを持って何かをできるわけでもないので、見木、末吉の囮としての役割が主になっていますね。それでもないよりは全然いいんですが、もうちょいビルドアップにおけるプレス耐性があると助かります。ユン監督が来季も残るということで、キャプテンとしてそのまま残留でしょう。ベテランらしくうまいこと弱点を誤魔化して頑張って欲しいものです。めちゃくちゃ美味いコーヒーを淹れそうな見た目をしている。

チャン・ミンギュ

ディフェンス・リーダーとして年間を通して君臨。賢く、強く、ビルドアップもこなしていました。両CBがちょいちょいポカをするのだけど、そこのカバーリングもかなり的確。いて欲しい時にいて欲しい場所にいるという、完全な守備の要でした。急に髪を染めるなど、おっさん上司が扱いに困るOLムーブみたいなことをしても許されるくらいの、特別な存在。来年はぜひ残ってもらわないと困るのだが、いかんせん大卒選手のためキャリアのためにはそろそろステップアップも考えていかなければならないのが辛いところ。もしいなくなると、補強にもよるけど鈴木が真ん中で岡野、新井が両サイドという事故しか考えられない3バックが完成してしまいますね。それでも、移籍しても驚かないくらいには能力があります。水原三星、蔚山なんか怪しいし、J1でも獲るところあるんじゃないかなあ。残ってくれたらありがとう、行ってしまっても2年間ありがとう。

新井一耀

よく理由はわからないけど岡野からレギュラーを奪い、今に至るという感じです。DF陣で鈴木、チャンに次ぐ出場時間は立派なものではないでしょうか。前半戦で干される原因となったボールを奪われての失点などがあったり、ボールを持つとそこそこ怪しいところがありますが、足元が下手というよりはある程度蹴れるから判断が怪しくなっているというような感じも。守備でもちょいちょい見せる迂闊さはあるのですが、それを理由に選手を切っていったらJ2では選手がいなくなってしまうので、どんどん使っていきましょう。チームで設定しているWBが持った時にインナーラップでPA内に侵入していく動きは、CB陣の中では最も迫力があります。CBの頭数が全く足りないので、来年もぜひ残ってください。あと、DAZNのサムネが新井一耀の「バレちまったら仕方ねえな」みたいだったのは笑いました。

米倉恒貴

序盤に使われていたのだけれど、途中で完全に消え、最近になってようやく発掘されました。FWの頭数が足りないからなのか、昔懐かしのシャドーで起用されてたりしました。相変わらずキックはうまいのだが、そもそも身体能力の強さで成立していたプレーが多かったので、年を取って急速に幅が狭まってきた印象。ベテランになると、ここで細かい繋ぎや絶妙なポジショニングを覚えて生き残るタイプがいるのだけれど、米倉はどうもそちらの方向にはいかなそう(いけなそう)です。従来通りのプレイを続けていくとすると、さすがに主力としてはカウントしづらくなってきました。佐藤勇人がいなくなった今、生え抜きとして引っ張っていって欲しいのですが、そういうタイプでもなさそうな感じなので、どうなるのかさっぱりわかりませんな。とりあえずサウダーニャに気合いのビンタを入れるなどして、チーム内の綱紀粛正に励んでいただきたいものです。

小田逸稀

消えた。23節までバリバリのレギュラーだったのが、その翌週からパタッと出場せず。戻ってきたのは39節ということで、怪我でもしてたんですかね。ジェフユナイテッド千葉は怪我のリリースが全くないので、突然出場しなくなっても干されたのか故障なのかわかんないんですよね。ただ、「お、俺は……俺はこういうやり方しか知らない……」という感じで愚直な縦の上下動とPA内のハイボールに突撃する仕事以外は不得手のようなので、サイドからのパスワークでの攻略を目論む今の千葉ではミスマッチでしょうか。それでも、ここ3試合くらいでは末吉が体力が切れると出場していて、京都戦では馬力を生かしてゴール前の空中戦に参加していました。なんでやねん。レンタル選手ということで来年はどうなるのかさっぱり。絶対的なレギュラーなら獲得は打診するのだけれど、そうでもないので非常に扱いが微妙です。ただ、鹿島に戻っても使われるわけでもないでしょうしねえ。残ったら馬力を生かしてまた頑張ってください。

伊東幸敏

完全に行方不明。4バックだとサイドでなんとなくそつのなさを見せていたのだけれど、3バックになってからWBで使われることはほぼなし。WBが無難だと攻撃が完全に手詰まりになるのでやむを得ないでしょうか。あと、終盤になると必ずガス欠になって交代するのは、さすがにフィジカル的に厳しいものがありますな。ゲルマン魂と同じくらい不確かな「鹿島らしさ」を随所で見せていたのですが、来季はいない気がします。せっかく完全移籍で来たのに……。

溝渕雄志

夏に栃木SCに再びレンタル移籍。わずかに出場機会があった時もインパクトを見せることができなかったので、このままさようならということになりそう。これで育てられなかった新卒SBは何人目でしょう。新卒SBの墓場、それがジェフユナイテッド千葉。

安田理大

前半戦は右のWBのレギュラーだったが、福満のコンバートによってベンチへ。ここ最近の無敗期間ではサイドのクローザーとして投入され、渋い仕事をしています。流石に対面の相手をぶち抜いてどうこうみたいなシーンはほぼなくなってしまったのだが、それでも劣勢時には手を尽くしてクロスを上げ(精度はともかくとして)、勝っている時にはビルドアップでうまいこと落ち着きどころに。ただ、さすがに守備でぶっちぎられたりちょいちょい怪しいシーンが増えてきているのも確か。来年はさらに出場機会が減りそうな感じではあるが、陽気なキャラと名前で相手がビビるので、ぜひ残留をよろしくお願いします。セックス!


MF&FW編はこちら!


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