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【スタートダッシュ】2023ジェフユナイテッド千葉選手別中間報告GK&DF&ボランチ【毎年失敗】

なんともう週末には折り返しですね。なに折り返してんだ、まっすぐ生きろって思うんですが、どうしようもありません。今年は新監督のもとスタートダッシュや!と思いきや、爆発逆噴射してしまいました。毎年のことなので、もはや驚きもしませんね。イーロン・マスクのロケットよりも爆発してるんじゃないでしょうか。イーロンもはやくジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしいです。(これを打った時にタイプミスで変換したら「呪符ユナイテッド千葉」になりました、本当にありがとうございます)

20節を終えた時点で、我がジェフユナイテッド千葉はJ2で16位という微妙の極みの順位であり、誕生日プレゼントにお徳用かつおぶし大パックをもらった時のような顔をせざるを得ません。16位ですよ、16位。これで2000チームあったらかなりすごいですけど、J2はなんと22チームしかないのです。

特に振り返りたくもないんですが、シーズン半分過ぎたら振り返るという謎のタスクを自分に課してしまっているので、しょうがないのでやります。

まずは後ろの方の人から!

GK

新井章太

怪我で1試合とちょっと抜けた以外は、今年も正GKとして活躍中です。今年はボールを保持していくぞ!という姿勢を去年より見せているので、ボールをただただ遠くにかっ飛ばせばいいわけではなく、繋ぎも求められています。ただ、そんなもんクラシカルスタイルのGKにやれって言ってすぐにできるはずはないので、基本的にはちょっと詰められるとかっ飛ばしてしまっていますね。かっ飛ばしてもソロモンはいないので、普通に競り負けてますが。相手もそれを理解して、あからさまに新井章太を狙い目にしてるふしもあります。サイドへの振分けなんかは前よりうまくなってますが、まあGKのプレス耐性なんて中々成長せいないですからね。ほんとにパスを繋ぐサッカーをやりたいんならそういうGKを買ってくるのが一番ですが、そこを代えないってことは、金がないのか、それとも本気でそういうサッカーやらないのかどちらかでしょう。あと、例年よりもシュートストップの調子が悪いと思われます。去年まで止めてたところをけっこうやられてる。後半戦はぜひがんばっていただきたい。

鈴木椋大

新井の怪我によってリーグ戦は2試合出場。2試合とも負けという結果でした。大分戦は2失点と残念な結果でしたが、よかったのか悪かったのかもあんまり覚えてないです。たぶん、鈴木のせいじゃないと思います。あと、天皇杯も出場して、大宮にやられました。見てないけど、鈴木のせいじゃないと思います。

松原颯汰

出場なし。がんばれ。

DF

新井一耀

20試合フル出場という、まさに守備の要です。対空・クロス要因としてはかなり強く、スピードもそこそこあるため、J2では頼りになるCB。最初のハイプレス戦術ではかなりオープンな展開で苦労していましたが、ユンスタイルに戻してからは実家のような安心感のある守備。繋ぎのほうもまずまず。プレスではめ込まれたときに単独で打開するほどの能力はないけど、SBやボランチと連携してある程度前進できています。ダメなときはダメなときでかっ飛ばしていくのもグッド。逆にフリーで持った時のほうが意味が分からなくて、なんの意図かよくわからない長めのボールを前線に供給されて跳ね返されて相手ボールになるみたいなのが頻発しており、あれは一体指示なのかなんなのか。最近はサイド崩壊→釣り出されて中でずどんみたいなジェフユナイテッド千葉名物が増えていますので、釣り出されたときには2人に分裂してサイドと中で守ってください。あと、一時期エースストライカーくらい点を取っていたのですが、今年は無得点。俺達にはセットプレーしかないので、もっとバンバン点を取ってください。

鈴木大輔

新井と並び、全試合フルタイム出場のキャプテンでございます。ハイプレス戦術下では新井に比べて人に弱くポカも多かったのですが、こちらもユンスタイルに近づけてだいぶ安定しました。持ち出しは新井とどっこいですが、そもそも左CBなのに左利きでないというネックはもう仕方ないですね。J2にそんな都合のいいCBなど存在しないのです。セットプレーでの攻撃面での貢献は新井より上でしょう。2点取ってる以外にも、惜しいシュートを何度も放っています。急に覚醒した感じですけど、なんでしょうか、レヴァンドフスキの映像でも見るようになったんでしょうか。もっと見てください。あと、守備はなんか最近はうまくいってる感が出てますけど、20節終了時点で28失点と全然固くないので、やはり5バックから4バックにしてる影響はあるのかな、と。その分点を取れればいいんですけど、別に点を取れてないというのが現状です。CBあたりに強い外国人選手がいると失点がかなり減りそうな感じはあるんですけどね。

年々、無人島感が増していっています。

佐々木翔悟

今年は1試合のみの途中出場。怪我が癒えて一時期サブにも入っていましたが、現在は完全にベンチ外となっています。また怪我をしてしまったんでしょうか(※藤枝戦で怪我して、天皇杯で復帰したそうです)。その左足からのパス出しは今こそ必要かと思うのですが、なかなかうまくいかないもんです。佐々木の話とはちょっと離れますが、主力を限界まで出場させてるの、どうかなあと思うんですよ。天皇杯もターンオーバーもしなかったですし。確かに怪我やコロナで戦力がいないから仕方ない部分もあるんでしょうけど、あまりにも特定個人に頼りすぎじゃないでしょうか。もちろん個人にある程度依存するのが悪いとは言いませんが、その個もジェフの場合それほどスペシャルってわけでもないですし。CBとか怪我したらどうするんでしょうか。確かに信頼に足る戦力が少ないのはわかるんで、そこは編成面の失敗だとは思いますが、それにしても主力に重きを置きすぎた感があります。

メンデス

CB不足甚だしいのでフリーになっていたのを取りました。京都にいた時に何度か見ているのですが、あまり印象がありませんし、見ていたのもメンデスじゃなくてアピアタウィア久だった可能性が高いです。いまだ出場なし。せっかく取ったから使ってほしいんだけど、今の使い方だと、主力に何もなければパワープレー要員として出てくるくらいになるかも。だけど、空中戦どうなんでしょうか、全くわかりません。

空中戦顔ではありますが、実際どうなんでしょう

田邉秀斗

昨年はトンチキCBとしてレギュラーを獲得しましたが、今年はサブとして2試合出場した後に、川崎のCB不足によりレンタルバック。その後、川崎で大怪我をしてしまいました。今年もトンチキオーバーラップを繰り返してくれるのを期待していたので、残念極まりないです。来年、リハビリでまた来てください。

西久保駿介

昨年がっちりとレギュラーをつかみましたが、開幕時には松田陸にポジションを奪われていました。しかし、鬼連敗から脱出のために選手入れ替えをした10節頃からまたスタメンに復帰。そこからは不動のレギュラーとして君臨しております。全身バネのような身体能力でスピードがあって対人に強く、攻撃参加も頻繁に行うスタイルは、日高と共に4バックに欠かせない人材となっています。また、「怪奇!!ロングスロー地獄!!!」と題して、青森山田かジェフユナイテッド千葉かと思うくらいにロングスローを投げ込み、セットプレーくらいしか決まった形が見当たらないチームの主要な武器となっています。見木や米倉の得点の起点にもなりましたね。今年は肩の調子もいいようで、ロングスローから得点も生まれていますね。最後まで投げまくって、中6日のローテを守ってほしいものです。課題は攻撃でしょうか。上がったときの工夫がそれほどないのが気になります。ただ、クロス一辺倒なのは彼の問題ではなくて、チームの方針という気もしますが。あと、ものすごいジャンプ力があるので、ロングスローの的になることもできるのにロングスローを投げているという矛盾は解決できていません。自分で投げて、自分でヘッドを叩きこんでください。

唸りを上げるストレート三振三振西久保駿介

日高大

今シーズンの守備陣では最高の補強じゃないでしょうか。とにかくエネルギッシュにサイドを上下動し、本当に体力どうなってるんだろう?永久燃料?という感じです。さすがフィジカルエリートのいわき印です。攻撃ではシンプルに縦に抜けてクロスを上げられるのでグッド。左足の精度もいいですね。プレースキックも蹴れる。いかんせん、クロスを送り込んでもピンポイントで小森が合わせるくらいしか選択肢がないので、なかなか結果に繋がっていませんが。ポジショニングもクレバーで、椿が外に開いたら中に位置を取るなど臨機応変。数的不利の守備局面で食い破られることも多いですが、それでも回数の割には一人で何とかしているほう。とにかく無理の利く、いい選手です。椿とのコンビは、遅攻での打開力に欠けるチームにおいて武器となっているので、このまま後半もよろしくお願いします。あと、日高大と書かれると、北海道の私立大学感が多少出てきますね。日高大学昆布学部煮出し学科。

松田陸

序盤は右SBのレギュラーでしたが、鬼連敗脱出ターンオーバーの煽りでレギュラー落ちしました。ハイプレス戦術時代には、CB化して相手のカウンター波動砲が直撃していましたが、松田が悪いというよりも物理的に守り切るのはかなり難しかったですね。攻守に貢献できるいい選手なのですが、戦術変更の被害をもろに受けてしまった印象です。左右のサイドバックができるのでこれからも出番はあるでしょうが、西久保と日高の貢献度が異常に高いので、かなり奮起しないとレギュラー奪還は難しいかもしれません。まだ若いので、切磋琢磨してほしいものです。C大阪の松田陸と完全な同姓同名ですが、両方とも主戦場が右SBなのはさすがに罠過ぎると思います。最初、C大阪のほうが来るのかと思った。

矢口駿太郎

開幕から2節は先発したものの、その後は交代出場のみ。しかも、使われ方としては試合終盤のサイドのクローザーとしての投入がほぼメインタスク。めちゃくちゃ足は速いのだけれど、現状それがあまり武器になってないかなあという感じがします。SBで使うと守備がけっこう危なっかしい。

小林祐介

20節終了時点で、19試合出場先発18試合で最近はほぼほぼフル出場と完全に軸になっている俺たちの多部未華子。攻撃時のポジショニングが割と自由めなので、ボール奪われた時のネガトラがきついことが多々あるのですが、そこを大怪我になる前に防いでるのが未華子です。たまに防ぎきれなくて大出血してることもあります。インターセプト数がたしかJ2でトップクラスなのですが、広範囲に動き回れて危機察知能力に優れた小林の能力がフル稼働しているのではないでしょうか。フル稼働してることが戦術的に正しいことなのかどうかはよくわかりませんが。攻撃は目立った組み立てをしたり素敵なパスを出すことはありませんが、守備面においては未華子がいなくなると非常にまずいことになる、中盤の最重要選手であります。千葉のカンテ。ちなみに、Amazon primeのオススメをただひたすら追っていった企画の中で、多部未華子主演の作品を2本見る羽目になりましたが、両方とも見るのが結構つらい部類のひどい出来でした。未華子は悪くないですが、サッカーに専念していただきたいと思います。

がんばれ小林

田口泰士

ハイプレスで走り回っていましたが、鬼連敗から脱出したあたりで怪我で離脱。まだ復帰をしていません。序盤のハイプレス・アップテンポ戦術とは相性が良かったと思うのですが、いかんせんそれなりの年になってきたので怪我は増えてきますな。序盤のノーガード殴り合いスタイルではイキイキしてたんですけど、ある程度重心を下げた今のやり方はどうなんでしょうか。まあ、現状、見木を下げるか高橋が先発してるかという状況だと早晩先発には復帰してくると思います。そして、また始まるんでしょうか、田口ショットガンシステム。

熊谷アンドリュー

怪我もあり、すっかりとサブになってしまいましたね。ここまでの出場時間は200分強。怪我の間は見木がボランチを務め、メンバーに戻ってからもそのまま見木が出場していて、さらには見木を1つ上のポジションに上げても高橋が出場していたり、かなり序列が下がってしまいました。機動力に優れているタイプではないので、中盤にある程度の機動力を欲しがる小林スタイルでは、自然と重用されなくなっています。ここ数年はボランチといえば田口&アンドリューだったので、転機と言えるのではないでしょうか。ただ、勝ってる終盤に肉弾デュエル魔人として投入されることもあり、そういう使い方もあったのかと得心しました。なんとういうか、元インテリが筋トレしてラップバトルしてる感じですね。本人は「絶対に違う……」って思ってるかもしれません。

高橋壱晟

基本的にはサブ生活だったのですが、田口の怪我&見木を前で使いたいということで、ここ2試合はスタメン。ですが、その2試合で連敗してしまったので、ちょっと厳しい結果になりました。ターンがあまり得意ではなく、組み立てには難がある感じなので、行ってこい戻ってこいサッカーではいいとは思うのですが、しっかり後ろから繋いでいくにはけっこうきついかもしれません。両足のシュートはうまいので、それを生かした攻撃への絡みができるといいのですが。


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