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2020年に紹介した本で、反響の大きかった本 10選

いつもツイッターアカウントで自分が読んでみて、良かった本を紹介しているのですが、「紹介されているのを見て読んでみたんですがよかったです!」なんて声をもらったりもします。

そこで、2020年の1年間に紹介した中で反響の大きかった本のベスト10を紹介したいと思います。

1位 ロジカル・シンキング Best solution

1位はロジカル・シンキングでした。これはもう名著ですね。僕も大学生のころ就活を始めた際に読みました。読んだだけでは正直、身についたとは言えませんでしたが、意識するだけでも全然違いますよね。

<おすすめする層>
・主に就活生、新社会人向け
・全日本人。読んでいないなら読んだほうがいい

2位 外資系コンサルのプレゼンテーション術―課題解決のための考え方&伝え方

2位はプレゼン術の本です。スライドに関する話も少し入っているうえで、効果的なプレゼンの流れが紹介されています。とにかくベーシックに一般化されたものなので、これだけだと平べったいというか面白みのないプレゼンにはなるかもしれません。

でも、いきなりオリジナリティ出して、ピカソみたいなのを目指しては駄目です。ピカソはお父さんが画家でしたから、ピカソに物凄くお堅い基本練習ばかりさせたらしいです。だから基礎力ハンパない上で、あの一般にイメージされる絵を書いてますからね。基礎大事。

<おすすめする層>
・特に社会人若手
・プレゼンの機会のある学生

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3位 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

3位は〈インターネット〉の次に来るもの。

これ、すごく抽象的な内容が多いんですが、経営戦略、事業戦略、そして自分自身のキャリアを考える上でも心に留めておいたほうがいい金言にあふれています。

私たちは進歩の流れの中で、1企業1個人が変えられない【避けられない流れ】の中でいる、ということを大前提としています。その避けられない流れというのは、インターネットのような”テクノロジー”の進化でしばしば起こされるわけですが、本書ではこの避けられない進化の流れを「Becoming」「Cognifying」「Flowing」「Screening」「Accessing」「Sharing」「Filtering」「Remixing」「Interacting」「Tracking」「Questioning」「Begining」の12種類をあげて、それぞれの流れについて語られています。

<おすすめする層>
・経営者、企画系職種のビジネスパーソン
・これからに迷う就活生

4位 超・箇条書き―「10倍速く、魅力的に」伝える技術

4位は超・箇条書き。元A.T.カーニーそして現NewspicksのCSO(最高戦略責任者)の杉野さんが書かれた「文書の書き方」。いろいろな仕事がリモートワーク中心になることで、書く能力がより大切になってきている用に感じます。いかに伝えるか?を考えるのに、ベーシックな手法が詰まっています。

<おすすめする層>
・コミュニケーションを伸ばしたいビジネスパーソン

5位 ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

9万部突破した、中間管理職の重要性、そしてロジックやプレゼンなどのブライトサイドの能力でなく、下交渉などの裏ワザ、ダークサイドスキルに関して書かれた、株式会社経営共創基盤(IGPI) 共同経営者の木村さんの本。本当に企業において、中間管理職の力の重要性は高まっていると思います。「なんか調整役ばかりやっている…」なんて悲しい気持ちになっている中間管理職にこそ、ぜひ読んでほしい本ですね。それがすごい価値のあることだと、示してくれています。

<おすすめする層>
・中間管理職
・はじめて部下を持ってマネジメントをすることになった人

6位 雇用・利子および貨幣の一般理論─まんがで読破─

古典はやはり理解しておいて損なことはありません。経済がどう回っているのか、自分そして企業は何を果たしているのか、そうした視点を持てるのがよいです。

ただ、こちらの漫画はしばしばすごいセールになるので、その際にゲットしましょう。たしか僕は11円か何かのときに買いました(笑)

<おすすめする層>
・経済とかになんとなく興味があるけど、さらっと知りたい人

7位 HIGH OUTPUT MANAGEMENT

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こちらはピープルマネジメントに関する名著。WACULでも、部下を持ち、マネジメントを行う人は全員読むこととしています。

<おすすめする層>
・これからチーム、部下を持つ人
・マネジメントに関わるすべての人

8位 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

延期に延期を重ね、ぜんぜん完成しないため、「IT業界のサグラダ・ファミリア」とまで言われたみずほ銀行のシステム統合で何が起こっていたのかを具体的にまとめた本です。

個人的に一番のハイライトは、3社の持つシステムのどれをベースにするかでモメた際にその差配のために呼ばれたA.T.カーニーが、コンサルティングフィーが3で割りきれないからという理由で値下げをさせられたところです(笑)

<おすすめする層>
・システム構築、DX、プロジェクトマネジメントに関わる人
・組織運営に関わる人

9位 君主論─まんがで読破─

君主論を書いたマキアヴェッリの生涯と、彼が君主論を書くに至る時代背景や考えを紹介した本です。こちらも「まんがで読破」シリーズのすごいセールで買ってみて、さらっと読んだものです。

<おすすめする層>
・古典になんとなく興味があるけど、さらっと知りたい人

10位 戦争論─まんがで読破─

こちらも「まんがで読破」シリーズのすごいセールで買ってみて、さらっと読んだものです。時代背景などを含めた「戦争の考察」というふうにとらえて読めばよい本ですね。

<おすすめする層>
・古典になんとなく興味があるけど、さらっと知りたい人

2020年の個人的なベスト本は「Who Are You」

2020年も何冊も本を読みましたが、一番面白くて参考になったのは「WHO YOU ARE」でした。

組織文化についてよく考えるのですが、それについては正解のないものだと思ってはいます。ただ、様々な歴史上の大組織の特徴、それがよくあらわれたエピソードを教えてくれます。

行動こそが会社の文化をつくる。その以前に、どんな文化が正解であるとかではなくって、どういう行動をするとこういう文化ができるということで、主従が違うという注意点をあげながら語られています。

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<おすすめする層>
・人事や経営者、マネージャーなど、組織文化について関心のある人

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