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暴れて薬を飲まない猫に最適な投薬用おやつとは!? 投薬補助で試した5つのおやつ

口を全く開けてくれない、暴れて言うことを聞いてくれない、など猫の投薬でストレスを抱えたことのある飼い主の方は多いのではないでしょうか。
うちの猫も「体を固定して、頭を持ち上げて、口が空いたところに・・・」なんてのは、まず無理。錠剤を飲ませる場合は、エサに紛れさせて何とか飲ませるしかないのです。
今回のnoteはそんな投薬補助に使用して成功したおやつ、失敗したおやつをまとめたいと思います。同じ苦労をされている飼い主の方はぜひ参考にしていただければと思います。
※なお、各おやつへの評価はうちの猫の感想です。

うちの猫について

改めて名前は「むぎ」と申します。保護猫でした。以下、自己紹介です。

・年齢:3歳 ・性別:メス ・体重:4.5kg ・品種:長毛の雑種
・性格

ものすごくかわいくて美人な猫なんですけど、かなり臆病です。家族以外の人が来るとすぐにベッドの下へ隠れます。ひざの上に乗ってくるような猫特有の所作は持ち合わせておりません。抱っこは好きではありません。ビニールの音と掃除機が大の苦手です。撫でさせてくれますが、調子にのって撫ですぎると嚙まれます。最近、よく鳴きます。壁をなめるのが好きです。と、クセの強い猫ですが、とにかくかわいくて美人なのです。

猫の症状

慢性的な気管支炎なのです。時々咳き込むことがあります。
レントゲンで確認する限り、気管支炎のせいで現在2割ほど肺が機能していません。肺は半分機能していれば生活に支障がないようですが、当然このままほっておいてしまうと、症状が悪化してしまう恐れがあります。また、残念ながら完治も厳しそうで、うまく病気と付き合っていくしかないのが現状です。

飲んでいる薬

症状が慢性的ということもあり、薬を使ってできる限り症状を抑えていかなければいけません。また、気管支炎が感染症によるもの、アレルギーによるものと大きく2種類あるようで、それによっても飲む薬が変わります。感染症には抗生剤、アレルギーにはステロイド系の薬です。
このどちらが猫に効くのか調査も兼ねており、現在は抗生剤を服用しています。また、たんを切る薬(去痰剤)もあわせて処方されました。

・抗生剤:ミノサイクリン
・去痰剤:ビソルボン

この抗生剤がクセモノです。
まず、でかい。錠剤はある程度小さく砕いた状態で処方されます。ひとかけらが1回分になるのですが、抗生剤は半分の状態でした。
そして、猫にとって非常にまずい。抗生剤は特に苦いそうです。恐らくにおいもそこそこあるのではないでしょうか。うちの猫はこいつが大っ嫌いなので、これをどうやって飲ませるか格闘していくこととなります。

投薬補助に使ったおやつ5選

さて、この2種類の薬を飲んでもらうためにいろいろと試したのが、こちら。

・CIAO(チャオ) ちゅ~る 投薬用 まぐろ
・CIAO ちゅ~る まぐろ
・ちゅるビ〜 まぐろと焼かつお
・CIAO ちゅ~るビッツ かつお かつお節ミックス味
・乳酸菌入りスナッピーピューレ 猫用 かつお 5本入り

どれが成功したのか、どれが失敗だったのか、うちのむぎが1つずつ評価します!

投薬の手順について

その前に、投薬の手順について説明します。
ちゅ~るなどの液状のスティックタイプのおやつは、次の手順で試しました。

1.開けた先端に錠剤を押し込みます。錠剤はオブラートで包んでなるべく匂いが気にならないようにしました。

2.おやつを少し押し出して、錠剤が見えないようにおやつでコーティングします。

3.あとはいつも通り中身を押し出しながらなめさせます。
4.知らぬ間に薬もいっしょになめとって飲んでしまいます。

CIAO(チャオ) ちゅ~る 投薬用 まぐろ

一番最初に試したのがこちら。
非常に粘り気の強いちゅ~るなので薬をまるっとコーティングして隠すことが可能です。

結果は、、、
・去痰剤:ビソルボン 
当初こちらだけ飲ませていた(抗生剤は注射で対応)のですが、問題なく飲みました。去痰剤は大きさも小さく気にならないようでした。
・抗生剤:ミノサイクリン 
1回目は成功しましたが、2回目は警戒したのか食べずに終わり、以降はちゅ~る自体を拒絶。近づけても逃げてしまいました。あのちゅ~る拒絶させる抗生剤恐るべし。よっぽどまずい印象がついてしまったのでしょうか。

CIAO ちゅ~る まぐろ

投薬用をいったんあきらめて、一般のちゅ~るを試してみたもののこちらもダメ。これは投薬用ちゅ~るの後遺症が大きかったか、試すタイミングが悪かったかもしれません。相変わらず警戒して逃げてしまいました。ちゅ~るなのに。

結果は、、、
・去痰剤:ビソルボン 
・抗生剤:ミノサイクリン 

ちなみにかつお味も試しましたが、こちらもダメでした。

ちゅるビ〜 まぐろと焼かつお

ちゅ~るがダメな猫がいるのかとかなりショックを受けましたが、あきらめずにいろいろと他のおやつを調べているとちょうどいい形状が。

これは中に薬を埋め込める!
中に入っているトロッとした部分に薬を見えなくなるまで押し込んで、普段のカリカリに混ぜて与えました。

結果は、、、
・去痰剤:ビソルボン 
こちらは相変わらず問題なし。中に入っていることもわからずに食べてしまいます。
・抗生剤:ミノサイクリン 
残念ながら2回しか持ちませんでした。形状はいいのですが、噛んで食べるので薬があることがばれますね。小さくして、オブラートに包んでなど工夫しましたが、噛んだ時に薬にあたったのかもしれません。以降、こちらも食べなくなってしまいました。(が、しばらくしたら食べるようになりました。ただし、薬は含めていません。)

CIAO ちゅ~るビッツ かつお かつお節ミックス味

これもちゅるビ〜と同じ形状のおやつです。ちゅるビ〜の代わりになるかなと思いましたが、結果は全くダメ。しかし、こちらもしばらくすると薬は入れてないですが、食べるようになりました。

結果は、、、
・去痰剤:ビソルボン 
・抗生剤:ミノサイクリン 

乳酸菌入りスナッピーピューレ 猫用 かつお 5本入り

結論から言うと、スナッピーピューレ最強!
カインズのオリジナル商品で、ちゅ~るに似た商品なのですが、うちの猫はこちらの方が好きなようです。抗生剤においてはさらに3つに分割し、オブラートに包んだ万全の状態でセットします。

結果は、、、
・去痰剤:ビソルボン 
投薬用ちゅ~るのときと同様に、全く問題なし。
・抗生剤:ミノサイクリン 
一度だけ、3分割した抗生剤を1つ残して嫌がったことがありました。

ヤバい。また、好きなおやつを失ってしまう。

と、最悪な事態もよぎりました。ですがその翌日も、最初警戒するものの、まずはスナッピーピューレだけペロリ。その後はいつもの味に負けて薬までペロリ。見事、復活しました。
ちゅ~るより匂いがきつい印象で、その分味も濃いのでしょうか。うちの猫はえらく気に入った様子でした。引き続きスナッピーピューレで投薬を続けようと思います!

まとめ

スナッピーピューレ最強!
となりました。比較的近所にカインズがあって助かりました。
というわけで、素直に投薬できない頑固な猫には、最強のおやつを見つけてあげてはどうでしょうか。

あとはできる限り、薬を感じさせない工夫を。

・噛むよりかは飲み込むタイプのおやつ
・薬は小さく割ってあげる
・さらにオブラートに包む

といった感じでしょうか。

あと、注意が必要なのは、薬を嫌って食欲がなくなったり、おやつばかりを欲しがって普段の食事がおろそかになったりすることがあります。実際、うちの猫も体重が減りましたので。このあたりのバランスは難しいところですが、気を付けながら進める必要がありますね。

みなさんの猫もうちの猫も、猫にも飼い主にもストレスなく薬を飲んでくれることを祈りつつ…

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