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いのちの車窓から

「期間限定で公開」

星野源は何処まで素敵な人なのだろう。
私は何処まで素敵な人を好きになったのだろう。

毎日家の中にいてくたびれてきた日々。
陽の光に当たりたい。そんな思いだった。
だから今日は棚の中からこの本を手に取り窓際の陽の当たる場所でただただ星野源の文章の世界へと浸った。そして星野源が感想文を読んで下さるというから、書いてみた。

自分で詞を、歌を作る源さんのエッセイ。
源さんの言葉選びは、繊細で丁寧で誰のことも傷つけずにそっと寄り添う。しかしその中には世の中への怒りや憎しみが潜んでいる。人間誰しも持っている怒りや憎しみが。
源さんはきっと私たちと同じ“人”だ。
東京ドームを2日間満員にして歌っている、冷静沈着な刑事になる、沢山の人と重なり合うムーブメントを作る、そんな星野源も私たちと同じように生活して生きている。そんなことを思える1冊だと思う。

「自分のメールを受け取ってしまった人は呪いのスパムメールを受け取った人よりも迷惑であると回顧する。(文章より)」

私は文章を書くのが苦手だ。SNSの短い返信も、InstagramもTwitterも後々後悔する。手紙だってそうだ。紙として残るなら尚更。この文章を読んだらどう思うだろう、もっと美しい丁寧な文章を書きたい、自分の想いをきちんとそのまま届けたい。そう思って悩んでどうしても返信が遅くなる。書くのが遅くなる。そして送った後に、必ず後悔する。どうしたものかと私は最近本を読むようになった。そうしたらこんな文脈になる。これで話にならない。
このご時世、文章での会話が増えた。私は圧倒的に人と対面して話したい。それをすることが難しい今は文章にするしかないのだ。
源さんは苦手が故に仕事にしてしまった。そんなことが出来る、そんな発想になる星野源はやはり凄い人だ。ただ、私に出来ることは限られているためこの場で自分を鍛えるしかない。
不特定多数の人に読まれると思ったら気合いが入る。ましてや星野源が読んで下さるかと思ったら尚更だ。
ここまで読んで下さった方、並びにもし奇跡的に源さんが読んでくださっているのなら盛大に感謝申し上げる。本当に有難う御座います。
もう少し続きます。この慣れないエッセイに影響された文脈が。もう少しお付き合い下さい。

「いのちの車窓は様々な方向にある。現実は一つだけれど、どの窓から世界を見るのかで命の行き先は変わっていくだろう。(ひとりではないということより)」

私は源さんから沢山の愛すべきものを貰った。
絶対に叶えたいと思える夢を貰った。
そしてまた、自分のいのちの窓の選び方を貰った。

源さん、本当にいつも有難う。
貴方がいてくれたから、貴方がその言葉を選んで届けてくれるから、私の人生は色付き、また新たな景色を見ることができる。
これからも、想いをありのままに綴って私たちへと届けて欲しい。

そして、私はこの本を読んで 素敵な人には素敵な人が沢山寄ってくるのだと思った。
私も素敵な人になって、素敵な人に出会いたい。
だって、“出会いは未来”だから。

こんな思いが源さんに届けばいいなと。
そして私も源さんのように“星野さんに憧れたから”と言う理由で文章が書きたい。
丁寧な言葉で。真っ直ぐな言葉で。

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