生後1ヶ月
息子が生まれて1ヶ月が経ったので、感じたことを書こうと思います。
男性側から感じた妊活や妊娠中の気持ちについて、拙い文章になってしまうと思いますが、
最後まで読んでいただけたらと思います。
妊活について
私たち夫婦は、2回流産を経験しました。
1回目は、母子手帳交付の手前での流産でした。
悪阻の症状があるにも関わらず、医師からは卵が成長していないと言われていました。
しかし、ある日を境に妻の悪阻の症状がピタっと無くなりました。
食欲が全くなかった妻が、たくさん食事を摂れるようになりました。
私もその時悟りました。
2回目は、妊娠発覚してすぐの流産でした。
妊娠検査薬でも、陽性の結果が出ていました。
この2度の流産を経験して、妊娠は決して簡単なものではないと思いました。
初期の流産のほとんどは赤ちゃん側に原因があると言われていますが、
それでも、ショックはかなり大きいもので自分に原因があるのではと自分を責めてしまうこともありました。
妻も相当苦しかったと思います。
その後は夫婦で不妊治療の検査を受けたりもしました。
この時期は、テレビで報道される芸能人の妊娠や出産の報告から自然と遠ざかるようになっていました。
夫婦の会話にも、「○○妊娠したんだね。」みたいなものは無くなりました。
むしろ、触れないように、見ないようにお互いが気を使っていました。
正直、このような報道で心が苦しんでいる人が少なからずいます。
私自身もそのような立場になった時は、素直に見れなくなっていました。
妊活の時期以外は、ほとんど子どもの話はしませんでしたが、
お互い子どもは欲しかったので、ある種作業のようになっていました。
あの当時はそれほどできなかったことに憤りを感じていました。
妊娠発覚から妊娠中について
妊娠が分かる時期、妻の様子がいつもと違うことは分かりました。
そして、妊娠検査薬の結果は、“陽性”でした。
嬉しかったのですが、また前回と同じようになってしまうのではないかという不安があり、
正直、素直に喜べませんでした。(妻が動画を撮っていて、見返しましたが非常に反応が薄かったです。。。)
悪阻で思うように身体が動かない時は、自分が食事を用意したりしましたが、果たして正しい選択や行動だったのか、今でも正直わかりません。夫としてこの時期の言動は何をしたとしても、妻にとって良い迷惑になってしまうと思っていました。お節介過ぎるくらいがちょうどいいのか、静かに何かをしておいたほうがよかったのか、今でもわかりません。
それでも今回は順調で、役所に夫婦で母子手帳の交付に行けることが出来ました。
これまで2人で一緒に妊活を頑張ってきたのと、初産で分からないことしかなかったので、
母子手帳の交付や妊婦健診には2人で行くようにして医師からの言葉を自分で聞くようにしました。役所で開催されるマタニティ教室にも2人で参加して、子どもを迎える準備を進めていきました。
また、お腹を触ってはじめて胎動を感じた時はとても感動的で可愛いものでした。
その一方でお腹がどんどん大きくなってママになる準備をしている妻に対して、身体の変化が全くない状態でパパにならなければいけない自分がとても対照的でした。
不安しかありませんでした。
今の自分に何ができるのか?
このままで本当に大丈夫なのか?
毎日毎日、自問自答を繰り返していました。
この時期に考えた答えは、
・2人での夫婦時間を大切にすること
・初産なので子どもに関わることは妻と一緒に考えて寄り添うこと
当たり前ではありますが、そこをしっかりとやっていくことにしました。
出産予定日の100日前からはお腹に数字を書いてカウントダウンをすることを始めました。
この写真を撮ることがとても楽しく、日々の変化を感じながら妊婦生活をお互い楽しんでいました。妻も自分をパパにしていこうと色々な工夫をしてくれていたのだと思います。
安産祈願やマタニティフォトのイベントも一通りやりました。
出産から生後1ヶ月
早朝に生まれたその日の朝はとても良い天気でした。
前日の夕方に陣痛の感覚が短くなってきたので妻を病院に送りそのまま入院となりました。
お産の立会いは可能だったので、自分も腰をさすったりと妻に言われるがままできることをしました。
私は他人の血が見れなくて、お産を見れないと思うと妻に公言していましたし、妻にも言われていましたが、お産時は、赤ちゃんが生まれてくる瞬間を普通に見ることが出来ました。
正直、自分でもびっくりしています。確か、妻の手を握りながら実況していました。
産声をあげた瞬間は本当に感動的でした。
陣痛中の経過はとても順調だったみたいで、後から聞いた話だと、
助産師さんに「教科書通りのお産」と言われたみたいです。
僕もYouTubeのお産動画を見漁っていて、初産はかなり時間がかかるものだと思っていたのでビックリしました。
当日の面会は15分間だけでしたが、妻と生まれたての赤ちゃんの3人で過ごせた時間はとても幸せでした。抱っこもしましたが、本当に小さくて可愛いかったです。
退院してからは妻の実家でしばらく子育てしていますが、
毎日、違う顔をしてくれてとても可愛く愛おしいです。
出生届は妻と2人で役所に提出しに行きましたが、提出を“父母”にできるみたいで2人でいい思い出になりました。他の児童手当や福祉医療の手続きも事前に下調べしてあったので、1時間半程度で終えることができました。
当然ながら初めて沐浴をやりました。
何回も何回も妻にこれで合ってるのと聞きながらおどおどしながらやりました。
今では一通りできるようになりましたが、私は不安で2人で協力しながらやっています。
両親がとても喜んでくれました。
じぃじ、ばぁばにしてあげることができたのが何よりも嬉しかったです。
入籍して1年近く経っていましたが、子どものことについて何も言ってこなかったことが救いでした。正直、いつできるのと思われてもおかしくない状況でしたが、静かに待っていてくれたことは本当に感謝しかありません。
夫婦の会話が増えました。
やはり子どもの成長のことが多いですが、以前に比べて会話が増えたような気がします。
些細な事でもいいので、夫婦で共有することはとても大切かなと思います。
日々大きくなっていく赤ちゃんの変化を見れることが何よりの幸せです。
何かを訴えるようにこれでもかと真っ赤にする顔
心を和らげてくれる寝顔
不思議そうに何かを見つめている顔
その一つ一つの顔に親の心は癒されるし、ずっと見ていられるものです。
子育ては始まったばかりですが、赤ちゃんのペースに合わせて、
親になっていければと思います。
ps.
妻へ
今回の出産、本当にありがとう、そしてお疲れさまでした。
正直ここからがスタートですが、母子共に健康でいてくれてとても嬉しいです。
赤ちゃんの生活スタイルに合わせたリズムに頭があがりません。
本当にありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。
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