見出し画像

アメリカ留学日記Vol.6 ラスベガス(ストリップ)編

お久しぶりです!
F1がラスベガスに2023年からラスベガスでグランプリを開催することが決定した今日こそがこのノートを書くべき日だと思い、春休み中にラスベガスに行って感じたこと、思ったことを残しておこうと思います!

砂漠とにおいときんぴらごぼう

ラスベガスには飛行機で行ったのですが、ラスベガスは本当に砂漠の中に突然現れました。ずんずんと高度を下げていく飛行機、けど窓の外には何もないぞ?と思っていたら、何もない薄茶色の大地に、本当に突然、そこに町が!

ラスベガスの端っこ。ホントに突然スパーンと町が終わってる。

そして着陸。本当にラスベガスの端が見えてからあっとう間に空港に到着。滑走路に着陸してから窓に見える景色は本当にまさに映画やテレビで見たラスベガスそのもの。しかし、でっかい建物がストリップという大通りに集中して集まっているのでなんだか張りぼてみたい。

本当に写真に見えている範囲に横に沿ってビルが並んでる。その奥には何もない。

正直、ここで「アレ?実はラスベガス、みんなあこがれる街の割には大したこと無いんじゃない?」とか思ってしまった。これ3日も滞在する意味あるのか?とか、え、あそこ歩くだけなら一日、なんなら今から半日でイケそうな気もするぞ?と思っていたりした。
そんなラスベガスに懐疑的な感情を抱きながら、荷物を受け取り、友達のお母さんが迎えに来てくれるとのことで空港を出てピックアップスポットに向かうことに。
空港の自動ドアが開いた瞬間思った。

タバコくせぇ

しばらく歩いて、そしてまた思った

タバコくせぇ

そう。ラスベガス。別に近くにタバコを吸っている人がいるわけではなく、都市全体としてタバコ臭い。そして砂漠地帯ということもあって建物もなんか黄色がかっている。それがなんだか薄汚い感じを醸し出していてなんとなく雰囲気がうす暗い。内心、このころは大麻のにおいを知らなかったのでこれ実は大麻なのでは無いか?なんてことも思ってた。

いや?分かるよ?写真撮ると黄色がかっているのはエモい感じでるんだけど・・・臭い!
こっちなんか完全にエモさ1000%くらい出ちゃってる。けど臭い。

そんなこんなをしていたら友達のお母さんがピックアップに来てくれた。神。そして、お母さんに連れられ友達の家に行き、きんぴらごぼうを食べた。友達とその家族は国籍はアメリカ国籍だが、日本に15年住んでいたし、お母さんは日本人、父親側は中国とタイと日本のトリプルで思いっきりアジア人。そんな家族の作ってくれたきんぴらごぼう。

美味い!美味すぎるっ!

美味しすぎて写真を撮る余裕って言うかスマホを出そうという思考にすら至らない。なんなら一口食べて更に食欲が進むというより、箸をおいて日本食に想いを馳せて感傷に浸ってしまった。コレだよコレ!アメリカに足りないのは圧倒的日本食が持つこの味の繊細さだよ!!!
そんな感じで鑑賞に浸っていると、そこに納豆が!納豆が!!!納豆が!!!!!

美味い!美味すぎるっ!

納豆も箸をおいて日本食に想いを馳せて感傷に浸ってしまった。コレだよコレ!アメリカに足りないのは圧倒的日本食が持つこの味のネバネバ具合だよ!!!
と、ラスベガスについて1時間で日本のことばかりが頭に浮かんで一瞬ホームシックに片足を突っ込みかけました。危ない。

コロナとカジノの奇妙な関係

ラスベガスと言えばカジノ!そしてよく分からない噴水ショーでしょ!!!
ということで、ストリップ(ラスベガスで一番有名な通り)に行くことに!
すると友達のお母さんが治安が悪いから荷物を最小限にするようにと助言。めちゃくちゃ治安が悪いのか?なんでだろう?と思って聞いてみると・・・

ラスベガスはコロナ以前までは観光客と世界中のセレブしかおらず、治安はむしろ良い方だったとのこと。しかし、コロナのパンデミックで多くのホテルやカジノ勤務の従業員が労働を失ってしまった。彼らの中には住み込みで働いている人も多くいた。しかし、ロックダウンが掛かり、住み込みで働いていた人たちは一気にホームレスになってしまった。そこにアメリカ政府からコロナ対策の補助金と一時的な住まいが提供される。しかし、住まいは期限付き。住まいの期限が切れるのは経済の回復と彼らに雇用を提供するには早すぎ、彼らはホームレスにならざるを得なくなり、彼らは生きていくためにスリを働いたりすることを余儀なくされた。

ということが原因でラスベガスは急速に治安悪化が進んでおり、ラスベガス警察の手も回っておらず、ぶっちゃけスリやナイフでリュックを切りつけられて荷物を奪われたくらいじゃ対応してくれないとのこと。ぶっちゃけ、誤解を恐れずに言うと、血が流れないと取り合ってもらえないよ。とすら言われた。しかし、何のためにカメラを持ってきたのだろうか、どうしてもラスベガスを自分の手で、自分のカメラで写真に収めたい!細心の注意を払ってカメラを持ってストリップへ向かうことにしました。

ストリップのフェラーリ

そんなこんなでストリップに着きました。

コレが噂のラスベガス。ちなみにこの看板のある観光地の名前はラスベガス看板。そのまんますぎんか!?

カメラだけをギュッと手にして、絶対何があっても離さないぞ!という決意もつかの間。スグにカメラを手放しました。
何をしたのか。

ジェットコースターだあああああああああああああ!

というわけでニューヨークニューヨークというカジノにあるジェットコースターに乗りました。まさか到着15分でカメラを手放してジェットコースターに乗るとは。しかし、めっちゃ面白い。

コレに乗りました。

よし。ジェットコースターに乗ったし、写真も撮りまくるぞー!!!

なんじゃこのカラーリングのビルは!?
なんかもう・・・ねぇ・・・?すごいねぇ・・・(ここでF1やるのか)
あれ?今僕ラスベガス居ますよね?(ちなみに名前はエッフェルタワー。そのまんますぎんか!?)
安心してください。ラスベガスですよ。

スゲェ!凄すぎる!と言いながらひたすらにシャッターを切りまくりました。さすが世界中から観光客と富豪が来る場所と会って細かいところまで素人でもお金を使っていることが分かります。砂漠地帯にこれだけの都市を創ると想像しただけでかなり大変だろうな・・・と思いました。
しかし、友達のお母さんから聞いた通り、そこには大量のホームレスがいました。中にはそこそこ寒かったのにTシャツや服が破けた人もいましたし、服を奪われたのか分かりませんが、明らかにサイズの合っていないパンツで生活している人もいました。そんな人たちの横をサングラスをかけて観光客が歩いている。そんな異様な空間でした。
そんな空間を象徴していたのが歩道に宣伝として置かれていたフェラーリです。みんな、「うわ!フェラーリだ!」みたいな感じで近づいたり、写真を撮ったりしているのですが、クルマ好きな僕はこのフェラーリが何かおかしいことに気づきました。
本来ついているべき場所についているはずのフェラーリのロゴや文字が全て誰かがむしり取ったかのように外れていました。友達に聞いてみると、多分だけどホームレスの人たちが転売目的に取ったんじゃないかな、とのこと。断定はできませんが、上手く表現できない複雑な感覚を抱きました。

ラスベガスナイト

ラスベガスと言えば夜でしょ!
夕方~夜になって気付きました。またです。ヤツです。

くせぇ

しかし、空港の臭さとは明らかに違います。そうです。大麻です。ネヴァダは大麻が合法でみんな路上でくわえたばこみたいなノリで大麻を吸っているので副流煙がガンガン体内に入ってきます。そして、僕もカラダがポカポカして頭がボーっとして酔いはじめのような感覚に陥りました。正直、普通に気持ち良かったです(笑)
そんなことはどうでもよくて(!?)夜で僕が一番見たかったものはベラージオの噴水ショーです!と、その前にベラージオのエントランスが綺麗すぎました。

や、やばくない???こんなところ来ていいの?
場違いな気が・・・


流石映画オーシャンズ11を始めたくさんの映画の撮影に使われているだけあります。凄い。豪華絢爛そのモノです。噴水ショーが始まる前にちょっとだけ寄り道をしていました。
そして、噴水ショーを見ました。

おおお!
ズドーン!!!!
ぬおおおおお!
ズドーン!!!!(その2)

この規模の噴水ショーが夜は15分に一度の頻度で行われます。あり得なさすぎる・・・規模が凄いぜラスベガス。
そしてこの噴水の周りにはもの凄くセクシーな恰好のお姉さんたちが2人1組で歩いていて写真を撮ろうと言ってきます。しかし、写真を撮るとお金をせがまれます。誰が撮るんだろう。しかし!ここはラスベガス。お金と大麻で気持ちよくなったった?観光客の皆さんが続々とハニートラップにハマっていきます。(僕はもちろん撮りませんでした)

おわりに

他にもショッピングモール中を回ったり、ラスベガスで一番新しいカジノの中も回ったりもしましたが、文量が多くなりすぎたので一旦お終いです。今後フリモントに行った時のお話を上げる前に補足であげるカモ?です。
ラスベガス。豪華絢爛なだけではなく、そこには闇を抱えている、という意味でも世界のすべてがそこに詰まっている様な場所でした。

張りぼてみたいって言ってごめんなさい。


よろしければサポートお願いします! 頂いたお金はnoteの中で使っている写真の撮影機材の購入や編集ソフトのために使わせていただくほか、本の購入に利用させていただきます!