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1on1ミーティングを"受ける側"の姿勢と行動【あるある編】

今回は、1on1ミーティングを受ける側(部下側)の姿勢や心構えまた、どのように1on1ミーティングという時間を活用したらよいか、という観点で私の意見を述べてみます。

受ける側の方は部下側のはもちろん、実施する企業側、上司やリーダー・マネージャー側の方も参考にしていただければとおもいます。

昨今は、企業側が1on1ミーティングを仕組として導入するケースもだいぶ増えてきているのではないでしょうか。そこで、ちょうど立ち上げはじめの際などに、良く届く現場、特に受ける側(部下側)の「声」を拾うところから、見ていきたいと思います。

1on1開始を経て半年ー1年後にとったアンケートやインタビューから3つをサマリーしています。どこの企業にでも上がってくる「あるある」かと思います。

あるあるー1,何のためにやるのかわからない。

「なんのためにやるの?(よくわからない)」
「なんでやるの?(忙しいのに)」
「これって必要?(普段から話してる)」
・・・

これらは一番多く聞こえてきました。

私も一番初めに「1on1ミーティング」のスケジュールにセットされたときは、なんのこっちゃわからないまま、その時間を迎えたのを覚えています。

やはり、目的や理由なしに始められるものには疑問・不安・あるいは抵抗といったネガティブな思考も生まれがちになりますし、それがわからないままだと継続も難しくなります。

あるあるー2,何をしたらいいかわからない。

「対面で何を話せばいいのだろう?」
「上司と1対1・・・緊張する(気が引ける)。」
「あらたまって、話すことなんてない。」
・・・

こんな「声」も聞こえてきました。

1on1ミーティングをはじめにイメージするのは「机を間に座って面と向き合って話をする」ということかとおもいます。ちょっと大げさにいうとその状況で「何がくりひろげられるんだろう」と想像し、上記のような声もあがってくるのかと思います。

これが「友達や同期、先輩と30分話しましょう」と言われたとしたらどうでしょう、また違った印象を受けたりするのではないでしょうか。少なくとも「上司との1対1」はそういった感覚とは異なる印象を受ける事が多いでしょう。

また、人によっては、その上司と普段からよく対話している人であったり、逆にそうじゃなかったりするケースもあります。わかりやすいのはその組織・チームに入りたての新規採用者(新卒や中途)にとっては「対話し始め」という事になろうと思います。

あるあるー3,継続できない。

「忙しくて定期的にできない。」
「いつも雑談になってしまって、必要性を感じない。」
「全然こちらの話を聴いてくれない」
・・・

悩ましいのがこちらの「声」です。

1対1のミーティングが普通の面談と違う大きなところとして”定期的に”行う事が期待されている点です。それに対して、様々「できない」理由が挙げられていました。

こういった「声」は前の【あるあるー1、ー2】の影響も受けつつ、このような状況、考えに至っていることもありそうでした。また、話相手である上司側の”なにがしかが”起因して続けることができないと思ってしまわれる部下もいるようでした。


今回、【あるある】を3つ挙げました。こういった【あるある】な時に部下が行うと望ましい事について次回お伝えしたいと思います。

更新(2021/10/27)


ちなみに、この note ではこれまで上司側の観点について多くの記事を載せておりますので、気になられた方はご参照いただけると幸いです。


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