レパルスとメル

滞在先の家主が旅行にでかけるので、しばらく二匹のカメ、レパルスとメルと過ごすことになった。

メルは食事の時間がとても待ちどおしいようで、通りがかるたびにこちらをじっとみてくる。今日は食事の日ではないといっているにもかかわらず、あいかわらずこちらをみてくる。そしてレパルスは、そこまで食事には興味がわかないようで、食事の時間がきても、しばらくぼおっと外を眺め「あ、食事だったんだ」と気がついてからようやく食べはじめる。そんな調子だから、ほとんどの食事はメルに食べられてしまう。かわいそうなレパルス。

このままだと、レパルスが痩せてしまってたいへんだ。どうしようかと考え、食事を口もとに近づけてみることにした。しばらくそれでも気づかないものの、そのまま顔の前においておくと、急にぱくっとひとくちで食べた。そして、またひとつ食事を口に近づけてはたべさせる。よかったレパルス。

♤ぼーっとしていたら、「カメみたいな顔してる」といわれた