猫ちゃん、どうしたの?(後半)

ある日
猫ちゃんが、姿を見せなくなったです

うん
コレは、きっと元気になったという事だろう
良い事だ!

と思い、ミルクとキャットフードをあげるのを止めることにしたのです

いやぁ、しかし
猫はどこへ行ったのだろうか?
もしや、どこかで事故か何かで死んだか?
などと思ったりも

その時から、どのくらい経っただろうか

しばらく経ったある日
あの時と同じく左側に視線を感じた

あの時の猫ちゃん!
顔の柄から、同一の猫ちゃんだと分かった

初めてあった、あの日から
少しばかり大きくなっていた

おぉ!猫ちゃん、生きていたのね

またまた物欲しげにコチラを見てる
何やら緊急のお願いをしに来たように見えた

〜〜〜
またまたぁ、気のせい
そう言う気持ちで見るから
そんな表情に見えるだけじゃない?
〜〜〜
とか言われそう

キミ、エサに困っているのか?
以前キミを助けたのは死なれたら困るからで
飼い猫にするつもりはないよ

と、心の中で呟きながらも
以前と同じく、ミルクとキャットフードをあげることにした

猫ちゃんはミルクとキャットフードを食べた

そして翌日

やはり左側に視線を感じた

おや?
猫ちゃん以外に誰かいる?

まぁ、いいか
ミルクとキャットフードをあげた

猫ちゃんが、近寄ってきて食べたが
サッと元いた場所に戻って姿が消えた

と思ったら、再び姿を現して…

ん?
何やら小さな影が…

あ!子猫だ!
しかも数匹いるぞ!

猫ちゃんは、どこか誇らしげなの表情をしていた

子どもを産んだので見せに来ました
もしよろしければ、この子たちにもミルクをいただけませんか?

と言っているかのように見えた

この時、何とも言えない感情が込み上げてきた

人間の都合で、キミにミルクをあげたけど
キミは、いつの間にか子どもを産み
その子たちを見せに来てくれたのね

そして、子猫の分は、器を分けて
しばらくミルクをあげ続けた

2週間くらい経っただろか
猫ちゃんは、いつもと違う表情をして現れた

その時は、どこか寂しそうに見えた

その翌日以降
猫ちゃんたちの姿を見ることはなかった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

バカバカしいと思われる方もいらっしゃると思いますが
この時以降、動物と会話ができるような気がしています
会話と言っても、当然言語ではない

異種族であっても思いは伝わる
コミュニケーションを取ろうと言う意思があれば通じる

と言う体験でした

#猫 #猫の視線 #猫の表情 #猫の感情 #猫の恩返し

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