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【子育てx自然】8歳のストレスと外遊び衝動

こんにちは。とみーです。

環境破壊とデジタル時代を生きる子どもたちは、どう自然とつながったらいいのだろう、ということを時々考え、我が子を観察しています。

先日、8歳になる息子(仮名:もん太)が、宿題をやり始めてしばらくして

「ぼく、外で遊びたいんだよー。」

としょんぼりつぶやくことがありました。

最近「庭で遊んでおいでよ。」と声をかけても、「えー。」とめんどくさそうにすることが多かったので、意外や意外。

「遊んで来ればいいじゃん。」と言うと、

「でも宿題が終わってないから行けないんだよ。」

アメリカの公立小学校に通っているもん太は、帰国後に日本語教育に進めるよう、毎週土曜日に半日、「日本語補習校」なるものにも通っています。

4月にその新学年が始まり、増えた宿題にやる気が出なかった様子(そりゃ、大変だよね)。

「もん太はまだ小学生なんだから、宿題終わらなくたって外で遊んでいいんだよ。仕事が終わるまで頑張らなきゃいけないのは大人だよ。」と言うと

「え、そうなの?ママとパパがいつもやっているから、僕もやらなきゃいけないと思っていたよ!」

と嬉しそうなもん太。

(なんと、ライフワークバランス取れてない親に影響されていた…。反省。)

そうして、そそくさと外に遊びに行きました。
妹も誘わず、サッカーボールも出さずに珍しいので、いったい一人で何をしているんだろう、と窓から観察してみると―――

岩に上って背伸びをし、高い木の枝から花をいっぱいもぎ取たり、

ぶら下がっているバードフィーダーを振り回してみては、こぼれた種が頭に降りかかって慌ててみたり、

木の棒でひたすら土を掘ったり、バケツにたまった水に石やら何やらを入れて棒でパシャパシャとかき回したり…

かれこれ30分くらい、1、2歳児の公園遊びを彷彿させる、説明のつかない行動の連続…。

飽きる様子もなく、無心に庭にある自然や人工物と触れ合っているようでした。

これはストレス発散を超えて、本能の発現??

しばらくすると5歳の娘も外に出て一緒に遊びはじめ、

「お母さん、こんな緑の花があったよ!!」

「ウサ子(ウサギ)が2匹いるー!!」(庭のウサギの記事はこちら

もん太は元気全開になった様子。

春から夏は、庭にウサギが頻繁に現れる。
謎の緑の花・・・

うーん、なるほど。

現代っ子の外遊びの減少が、身体能力や知力の衰えにつながっていることはよく知られたこと。

しかし、仮に自由な外遊びの衝動が「本能」ならば、それは、体力や知力のように一斉テストでは測れない「人間性」の発達にも影響がありそうです。

デジタル化・AI化が加速するこれからの社会。自分らしく生きていくためには、人間だけが持てる感性や人間性を育むことがこれまで以上に大事なはず。

外遊びや自然とのつながりも、そうした人間の基盤作りの大事な要素の一つではないだろうか。

幼い時から、過度な勉強やスクリーンタイムに簡単に取って代わられてしまうことに危機感を感じてしまいます。

といったことを、8歳児の突然の行動を見て思ったのでした。

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