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岡山・愛媛・神戸・大阪の旅 〜2日目〜

1日目はこちら。

久々に寒さで目が覚めた。そもそも強風で寝付くのに時間がかかっただけでも疲労は取れていないのに、睡眠時間も大して取れなかったのはかなりキツい。
しかし二度寝しようにも体を摩っていないと震える程だったので当然寝付けるわけもなく。

仕方ないので朝焼けを手早く撮ってさっさと下りることにした。当初の予定ではここで2泊するつもりだったが、完全に予定が狂うことになる。
しかし今回の装備でもう1泊したら本当に風邪を引きかねない。何とか道中で時間を潰し、4日の朝に車を返すようにしなければならなくなった。

道後温泉へ

ひとまず下りたら温泉へ行くことだけは決めていた。どこかで体を温めなければ本当にまずい。途中で立ち寄った道の駅でも案の定腹を下したので、まずこれを最優先にした。

目的地は道後温泉。高校の修学旅行でも行ってはいるが、温泉には俺だけ入りそびれている。あの時はジャン負けして班長になり、会議に出させられた結果消灯まで30分という不可抗力が働いたが、今回は時間が余っている。

駐車場の日陰スペースが空いていたのでそこに車を停め、少し仮眠を取ってから辺りを散策しつつ温泉に向かうことにした。

残念ながら本館は補修工事のため全容を見ることはできなかったが、重要なのは建物よりも温泉だ。混んではいたが1時間ほど待てば入れたので良い方だろう。
後に大阪で写真仲間から昼に着いて8時間待ちだったことがあると聞き、1時間待ちが短い方だったのだと知る。

山中ドライブ

最初の予定ではしまなみ海道に向かい夜景まで撮ってから伯方の道の駅で1泊する予定だったが、カルストを早期撤退したことで時間が余った。車を返してから岡山で1泊できないか、神戸の宿を連泊に変えられないか調べてみたが連休だし当然空きはない。

距離料金を考えると当初のルートからはあまり大きく外れないようにした上でしまなみ海道の方へ向かいたい。
海と山、2つのコースが考えられるが今回は山を選んだ。

1つは山道の運転が好きだということ。もう1つは一人で行く以上、海が見えても景色を楽しめないということ。
走行ルートを写真仲間に見せたら酷道だと言われ、ようこそこちら側へと歓迎された。こうして一時停車して写真を撮れたのも酷道で、前にも後ろにも車がいなかったからだと思えばあの程度のヘアピンカーブも余裕だ。

鈍川渓谷はきれいな場所だったが、河原に下りると常に何かしらの気配がして落ち着かなかった。上に戻る時に斜面の木の根が重なってよく見えない暗がりから動物の息遣いが聞こえたので、いるにはいるがせいぜいタヌキくらいだっただろう。
撮っている時はもし熊だったらと身構えていたが要らぬ心配だった。

こういう雰囲気の街で暮らしたい

山を抜けてからは駐車場探しだ。と言っても候補地は既に決まっていた。
今治に温泉と名のつく道の駅があったのだ。きっと併設されているだろうと思って車を走らせ日没間際になって到着して分かったのは、温泉は近隣にあるが道の駅自体は何の変哲もない普通の設備しかないということだった。

明日も天気が良いので近くの浜辺から日の出がどう見えるかチェックしたり、晩飯を食べられるところを探して結局ジョイフルで済ませたりしてから宿泊地を変えることにした。
浜辺からだと島々を入れて撮るのが難しかったし、XF10-24mmで妥協するくらいなら別のロケーションを探した方が良い。あくまでXマウントの超広角は最終手段なのだ。

来島海峡SAが一般道からでもアクセスできると分かったので立ち寄って歯磨きだけ済ませた。昨日はカルストでは気温の低さと強風で、とてもじゃないが外に出る気になれずStreaksの歯磨き記録が途絶えてしまっていたのが残念だ。

その後は来島海峡第二大橋を間近で見られる糸山展望台へ向かった。展望台真下の駐車場は静かで車中泊するにも良さそうだ。
この日の今治の星空指数が大変良かったので、展望台までの道順を下見するのも兼ねて星撮りをしてから寝ることにした。

駐車場は先客が何台か停まっていたが誰も星を撮っていなかった。日の出だけというのは勿体無い気がする。

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