見出し画像

2021/02/04 Thu

好きな言葉は「善は急げ」です。
というわけで早番なのをいいことに帰りに買ってしまった。臨時ボーナス?そんなものはない。貯金を切り崩しただけだ。

だがボーナスを待って買うのも、今買うのも出ていく金額に違いはない。一時的に貯金は目減りするが、ボーナスで使うものがなくなったのでトータルで見れば収支もトントンだ。

ならば早いうちに買った方がいい。早く買えばそれだけ使う機会が増える。

一つ後悔があるとすれば、ああ、ついに便利ズームに手を出してしまったということだけだ。

XF100-400mmを例外にできるのは、400mmをカバーする単焦点が存在しないからで出ていれば間違いなく購入のために貯金をしている。もっとも今後出たとして重量次第では選択肢にすら上がらない可能性は大きいが。

10-24mmは35mm換算で15-36mmとなる。ちょうどその中間になるのが換算24mmのXF16mmF1.4。これまで愛用していた広角単焦点だ。
本来ならもっと寄るか引くかして撮れれば、このズームレンズは不要だったのだが、寄れなかった松島の展望台に加えてこの前撮った渋谷で決心が着いた。

これはもっと広く撮りたかった。あいにく階段の途中のため引くと手すりが入ってくる。

ここはもう少し狭めたかった。左と上の枝葉の写り込みを消すために前へ行くと転落するので、35mmF2で切り取ることにした。


なくても他の単焦点で誤魔化せなくはない。だがそうした撮り方を俺自身が許容できなくなった、と言えばいいのだろうか。
昨年の展示で改めて作品として撮るということを意識したのだと思う。寄れなくてもトリミングすればイメージ通りに切り取ることはできるが、ピクセル数は落ちる。

A4くらいのサイズじゃ大差ないのかもしれないが、小さな差はあるかもしれない。それを誰がわかるのか。俺は間違いなく分からないが、見に来てくれた人がいる以上は最善を尽くしたものを出すべきだと思っている。

単焦点だけで撮っています、と言えば聞こえはいいかもしれないが、足を使えない場所では妥協して撮るか撮らないかの2択なのだ。
ズームに手を出すことで妥協せずに撮るという3つ目の選択肢が生まれるなら、10万強なんて安い投資だともっと早く気づくべきだったのかもしれない。

サイズ感は16mmとあまり変わらない。鏡胴が少しスリムになったくらいか。
フードは16mmが角型なのでコンパクトに見えるが、花形に変えればこれも同等。

テレ端の換算35mmはスナップにも使える。通勤カバンに入れるもよし、旅のお供にもよし。16mmの使用頻度と反比例するのは間違いないだろう。
これまで手を出そうとしなかったのは、それが分かっていたからということもあるかもしれない。

さて、あとはハーフNDフィルターだけだ。これが揃えば満月の松島を撮るのに不足はないし、撮れなければ俺の腕の問題だろう。
今年度はさすがにもう行けないが、来年度も間違いなく仙台・松島には行くと宣言しておく。

本当は明日にでも早速持って行きたいが、今週は土曜も仕事なのでその帰りにするか。試し撮りではなく、これを持ち出すときは常に作品撮りという意識は持っておきたい。

最後まで読んでくださってありがとうございます! 写真や文章を気に入っていただけたらフォローしてもらえると嬉しいです。サポートいただいた分は機材の購入や旅費にあてさせていただきます。