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法人をNPOにした4つの理由。

今日からついにぼくも毎週2記事という縛りをつけて、noteを更新していこうと思います。

なにより、Webメディアのような媒体こそあるものの、自分の声を発信する場所はなかったので、誤解を生んだり、なかなか想いを伝えきれてないし、さらには自己紹介みたいな、名刺みたいなものになるかなと。

そんな感じで毎週月・木とnoteを更新していこうと思います。

ぜひ軽い気持ちでお付き合いいただければと思います。

今回は、「法人をNPOにした4つの理由」と題して、なぜNPO法人みとん今治という団体を立ち上げたかということについて4つあげて綴っていければと思います。

・設立にお金がかからない
・大きな名刺になる
・農業とも絡められる
・NPOは儲からないという定説を覆したい

ご覧のように、お国のために、地域のためになんてきよきよしい気持ちは全然入ってないかと思います。それでもご興味のある方はお付き合いください。

○NPOは設立にお金がかからない。

これはご存じの方ももしかしたら少ないかもしれませんが、NPO法人の設立は、基本的にタダで完了します。

通常、株式会社や合同会社を設立する場合、会社の設立段階で登録免許税や、定款認証などで、20万ほど、さらに収入印紙代も含めると24万円ほどかかります。

合同会社の場合は、ここから定款認証の費用がなくなるので、5万円ほどは安くなりますが、それだけのお金が必要です。

「会社作るだけでなんでお金いるの?」

て思うわけですよね。

ちなみにこれはあくまで法定費用ですので、印鑑はマストですし、その他の雑費的な部分はまだまだあります。

わけわかんないですよね。

当時ぼくは農業大学校という場所に通っており、お金も全くない中むしろ個人で借金もある中で、「価値のないものに20万ってむりじゃん」となったわけです。

そこで調べると、NPO(特定非営利活動法人)という組織体を取ると、なんとそれらの費用が免除されるということを知るわけです。

「これだ。」と。

もちろんそれ相応の書類の整備や、設立に10人以上の社員と呼ばれる株主のような存在が必要など、条件は通常に比べて多くかかるものの、書類だけなら余裕だと思い、NPOという組織を作ることに。

よくよく調べると、今治市は設立以降6ヶ月にかかった費用の1/2(最大10万円)を補助してくれるというような補助金もあったため、

「タダで会社作って10万円もらえるなんて、最高じゃん。」となったわけです。

○大きな名刺になる

こうしてお金という点だけで組織をNPOにすることが決まったものの、やることは決まっていました。

それは「ローカルWebサイト」を作るということ。

これだけははっきり決まっていました。

どういう思考でこうなったかというと、ホリエモンのメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」の中で、もう3年前くらいに「枚方つーしん」というwebサイトが登場しました。

それを見た瞬間に、「これ今治でもできるやん」ということになり、これなら初期投資も少なくてできる!ということで、webの勉強を少ししたのちに、友人のwebデザイナーと話し合い、サイトを構築しました。

当時いくらだったから忘れましたけど、今は人口50万人ほどの街で月間300万PV超えというモンスターサイトにまでなってるわけです。

背中も遠くなっちゃいましたけど、それでも当時はいけると思ってました。

それで、これをじゃあ荒木個人でやるのか、最初からNPOがやっているというのとどっちが拾ってもらい易いかというと、後者なわけです。

つまり、地域をもっと知るために、盛り上げるためにWebサイトを立ち上げ、地域の情報を「NPO」が発信します!ということが価値になると考えたわけです。

○農業とも絡められる

先述した通り、設立当初は農業大学校に通っていて、もちろん卒業後は農業をする予定でした。

実は農業をする予定をもう少し分解すると、実は農家さんをもっと紹介する場所はないかと思っていました。

そんな時に出会った本。

「食べる通信」という雑誌を創刊された高橋さんのやってることにすごく興味があって、「おれも食べる通信やりたい!」ってなって全国で開催されていた座談会にも参加したりしていました。

当時、今治を含めた通信が創刊予定ということもあり、じゃあできないやってなって、断念しました。

けど、やっぱこれやりたいし、農業という分野は実はNPOの事業の中で活動として挙げられており、これなら自分のやる農業と、地域の農業を盛り上げる活動を一緒にできるなと。

それが自分の農業で作るであろう会社とは別会社の方が何かと便利だろうということでした。

○NPOは儲からないという定説を覆したい

ここまで話した中で、最後はもうできればいいなくらいの大きなことではあったんですけど、やっぱり世間のイメージではNPOといえば、「補助金漬けで行政の出先機関の一種でしょ。」とか、「どうせ薄給で超絶ブラックでしょ。」みたいなイメージになるわけです。

ちなみに、NPOはNon Profit Organisation の略で、非営利団体と訳しますが、決して儲かるとだめという組織ではないんです。

誤解を恐れずにただ一点、利益会社と違うことは「利益を再分配することが禁止」という一点だけが違いだと認識していただくとわかりやすいと思います。

利益は上げていいけど、それでボーナスとか成果報酬とか出すなよ、株主とかに配当出すなよ。とかそんな感じなんです。

だから、補助金がいらないくらいしっかり儲けて、雇用を産んでやる。

という強い意志がありました。


かくして始めたNPOの運営。

狙い通り、すべて今治にとっては新しい取り組みばかりなので、メディアに登場することは多いものの、まだまだ人も物も金も、そして何より自分の能力が圧倒的に不足していますね。

もう2期終了して今期で3期目です。

昨年度はごりごり赤字掘りまくってピンチすぎますが、懲りずに前だけで見ていこうと思ってます。

動機はすべて、「自分がこれから30年住みたい街をいかに自分たちで作っていくか」これ一点です。

今回はこんなところにしておきましょう。

では次回は来週月曜日をお楽しみください。

愛媛県は今治市でいろんなことをチャレンジ中です。 ご興味のある方や、応援してもいいかなと思う方はぜひポチッとしていただければ幸いです。 よろしくお願いします。