よつばと
こんばんは、那太です。
今回はこの漫画の紹介、みんなご存知よつばと。
知らない方もいらっしゃるかな?あずまきよひこ先生が作る、至高の作品。
この作者は前にあずまんが大王という、最高の4コマ漫画を世に送り出したことでも有名。学生時代、大変おせわになりました。
作風で何が面白いのかというと、日常のなんでもない事を拾い上げる作風。
ギャグマンガでありながら、ちょっとしたことを拾ってとりあげるセンス。
よつばとの主人公は名前そのままよつばちゃん、5歳の女の子。
この字面だけみると、すげーロリコン漫画みたいに見えるけど、全然まったく1ミリも違う。
5歳ならではの無邪気な日々を切り取ってます。
まずよつばちゃんの自由奔放さ。
気になるものは全て気になるし、知ったつもりになるし、怒られるのはきらいで隠そうとするし。THE純粋。こどものまっすぐな心をそのまんま表現されてます。ちょくちょくでる、言葉選びのセンスも脱帽。それは笑うしかない。とても微笑ましく、かわいらしく。かつ面白い。もう一瞬で引き込まれること間違いなし。
その中で、一番いいキャラは間違いなくおとーちゃんだと思う。
この作品には父と娘の二人だけで、母親に関しては全く出てきません。
作品内でも語られてないので、そのへんのいきさつ不明。
でもそんなことに気を取られないくらい、おとーちゃんユーモラス。
あの親にしてこの子ありというべきなのか、こどものやることに全て寛容。
勿論いけない事をしたときは叱るんだけれど、そこにはとても愛があって、信念がある。ように見える。
よつばの様々ないたずらにも、基本怒らず一緒に楽しんでる。これマジで理想。わたしも親になったらこんな風になりたいと素直に思える最高のぱぱ。
ある話の中で、ボール遊びをして食器を割ってしまうよつばちゃん。
それにおとーちゃんが気づいて、何があったのか問いただすけど、怒られたくないからとっさに嘘をついてしまう。
その嘘も、嘘つき虫が勝手にしゃべったと苦しい言い逃れをしていたんだけれど
それに対して怒鳴り散らすわけでもなく、神社に連れていってめっちゃ迫力のある怖い顔の仁王像のところへよつばを連れていき、仁王像の柵?の中によつばを入れて反省させる。
そこでいう、とーちゃんとの約束。いたずらしてもいい、失敗してもいい、何かを壊してしまってもいい、ただ、嘘だけはついちゃいけない。
ほんとに、色んないたずらなり失敗の中で、正直リアルで同じことが起きてしまうと怒ってしまうようなことでも、ほとんどとーちゃんは怒らない。
ただほんとにダメな事に関しては、しっかりと叱るという、教育方針なのか、信念なのか、そんなものが垣間見える回。
とーちゃん。まじでかっこいい。
めちゃめちゃふざけてるのに、芯のある漫画というのか、あんなふうになりたいと思えるマジで良作。
平和な日常の中に、あれだけ愛を感じられるというか。随所にそういった話があるので、是非とも機会があれば読んでみて!
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