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三田製麺所の10周年プロモーションに感動したって話

つけ麺は好きですか? 僕は結構好きです。(聞いてない)

ただお気に入りのお店があるわけではなく、いつもなんとなく気分で選んでいます。これからも変わらないでしょう。

ただ今年に関しては、つけ麺を食べるなら三田製麺所に行きます。

それくらい今回のプロモーションはすごいなと感動しましたし、見事に掌の上で踊らされていると思います。笑

というわけで、どう完璧なのかを説明します!

そもそも何をやっているのか?

やっていることは以下の2つ。

①くじ引きでお会計無料:11月11日~11月30日
②期間限定商品の復活:11月11日~12月26日

どっちも真新しい手法ではありません。でもこの2つを同時期に行う相乗効果は凄まじいです。

それぞれどんな効果を見込める?

それぞれの施策にどんな効果があるのか考えてみます。

①くじ引きでお会計無料:お店を選ぶ上での価格優位性&コンテンツ
②期間限定商品の復活:休眠顧客の来店&リピーターの来店頻度増加

①だけであれば一見客が多くなり、休眠顧客も一時的で定着はしないでしょう。

②だけであれば、味が増えるのでリピーターの来店頻度は増えるかもしれません。しかし、休眠顧客が来店するには押しが弱いです。

顧客はどういう心理になるのか?

では今回の場合はどうなのか?

①くじ引きでお会計無料:11月11日~11月30日
②期間限定商品の復活:11月11日~12月26日

11月11日~30日までは、休眠顧客が来店するための強い押しがあります。「くじ引きでお会計無料」です。

「自分の好きな商品が復活してるなら行こうかな」という心理にプラスして、くじ引きでお会計が無料になるというインセンティブがついてきます。

ほかの店舗と迷った場合に三田製麺所を選ぶには十分な理由がそこにあるのです。

どうしてリピーターになる可能性があるの?

さて、ここで終われば一時的な休眠顧客の来店に過ぎません。ここから先が更に老獪なのです。

まずくじ引きについて。残念ながら外れてしまいましたが、割引券をもらいました。

有効期限は2019年1月末。「お会計無料」と「期間限定商品」のどちらがなくなっても行く理由にはなりますね。(もちろん期間中に使うことも可能ですが)

また、先ほどから「くじ引きでお会計無料」と言ってますが、くじ引きの権利を得るにはあることをしないといけません。アプリのダウンロードです。

最も注目すべきはこのアプリの機能。スタンプカードです。

スタンプカードはどれくらい貯まる?

私のように、何となく選んでいる人は、11月30日までは迷ったら三田製麺所に向かうでしょう。くじ引きで無料になるかもしれないからです。

仮に11月11日~30日(20日間)まででランチタイムに週1~2回通ったとしましょう。この時点で3~5ポイント貯まります。

次に12月1日~26日(26日間)まで。頻度は減りますが、期間限定商品と割引券(アプリにもクーポンがあります)はあります。2週間に1~2回は通うでしょう。ポイントはこの期間で2~4ポイント増えます。

12月26日までで5~9ポイントが貯まっているのです。

ポイントカードは貯め切りたいもの?

10ポイントで1つ無料になるポイントカードがあったとします。あなただったら、何ポイント貯まってたら最後まで貯め切ろうと思いますか?

N=30ですが調査してみました。

12月26日までに6~7ポイント貯まっていれば来てくれる人が多そうです。

1月以降の来店もある程度は見込めるでしょう。

※本来はポイント数ごとに10ポイントまで貯める人の割合を聞くべきですが、都合上こちらで代用しました。

既存のリピーターを蔑ろにしていない

休眠顧客の掘り起こしはもちろんですが、このキャンペーンでは既存のリピーターを無下にしていない点も上手です。

「お会計無料」と「期間限定商品」はリピーターも嬉しいキャンペーンです。休眠顧客や初めての人だけに特化せず、ファンであるリピーターへの還元もできています。

休眠顧客のリピーター化。リピーターとの関係を強固にする。どちらにも対応している完璧なキャンペーンだなと思い、noteにまとめてみました。売上がどれくらい変わったのか見てみたいです。(爆死してたら超恥ずかしいですが笑)

ただ一点、残念なポイントが。

さすがに20ポイント集めるのはしんどいなー…。笑

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