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食に関連して教わったこと
「食事についてなにか気をつけることがありますか?」
しばしば聞かれる質問の一つだ。
システマインストラクターとしては、ミカエルやヴラディミアに教わったことをそのまま伝えることになる。
・断食 水も食事も摂らない断食を24時間続ける。…特に準備や回復は不要。いきなり断食を初めて、いきなり終わる。だから手間がかからなくて良い。水も飲まない、というのがポイント。健康な細胞が水分をぶんどることで、不健康な細胞やウィルスが干からびて死ぬという。私は40時間まで試してみた。
・水を2リットル毎日飲む …コップ1杯を3口に分けて飲む。一気飲みすると水が素通りしてしまうので、こまめに補給すると良い。これは私も取り入れていて、私の体には合うようだ。人によっては冷えすぎてしまうかも知れないけど、意外に体の乾いている人は多いので試してみる価値はあると思う。特に冬、空気が乾燥している時に暖房の効いた部屋で過ごしていると体が乾いて、インフルエンザにかかりやすくなってしまう。
・なるべく添加物のない、オーガニックなものを選ぶ。…ロシアは農産物が豊か。特に乳製品や肉の充実ぶりはかなりのもので、カッテージチーズなどは日本より安くおいしいものがそのへんのスーパーで手に入る。広大な土地があるからでしょうね。
・体力が落ちた時にはラム肉が良い。体を温めてくれる。
・お酒はウォッカは当然として、ビールとジントニックがお勧め。これについての根拠はよく分からない。
トップの画像はミカエル邸の家庭菜園。リャブコ家の食卓には地元の野菜や肉を使ったロシアの家庭料理が並び、庭で採れたベリーで作った自家製ジャムやコンポートなども美味。何度かお呼ばれしてボルシチやロシア式サラダ、シャシリクなどご馳走になったけどとても美味しかった。こんな良いものを食べてたら、それはもう健やかに育ちそうだと思わされる皿の数々。ジャンクフードを食べているのを見たことはない。以前、アメ横を観光している際、ダニールに大阪焼きを薦めたら見向きもしなかった。露天での買い食いなんてもっての他なのだろう。
ミカエルには、味付けの濃いシャシリクと香りの強いハーブや野菜を一緒に食べると良いということも教わった。ルッコラとかネギとか。それらが消化を助けて胃もたれもせずに済む。実際にかなりコッテリした肉を食べても、胃はなんともなかった。生にんにくをボリボリ食べるのには抵抗があったけど、実際に試してみるとこれがまたシャシリクと合う。口臭がすごいことになるけど、お互いに臭ってるから気にしないで済む。
あと驚いた食べ物といえばなんと言ってもサーロだ。豚の脂身の塩漬けなのだが、表面には毛穴らしき穴がぽちぽち開いた豚の肌がそのままついている。薄くスライスして食べるのだけど、あまりの強烈な匂いと味に最初はドン引きしてしまった。以来、何年間か避けてたのだけど、ウォッカや黒パンとあわせて食べると美味しいということに気付いてからは、その魅力にハマってしまった。
システマのお陰でロシアの食にもずいぶん詳しくなった。すると歴史的に密接な関連のあるウズベキスタンやウクライナなど旧ソ連圏の料理にも自然と詳しくなる。西洋とは一風異なる、スラブ系の料理の世界はなかなか深いと思う。
ロシア系の料理についてはこの本が読みやすくて詳しい。
次からはこれまでのこととは関係なく、個人的に色々と調べたりして日々の生活に取り入れていること。
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