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noteで学べるシステマ講座 第80回「練習とはクジ引きである」

noteで学べるシステマ講座 第80回
「練習とはクジ引きである」

練習量が大切なもう一つの理由

これについてはこれまでもたびたび、このnoteマガジンで論じてきたとおりです。練習量は大事です。それが体力的、時間的に限界に達してはじめて、「質」の問題が出てきます
限られた時間と体力の中で、最大限の練習効果を得るために「質」について考えるものであって、質さえ良ければ量は少なくても良い、というわけでもありません。

練習量をこなすことによる積み重ねが動きを変え、理解を深め、着実な成長が得られる。でも実は、練習量を積むことのメリットはそればかりではありません。たまに「当たり」があるのです。

練習とはクジを引くのに似ています。
ひとクラスごと、1回ワークに取り組むごと、1回プッシュアップするごとに、クジを引いているのです。それもハズレのないクジです。だいたいは普通の1回分の練習効果という、ごく普通の賞金がもらえます。宝くじなら300円当たるようなものです。でもたまに、大当たりが出ます。稀に特大の当たりを引いたりします。何かに気づいて、動きがガラリと変わるのがそれです。

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