「テンション」のミカエル的定義

モスクワから帰って来ました。
今回の滞在は10日間。年に一度の国際セミナーと前後の本部クラスに参加して来ました。両者で大きく雰囲気が異なります。セミナーはお祭り的な感じなのに対して、レギュラークラスは日常という感じ。私がインストラクターになった後は、どんな風にクラスをリードすれば良いのか試行錯誤していました。それで本部のレギュラークラスに参加して、普段ミカエルがどんな風に教えているのかを観察することにしたのです。何を教えるかはセミナーでもわかります。それを普段、どんな風に教えているのか。それはやはりお膝元のクラスに参加しないとわからないと思ったのです。これが2008年ごろなので、多分日本人で本部のレギュラークラスに参加したのは僕が初めてじゃないでしょうか。

それで今回も短いながら本部クラスに通ったのですが、ミカエルと一緒にランチをする機会が何度かあり、その中でちょっとした質問をしてみました。

咄嗟の時に思わず出る動き。これが「本能的な動き」として扱われることもあれば、「恐怖心による緊張」とみなされることもあります。両者をどう判別すれば良いのか、聞いてみたのです。

ミカエルの答えは極めて簡潔でした。
「体を固め、動けなくするのが緊張。体を動かし危機を回避するのが本能の動きだ」

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