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noteで学べるシステマ講座

最近よく聞く「システマ」ってなに? それをnoteでお伝えします。 システマの思想、哲学を知ればきっとあなたの世界が拓けることでしょう。 癒やしに留まらない、強さを備えたリラ… もっと読む
「争いに勝つのではなく終わらせる」 そんなシステマの哲学をnoteでお伝えします。「システマ入門」… もっと詳しく
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#アドラー心理学

noteで学べるシステマ講座 第15回「システマのソロトレーニング」

よく訊かれる質問No.1システマのクラスやワークショップでもっとも頻度の高い質問。 「何か一人でやれる練習はありますか?」 実際に尋ねなくても、気にしたことがある方は多いでしょう。ましてや今は緊急事態宣言の真っ最中。自粛要請期間も含めたら、もう2ヶ月近く普通に練習が出来ない日々が続いています。 グループレッスンでの練習は楽しいですし、上達には不可欠です。今回のような騒動だけでなく、そもそも仕事や家庭の事情などで練習にどうしても参加できないこともあるでしょう。 そう思っ

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システマ東京20200321「もたれかかりワーク」

北川フルレンジクラス。 もたれかかることで、バランスを理解するワーク。 一方がもう一方にコンタクトを試みる時、「よりかかりに行く」という関係性が生まれる。 それを明らかな形から徐々にライトな感じに。 そして軽いコンタクトから、ノンコンタクトへと。

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システマは逆さま

システマでは一般的なことが通用しない。 むしろ逆になる。 力感はいらない。何もない感覚。 ストレスは役に立つ。 マーシャルアーツはヒーリング。 能動的でなく受動的。 根本的なところからひっくり返さないといけない。 すると根本的に全否定するプロセスが必要になる。 そこにお付き合いいただける人こそが、頼もしいね。

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システマ東京赤坂クラス20200318北川ベーシック「ナイフと恐怖心と歩法」

本日は北川ベーシック。 3月後半はベーシックカリキュラム最後の「ナイフワーク」がテーマ。 本日は恐怖心とその反応をテーマに。 スイングしてくるナイフをすり抜ける。 同じワークを同じようにこなすのでも、ファンダメンタルな視点とテクニカルな視点ではまる中身が変わってくる。 その両方、さらにそのほかの視点も確保できるのがベスト。

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システマ東京20200317「クロージング・アズ・ア・ウェポン(衣服の武器化)」

クロージングアズアウェポン(以下CAW)以前、トロント本部でヴラディミアに学んだ内容。着衣を武器としてどのように使うか。着衣を前提としたエスケープ法と、着衣を武器兼防具として使う方法。 これらはテクニックを覚えるというより、考え方の基本を知って自分なりに応用発展させていく。 着衣の使い方は主に次の3つ。

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2020年3月16日赤坂クラス「末端ワーク 踏ん張らない利点」

2020年3月16日のシステマ東京赤坂クラス。北川セルフディフェンスクラス。 最初はナイフワークをやろうと思ったのだけど、途中で予定を変更。 やろうとしていたワークは足さばきなのだけど、それには足腰の踏ん張りを抜く必要があると感じたため。 ただ「足腰を踏ん張ってはいけない」というだけではいけない。そこに必然性があり、「ああ、踏ん張らないほうが楽に動けるんだな」と本人が納得するように導かないといけない。

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noteで学べるシステマ講座 第9回「失敗の活用ができれば恐れずに済む」

システマのトレーニングでは「回復」がとても大切な意味を持ちます。 プッシュアップなどのフィジカルトレーニング、プッシュ&ムーブやグラウンドファイトなどマーシャルアーツのワーク。 それらによって、負荷をかけたら、その後に必ず「回復」をする。 「回復」の練習はシステマ独特かも知れません。 体は強く緊張したあとに、その反動で深くリラックスするようにできています。その深いリラックス状態に至るまでじっくりと回復に務めることで、体が深いリラックス状態と、そこに至る道筋を学習します

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極私的舞踏の身体論

武術の体の使い方をあれこれやってると、どうしてもダンスとの接点が出てくる。 そうして触れるダンスの考え方やメソッドにはずいぶん影響を受けている。もしかしたら武術そのものよりも、深い洞察を得ているかも知れない。 個人的にはあらゆる表現は、他者を表現するものだと思っている。 自己表現は必要ない。 自己だとか本当の自分自身だとかそんなのさらけ出されたところで、おもしろくもなんともない。そういうのはすでに日常の場でやり尽くされてしまっているからだ。 日常では触れ得ない存在を

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システマ普及のノウハウ「カルチャースクールとの提携」

新しい地域でシステマを広めようとする場合。 有効なのがカルチャースクールでクラスを開講することです。 カルチャースクールはだいたい、大手新聞社のグループ会社だったりショッピングモールに入っていたりと、何かと大手資本が絡んでいます。そこでクラスをやると、大手資本が後ろにつくことになるので、信頼性が増すのです。これはシステマという得体の知れないものを広める時に、とても強力に働きます。 「なんだかよく分からないいかついクラス」が「大手のカルチャースクールで教えている講座」にな

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noteで学べるシステマ講座 第7回「やっぱりリラックスできない理由」

あなたはリラックスできません。 私もリラックスできません。 永遠にリラックスできません。 これは呪縛ではありません。むしろ気をらくにしてもらいたいのです。 前回は「リラックスする」という命令を脳は出すことができない、という方向から説明しました。 でもどんな手を使ってでも、やっぱりリラックスすることはできません。なぜこんなに「リラックスできない」ということを繰り返し言うのか。 それは「リラックスできない!」という悩み、呪縛から解放されてほしいからです。リラックスでき

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愛しき緊張を貶める

以前、「愛しき緊張」という記事を書いた。 緊張の源は様々だ。とかく悪者にされがちな「テンション」だけど、人なら誰もが持ち合わせるもの。それがそこにあることを認めることから始めないといけない。 武道なら前に習った流儀や先生のクセなどがそれにあたる。そこに愛着があるほど、捨てにくい。リラックスとは緊張の放棄を意味する。もしその緊張が思い入れがあるものであれば放棄は難しい。だからそこは個人の判断に委ねるしかない。 そう思ってこれまで、本人の判断に任せて来たのだけど、改めること

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非行少年にシステマを

「ケーキの切れない飛行少年たち」に興味深いことが書いてあった。 少年院に来る非行少年たちはそもそも、認知が歪んでいる。 だから聞いたこと、見たことの解釈そのものがくるってしまっている。 殺人を犯した少年が「自分はやさしい人間です」と言う。 本人の中では、やさしさの帰結が殺人だったのだろう。 彼らは問題を解かせても、そもそも問題文の意味がわからない。妙な受け取り方をしてしまう。数分先の未来でさえ、予測できない。だから強盗したりする。強盗すれば遊ぶ金が手早く手に入るので

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創始者への渇望

今、システマを学ぶ者は幸いであると思う。 なぜなら創始者が健在だからだ。 これは本当に大きなことだ。 空手を習っている時、どれだけ「この型を作った人に質問したい」と思ったことか。各種の解釈が林立するのも、ひとえに創始者が没しているから。だから声高な指導者の解釈が通ってしまう。それが正しいかどうかはわからないのに。 私にとって正しい解釈とは、創始者の意図にほかならない。型の動作一つ一つの意味に創始者のどんな意図が込められているのか。それは創始者が生きていなければ、確かめ

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「ストライクを受ける意味」 by ミカエル・リャブコ 2014年9月19日@インターナル・ディスカバリーセミナー

セルゲイ・ロディオノフによるストライクの受け方クラスを始めるにあたってのミカエルによる解説。冒頭の動画は違う年のデモンストレーション。ミカエルのストライクを受ける黄色いシャツの人物が文中のセルゲイです。 (参加者達がセルゲイにパンチを打ち込むデモを見せたあとで) 相手は真剣に何度も何度もストライクを繰り出しましたが、彼はまったく意識を失うことはありませんでした。相手は、強いストライクをさまざまな方向から繰り出したのですが、それはすべて規則にかなったストライクではなかったので

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