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noteで学べるシステマ講座

最近よく聞く「システマ」ってなに? それをnoteでお伝えします。 システマの思想、哲学を知ればきっとあなたの世界が拓けることでしょう。 癒やしに留まらない、強さを備えたリラ…
「争いに勝つのではなく終わらせる」 そんなシステマの哲学をnoteでお伝えします。「システマ入門」…
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#ミカエル

noteで学べるシステマ講座105号「システマ幸福論Part1 by ミカエル・リャブコ」

noteで学べるシステマ講座105号「システマ幸福論Part1 by ミカエル・リャブコ」幸福になる、という目標 ミカエル:みなさん、こんにちは。今日のテーマをお願いします。 司会:システマを始める人に、なぜシステマをやるのかと(クラスに)来る人に聞いているのですが、いろいろな目的を言います。健康になりたい、強くなりたいなど。それは詰まるところ、みんな幸せになりたいのではないかということに思い至りました。ミカエルが考える「システマによってどのように幸せが得られるのか」、「

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noteで学べるシステマ講座103号「新たに2名の準インストラクターが誕生」

noteで学べるシステマ講座103号「新たに2名の準インストラクターが誕生」 先日来日したヴラディミア・ヴァシリエフから、北川の推薦のもと、高森裕一さんと鈴木太さんの2名が新たにインストラクター・イン・トレーニング(略称Iit 準インストラクター)に認定されました。 いずれもシステマ東京で長く一緒に練習をしてきた人たち。 彼らについて紹介したいと思います。 新Iit 高森裕一さん 2011年に朝日カルチャーセンター立川教室で、北川が講師を務めていたクラスではじめてシス

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noteで学べるシステマ講座 号外「ヴラディミア・ヴァシリエフ東京セミナー」

noteで学べるシステマ講座 号外「ヴラディミア・ヴァシリエフ東京セミナー」ヴラディミア・ヴァシリエフの東京セミナーが終わりました。 大阪セミナーで宿泊している大阪のホテルでこの記事を書いています。 セミナー2日間にセミプライベートレッスンとプライベートレッスンを2クラスずつ、そしてシビリアン・プロテクションセミナーを実施。さらに合間には様々なYou Tube撮影などもあったので、なかなかの強行軍です。 ヴラッドはセミナーをアドリブで進めるといいつつも、実はかなりしっかり

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noteで学べるシステマ講座 第102回「指導者へのアドバイス byミカエル・リャブコ」

noteで学べるシステマ講座 第102回「指導者へのアドバイス byミカエル・リャブコ」司会:今日はインストラクターワークショップということで、これからインストラクターになる人、目指す人に対してのアドバイスをお願いします。 ミカエル:インストラクターになるために何をすればいいか、という質問でよろしいでしょうか。 司会:はい、そうです。 ミカエル:インストラクターになるために、まず必要なのは「伝えていきたい」という気持ちです。同時に、私たちが目指すべきインストラクター像は

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noteで学べるシステマ講座 第101回「警護を学ぶ本質的な意味。〜被害者意識を献身へ〜」

noteで学べるシステマ講座 第101回「警護を学ぶ本質的な意味。〜被害者意識を献身へ〜」3つの護身 悪漢から自分の身を護る術。 おそらく一般的に「護身術」はそういう認識だと思います。 でもシステマには3つの意味合いがあります。 1つ目は先に挙げた、自分を護る技術。 2つ目は家族や恋人など、身近な人を護る技術。 いわゆるボディーガード的なスキルです。 3つ目はとてもシステマらしいといえる「相手を護る」技術。 自分に危害を加える相手が必ずしも犯罪者とは限りません。反抗

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noteで学べるシステマ講座 第97回「未来への恐怖Part2」 byミカエル・リャブコ"

"未来への恐怖Part2" byミカエル・リャブコ" Part3本稿に先立って編集北川からのまえがき 今回はミカエルの「ロシア人らしさ」が全開となっています。 そのため西側に属する日本人の価値観・世界観で触れると、かなり違和感を感じるかも知れません。それを和らげるため、今回の原稿は北川が注釈をつけました。同じ事実、同じ世界でもロシアからはこう見えている、という一例として理解して頂ければ幸いです。 飢餓、農産、インフレ 質問:若者に対しても年金を出すという法律(編注:ベー

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noteで学べるシステマ講座 第93回「"恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part1」

恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part1 自ら考える 司会:前回のクラスでは「過去の恐怖心」全般について教わりました(90回〜92回「過去の恐怖との向き合い方」参照)。今回は、パニックや恐怖心に直面している、まさにその時にどういうことができるか、ということを学びたいと思っています。 ミカエル:私たちが日常で直面する恐怖に関して、一般的なことを申し上げます。マスコミが私たちに流す情報は多くの場合、人々に恐れを抱かせ、操ろうとするものです。人間とは、いろいろな

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noteで学べるシステマ講座 第92回「"過去の恐怖との向き合い方byミカエル・リャブコ" Part3」

他者を形成するのは何者か? ミカエル:これまでも何度かお話した寓話ですが、好きな話なのでもう一度紹介します。 ………… ある村に旅の商人がやってきます。その村の入り口に差し掛かった時、新鮮な野菜を売っている商人と出会いました。 行商人は尋ねます。 「この村にはどんな人が住んでいるんだい?」 座っていた野菜売りは顔を上げると、こう答えました? 「これまで君がいたところには、どんな人が住んでいたんだい?」 行商人は答えました。 「いや、僕がいた村には悪い人ばかりだったよ、

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noteで学べるシステマ講座 第91回「"過去の恐怖との向き合い方byミカエル・リャブコ" Part2」

自然と共振する生き方 ここまでテーマから少し離れた話をしてきました。それは「恐怖」とはなんのかをそもそも知らなければ、克服する方法を完全に理解することができないからです。私たちは自然の法則、神なる法則によって生きています。神なる法則とは何か? 分かりやすく言えば、モーセがシナイの丘で受け取った十戒です。その法の下で生きる。それが自然の法則のもとで生きるということであり、私たち人間の生き方であると思います。モーセの十戒には「殺してはならない」「盗んではならない」と刻まれていま

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noteで学べるシステマ講座 第83回「勇気について-戦士の心得-」Part1

noteで学べるシステマ講座 勇気について-戦士の心得-」Part1「勇気」とは? 司会:今回は人生という戦場を生き抜くための戦士としての心構えについて学びたいと思います。第一週は特に「勇気」について、学べればと思います。闇雲に向かっていく勇気や退却する勇気等、いろいろな種類の勇気があると思います。ミカエルが考える勇気ある行動、勇気の定義について、あるいはそれを養うエクササイズやワークなどがあれば、教えてもらえればと思います。 ミカエル:とても良いテーマだと思います。で

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noteで学べるシステマ講座 第82回「速やかな回復」後編

noteで学べるシステマ講座 第82回「速やかな回復」後編認識の重要性 ダニール:自分の身体について、筋肉の状態を認識することがとても重要です。それができなければ、やり過ぎてしまって逆に壊してしまうことにつながります。自分の身体がいまどのように伸びて、どこにどのような緊張があるのかということを自分で認識するのです。それが怪我の予防にもつながります。緊張していることを認識したら、緊張が取れていないのが怪我のもとになります。なので緊張を感じ、取り除いていくことが重要です。

noteで学べるシステマ講座 第81回「速やかな回復」前編

noteで学べるシステマ講座 第81回「速やかな回復」前編自分自身を速やかに回復させる方法について ミカエル:回復について考える前に、まずは「走る」ということから考えてみましょう。走るときには筋肉を使います。靭帯も使います。今から15分間走ってみてください。スペースがなければその場での足踏みでも結構です。その際、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。最初の5分くらいは軽く走り、徐々に速度をあげて走ります。そうやって15分間走ったら、立ち止まって、バーストブリージングによ

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noteで学べるシステマ講座 第80回「練習とはクジ引きである」

noteで学べるシステマ講座 第80回 「練習とはクジ引きである」練習量が大切なもう一つの理由 これについてはこれまでもたびたび、このnoteマガジンで論じてきたとおりです。練習量は大事です。それが体力的、時間的に限界に達してはじめて、「質」の問題が出てきます。 限られた時間と体力の中で、最大限の練習効果を得るために「質」について考えるものであって、質さえ良ければ量は少なくても良い、というわけでもありません。 練習量をこなすことによる積み重ねが動きを変え、理解を深め、着実

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noteで学べるシステマ講座 第79回「沈黙について Part3/3」

noteで学べるシステマ講座 第79回 「沈黙について Part3/3」習慣としての無意味な会話 映画でこのような話がありました。ある男の人が外国で女性と会います。 男性がその女性に「どうしてあなたの国では会う人に“How are you ?(元気ですか)という質問を投げかけるのですか?」と聞きました。街行く人々がみなそのように挨拶をしていることが気になったのです。 「本当に僕が元気なのかどうかを知りたいのだろうか?」と、女性にさらに尋ねます。すると女性は「別に誰もあなたの

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