(後編)発見! 長寿の清水
宿禰の集落に向かって、川沿いを進んでいくと、お地蔵様があった。
どうやらここが、探していた名水のようだ(ここに着くまでは昨日の記事で)。
遠い昔から、道ゆく人々を癒してきたらしい(小梨のような伝説は不明)
▼上から見た様子と、少し離れて撮った写真
お地蔵様の前に湧泉があって、水はすぐそこの川へと流れ込んでいる。
持って帰れるように道具を整備してくれているが
草が生えていて、飲む勇気がなかったので
下の小川になっているところから頂くことにした。
水の色などが正確にわかるようにお猪口を用意した。澄んでいるが、汲んだ場所柄、小さい砂が混じってしまった。匂いもなく、味は普通(水道と変わらない)。
適当な石を探してきて、
お昼ご飯。
来る前に買ったお好み焼き。ロケーションは、、、なんとも言えない(笑)。
山に囲まれて自然が広がっているものの
集落の手前なので、時たま車が通るのだ。(けっこう恥ずかしい)
道路から見ると、こんなかんじ。
写真の右手に写っている石垣
かつては棚田だったのだろうか?
今のように道路が整備されていなかった時代、ここまで山を登ってくる人は(集落と縁のある人を除けば)どれくらいいたのだろう? 山頂にはお地蔵様が祀られているものの「竹原 朝日山 信仰」で調べても出てこない。
山岳信仰のことは分からないが、少し行った先に製鉄遺跡があるので、中世の頃はそこで働く人たちに、長寿の清水が利用されていた可能性はある。
残念ながら、由来など詳しいことは分からなかったが、地域の人に大切にされていることは窺い知れる。
朝日山や宿禰大桜にいく機会があれば、足を運んでみるのも良いだろう。
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