明治大学国際日本学部の現代文【大学入試現代文analyze㉝】
前回の分析
〇マクロ分析【設問構成など】
・文章の種類
大問1 : 評論
大問2 : 随筆 or 評論
・設問別分類
・設問数
・【分析】
①出題される問題が安定しない。歳によって大きく変わる。
→対策が立てにくい。
②設問数は16~17題で安定している。
③記述問題も出題されるが、難易度は低め。
〇ミクロ分析【文章/設問の分析】
<文章>
大問1
大問2
【分析】
・文章量
<大問1> やや多い
<大問2> やや少ない~標準
→試験時間に対しての文章量は標準からやや多めだろうか。
・文章の傾向
<評論>人文学系統
→人文学系統の文章が多め。文章選定には一貫性があるのか。
<設問>
【空欄補充】
内容理解から慣用句まで多岐にわたる出題。
【選択肢問題】
換言問題中心。「誤ったもの」を選ばせる問題が多い。
内容一致問題がこの三年間は出題されていない。
【記述問題】
字数は私大にしては長い。
解答作業は「本文中の根拠」をある程度そのまままとめればいいレベル。
臆せず挑むべき問題。
【その他】
出題傾向が安定していない。出てきたものを打ち返すの精神で。
〇対策法
・想定時間配分
試験時間:60分(現代文×2+古文)
→現代文45分目安。
・解答作業について
やや分量が多いので「読みながら解く」という作業がおすすめ。空欄補充も多いのでその方が効率が良いだろう。
・タテ?ヨコ?
タテ(過去問を古い年度まで掘り下げて実施)でいいだろう。設問もそれなりにクセがあるので過去問を解いて慣れておくことをおすすめする。
以上。次回は明治大学経営学部の分析です。
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