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今後の株式市場見通し

当面の相場に大きく影響するのは3/1を交渉期限とする米中通商協議だと
考えている。
方向性としては、

①協議は順調だが、時間が足りず、追加関税の発動を猶予して協議が
 継続される。
②期限までに交渉がまとまらず、米中摩擦が再熱する。 
 
このどちらかだろうとみている。

ただ、ハイテク覇権をめぐり、技術移転の強要や、知的財産権の保護などの問題で米中の意見の隔たりは大きく、交渉がまとまらない可能性もある。
交渉がまとまらなかった場合は、米国株は2番底をつけていく展開になるだろう。

よって、業績が景気に影響されにくい生活必需品、ヘルスケアなどディフェンシブ株が良いだろう。また、株価の変動性が低く、配当利回りが高い通信会社が含まれるコミュニケーションサービスにも注目できるだろう。

世界景気の減速を受け、MSCI新興国の2019年予想EPSは前年比+7%の
90.5ドルと、伸び率が4年ぶりの2桁割れとなる見通し。

19年の中国景気は、政府が1.2兆人民元の減税等やインフラ投資積み増しで下支えを図っており、経済成長率6%割れのような景気失速は避けられるだろう。

MSCI新興国は、2015年〜17年の動きをあてはめると19年6月にかけ、7%上昇のイメージ。

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