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NHKスペシャル「大谷翔平2018-2021知られざる進化の軌跡」を見て。一生懸命楽しむ大切さ。

こんにちは、
たかふです。

今日は少し違ったテイストの記事を書こうと思います。

録画してそのままだった番組があり、
休日にお酒を飲みながら見てました。

NHKスペシャル
「大谷翔平2018-2021知られざる進化の軌跡」


2018年というと、エンゼルス一年目ですね。
このころから、NHKさんが密着取材を重ねており、
貴重な映像がたくさん見ることができました。

結論、
その辺の自己啓発本を読むくらいなら、
これ見たほうが早い、って話です。

最近は、
働き方改革だの効率化だの、
時間内に決められた仕事を終わらせることが、働く中で大きなテーマになってきています。

古い偏見にはなりますが、
例えばタフな営業マンなんかは、
学生時代にスポーツに励み、体力面、精神面を鍛えられた人が多い、という印象がいまだにあります。

この番組を見て、
その理由がわかった気がします。

その理由は、
自分を客観的に見れるかどうか、と
出来ないことが出来るようになる楽しみを感じられるかどうか、です。

自分を客観的に見れるかどうか

大谷翔平が、
バットを持たずに、バッティングマシンから出てくる速球を、
ひたすら見逃すというトレーニングの映像がありました。

正確には、
"バットを持てず"という表現が正しいのですが。

そう、トミージョン手術明けの、リハビリです。

このトレーニング、
水原通訳と2人でおこなっていました。
そこにリハビリのトレーナーは居ません。

トレーナーとおこなうリハビリメニューとは別に、
大谷選手自身が取り組んでいた独自のメニューのようでした。

いまできることに全力を注ぐ。
腕が使えない状態の大谷選手は、
動体視力やストライクゾーンの感覚を高めるトレーニングに、自ら時間を作っては注力していました。

「リハビリ大変だな」「まだ投げれないのは辛いな」ではなくて、
自分を客観視して、いま自分ができることは何かを模索し、実践することで、
このようなネガティブな感情を抑えるとともに、さらにパワーアップしようとしていました。

こういう人間が成長するんだなと痛感しましたし、
追い込まれたときにこういう思考に持っていけるかが、
非常に重要だと気づかされました。

出来ないことが出来るようになる楽しみ

大谷翔平選手は、
楽しんでやっている野球というスポーツを、
19歳からはいわば仕事としての職業にしています。

サヨナラのホームベース上で、万歳して寝転んでいた映像は、
皆さんも記憶に新しいことかと思います。
彼は、海を越えても野球を心底楽しんでいるように見えます。

番組の中でも、
自分以外のすごい選手もたくさん見てきた。他人ができないようなことが出来るようになりたい。」と、向上心は相変わらずでした。

彼の境地は何でしょうかね。
サイヤング賞とHR王を同時受賞するとか。
イチローさんがいうように、1年おきに受賞しても凄いのですが、
これが「ありえない」と感じさせないのが大谷選手。

なぜ感じさせないのかというと、
人が出来ない(やっていない)ことが出来るようになることに、
他人以上に追究できる能力があり、できたことに対する成功体験を純粋に楽しめる
からではないでしょうか。

究極のナルシストかもしれません。
でもこれって、スポーツや仕事でとても大切な考え方ですよね。

これ出来たらかっこいい、
これ受注したらヒーローだ。

これが出来ない人って、例えば、
「誰かがやってくれるだろう」
「お客さん次第でうまくいけばいいなあ」
とか、自分のきっかけとは関係がなく、物事は運び、その結果だけに一喜一憂する、っていう人生になりますね。

これって、
たとえうまくいったとしても、
感動が小さそうですよね。

大谷選手の、
特大HRを放ったあとの確信歩きを見ていると、
この成功体験を誰よりも自分が一番感動し、楽しんでいることがわかります。

だからこそ、
野球というスポーツを、部活動か仕事になったとしても、いまだに楽しんでいるし、
まだまだ成長したいという向上心が、さらに彼に楽しみを与える、相互効果が生まれているように思います。

大谷選手の父は、
大谷翔平選手のことを、「オンオフの切り替えが上手な子」といっていました。

実況に「怪物」と称される場面もあれば、
ベンチでほかの選手にいたずらする場面もあり。

右ひじ靭帯損傷がわかって1週間引きこもったときもあれば、
術後の体を客観視し、目と感覚のトレーニングに集中したり。

単純に「働く⇔休む」の切り替えという話ではなくて、
その時々の思考を切り替え、自身のモチベーションを保っているんですね。

特に周りの影響に左右されやすい自分なんかは、
すぐに実践できるかといわれれば難しいですが、
大谷選手にもらった勇気を、来週から活かしてみようと思います。

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