オリックス・D4渡部遼人の開幕スタメンをグッと引き寄せた
2月11日の紅白戦で、
ドラフト4位ルーキーの渡部遼人が、
1番センターで出場すると、
打っては4安打、走っては1盗塁、守っては俊足の佐野の三塁進塁を防ぐ捕殺を記録。
十分すぎるほどの活躍を見せた。
正直、
今年は小田と並んで代走要因かな、
としか思っていなかったが、
軽く当てて逆方向にヒットするバッティングセンスを見ると、
平野恵一を思い出すほど、ワクワクしてきた。
改めて渡部遼人という選手について、
大学時代の通算打率は2割6分程度だが、
三振の少なさと選球眼がずば抜けてすばらしく、
これまた平野と同じく、2番打者タイプだ。
当然、
ポジション争いとなると、
福田周平との激戦が予測される。
渡部遼人がスタメンになるポイントは二つある。
福田がセカンドへ再コンバートする可能性
打順編成
これらの条件が重なると、
開幕スタメンも十分現実味を増してくる。
「1.福田がセカンドへ再コンバートする可能性」については、
過去の記事でも触れているので、ぜひご参照いただきたい。
「2.打順編成」についてだが、
これは「渡部遼人は1~2番で出ないともったいない」という意味だ。
下位打線に小柄な俊足バッター、というのは
非常にその価値を発揮しにくい。
やはりオリックスの野球はというと、
下位打線で点を取る野球ではなく、
「得点圏でクリーンアップにチャンスを回す」というのが重心にある。
仮に福田がセカンドへコンバートされると、
これはこれで、打順が組みづらくなる。
宗の器用さ、というのも悩ませる理由の一つだ。
例えばであるが、
1番 福田 二
2番 渡部 中
3番 宗 三
のような打順が考えられるが(おのずとラオウが5番に下がるが)、
宗の怖さ=『小技+俊足+一発』がより引き出されるのではないか、とも思える。
このほかにも紅白戦では、
ルーキーは即戦力の野口と、
じっくり育てたい池田が並んで好調をアピール中だ。
外野手争いには、
今年のスター候補でもある来田もいるため、
吉田はおそらく今年一年DHに回されるだろうと思われるが、
本人のメジャー意向があれば、守備のブランクはネックになるため、
このあたりも名言しづらい。
今後の紅白戦も目が離せない。
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