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『HSPかるた』の『き』〜定時制高校に通いながら呉服屋さんで働いていました~


私、定時制高校に通いながら仕事をしていました。



学校も仕事も週休2日じゃなかった時代ー。


私が働いていた呉服屋さんは定時制高校に求人を出していた職場で、私の前にも何人か定時制高校の子を雇っていたので受け入れ態勢が出来ていました。


フルタイムで日祝休みで月給10万円は当時でも低めのお給料でしたが、正直仕事も本当に簡単なものでしたし、学校のテスト前なんかは仕事中に勉強させてもらえたりして、とてもありがたい環境でした。

また、仲卸(なかおろし)の呉服店だったので、お客様は一般の方ではなく馴染みの同業の方が殆どだった為、電話の対応がおかしくてもお茶の入れ方がおかしくても「新しい子か(笑)」で済みましたw(;'∀')

電話や接客の相手が馴染みの方ばかりというのは初めての職場としても、HSPの職場としても本当に良かったと思います。


今思えば。

お客様が商品を見たあと、反物をくるくると巻き直して片づけるのも好きでしたし(手触りが気持ちいい!)、仕立て済みの着物をお客様に紹介する時はモデルになって着物を色々羽織ったりして。。
(*´ω`)


あと、当時はパソコンなんてまだ職場になくて、手書き&ハンコの事務作業ばかりだったのですが、その頃の私はワープロのような文字を書くのが得意だったので大変重宝されました。役に立つのが嬉しかった。。(*´ω`)


思い返すと

本当にこの時の仕事は全部好きだった。。



でも、10代だったし、HSS型HSP(繊細だけど刺激求めタイプ)なもんで、2年を越えたあたりからその狭い空間にいるのがツラくなってきて、大学受験をするという名目で2年半ほどで退職しました⤵

(でもこの2年半で貯まったお金で大学費用を自分で出すことが出来ました。さらに大学で一生の仲間に出会うことに✨)



無事短大に合格した時はお祝いもしていただきましたし、高校の卒業式はこの職場で買った袴を着ました。


もし、この初めての職場が嫌な人だらけで自分に全然向いてない仕事だったら…

変なトラウマが出来て仕事に対してネガティブなイメージしか持てない人間になっていたかも知れません。


大人になった今、この呉服屋の皆さんには改めて感謝の気持ちでいっぱいです✨


変な勧誘電話も満タンに入れたお茶も、私の大切な青春の一ページです♡


(*´×`*)きゅん♡


ー HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)ー
生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい『繊細な人』のことであり、5人に1人がその気質を持っていると言われている。

#創作大賞2023

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