見出し画像

陰と陽を意識した経営論

私自身が鍼灸師という事もあり、どんな場面でも陰と陽を意識してしまう。
施術を行う時は当然だが、カウンセリングを行う時も同様に…
そして更には、経営についても陰と陽を意識して自分自身のベクトルを決めている。

❇️ 陰陽論とは…

森羅万象…自然界に存在する、ありとあらゆる事物を陰と陽という2つのカテゴリに分ける中国古代の哲学思想である。
この2つは、それぞれが相反する性質を持つが互いに依存しあいながら制約するとされている。
ですので、それぞれが単独で成立する事はないのです。陰は陽となり、陽も陰となる…

上図は、陰陽対極図と言われるもの…
白が陽…黒が陰である。
白丸、黒丸が存在するが、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があるという事も表している。

❇️ 陰陽対極の例

🌗 月と太陽 🌗 夜と昼
🌗 地と天  🌗 裏と表
🌗 内と外  🌗 下と上
🌗 女と男  🌗 暗と明
🌗 静と動  など

様々な事物に分けられる。
誰もが知っていて当たり前でシンプルな考え方であるが、意味は深い。

2つに分かれているのに、それぞれが両面の性質を持ち合わせているという考え方は特に、感慨深い。

ある程度のバランス=平衡性を持って巡るのだ。

❇️ 人生山あり谷あり

この言葉を皆さんはどう解釈するだろうか。
山という高い壁もあれば、谷という底もある…と考えると苦難の連続という風にも聞こえる。

陰陽にある「上と下」「天と地」という分け方で考えれば、登りつめて高い景色を見れるときもあれば、ゆっくりと降りて底から見える景色もある…
という解釈もできる。

それぞれの景色は相反するものだが、それぞれに意味があり繋がりを持ったものだと思う。けして、どちらが善くて、どちらが悪いという物ではない。
どちらも必要な場面、必要な景色なのである。

❇️ 経営における陰陽

あくまでも私の私見であるが、経営においても陰陽を意識すると軸が安定してくると思う。要するにブレずに進むチカラが整いやすいという事である。
陰と陽、上もあれば下もあると言うことは、多いときもあれば少ない時とあるのは当たり前である。
必ずしも一定の割合と一定の期間で変化するわけではないが…

「お客さんが多かったのに、急に少なくなって…」どうしようと慌ててしまう事もあるだろう。

もちろん、なんらかの対策は必要だと思う。

だからと言って、自分が貫こうとした信念やコンセプトまでも変えてしまう事は最善とは思えない。

こういう時だからこそ、改めて信念やコンセプトを見直してみる…自分の軸を今一度確認してみることは、とても大切な事だと考える。

✴️周到な準備が勝利を招く✴️

上にいても下にいても
山にいても谷にいても

多いときでも少ないときでも
慌てず急がず焦らず

いかなるときも
周到な準備を心掛ける。
大切な事で当たり前の事であると思う。

陽は登り沈むを繰り返す
静かなる月にも役目がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?