ちゃんマン77

隅田川の埋立地で働くエンジニア(IT)です。 個人の意見・見解を備忘として記事にしてい…

ちゃんマン77

隅田川の埋立地で働くエンジニア(IT)です。 個人の意見・見解を備忘として記事にしていきたいと思います。間違いもあると思うので、指摘いただけますと幸いです。

最近の記事

他人は変えられないから自分が変わるしかない。は本当か

他人は変えられないのかタイトルの言葉を人に対して諭すように話している場面をよく見ます。私自身もチームメンバーに対してあれこれと時間をかけて説明を施し、理解を促していますが、そんな姿を見かねて「わからない奴には何を言ってもわからない。言う相手は見極めろ」と上司からたしなめられたことがあります。 この言葉はある場面では正しいのだと思います。例えば私が上司に言われたケースでは仕事中の一幕なので、作業効率を考えろということと理解しています。 理解してもらうのに時間を要する相手に対し

    • ステレオタイプが生まれるタネを発見

      「『自己紹介をしてください』と言われたから、人となりを分かってもらおうと自分の生い立ちとか趣味の話をしたら、『君を雇った時の価値を聞きたかった』と言われた」といったことを人生の伴侶さんに話していました。 「じゃあそう言ってください。」と普通に思うね。と伴侶さん この質問のように、問いが的確ではなかったり、問題そのものに異議を申したてたくなるようなことってたくさんあるよね、と話してました。 この文脈の中で転職活動のことを書いた記事の、以下のようなことも話題に出したところ、

      • 転職における”市場価値”を考察してみる

        転職活動をしていたのですが、そこで市場価値という言葉と改めて向き合いました。気の置けない友人と「市場価値をあげる!とか言うけどあれってなんなんだろうね」と冗談半分で真面目に考察してたりしました。 大それた題を書いてしまって誇大広告になってしまい申し訳ないのですが、転職市場において市場価値をどうやって上げるかとか、市場価値が高い人はこうだを考える前に、そもそもこの曖昧で使いやすい言葉そのものから思考してみたいと思いました。情報ソース含めて根拠などをしっかり調べているわけではな

        • なんとなくでしか転職を考えていませんでしたが、転職しました

          なんとなく、なんだかなぁそれなりの大手SIerにおり、社内でもそれなりに信頼と評価を築いてきた自覚もありましたが、ここ数年、仕事をしていてもなんだかなぁと、どこか退屈さを感じていました。与えられた仕事にも慣れてきていたし、元々そつなくこなす器用貧乏なのでてきぱきこなすのは得意で、残業も多くなかったです。自分なりの考えややり方もある。時には自分から提案して仕事を作ったりもしていたり、順調に過ごせていると思っていましたが、やっぱりどこか物足りない。 新人に毛が生えた程度の頃、会

        他人は変えられないから自分が変わるしかない。は本当か

          ビジネスの移り変わりー「めいれいさせろ」から「いろいろやろうぜ」

          「今まではこうだったけどこれからはこうだ」といった文脈や、「どちらの方がいいというわけではないが、こういう考え方も大事」といった文脈で、時代や組織、ビジネス形態やスキル、エンジニアリングなどの観点で、いろいろな言葉を見聞きします。それらは大きな時代の流れに伴って必要に応じて出てきたものであるはずで、概念レベルだけでとらえて眺めるとうねりのようなものを感じます。 「めいれいさせろ」の世界三種の神器や3Cなど、多くの電化製品が生まれ、人々の生活を豊かにしてきました。製品は所有す

          ビジネスの移り変わりー「めいれいさせろ」から「いろいろやろうぜ」

          「暗黙知の次元」できるだけ図解しつつノウハウ継承の難しさを学ぶ

          基本情報「暗黙知の次元」  マイケル・ポランニー 著  高橋勇夫 訳  ちくま学芸文庫 読書に至るまでの経緯学生時代、研究室に所属し3年間あるテーマで研究をしていました。会ったことのない先輩の修士論文を読むことから研究室生活は始まるのですが、修士論文に記載されていることは知見として残りますが、それ以外は全く残らず、引継ぎもほぼされていかない状況にもったいなさを感じていました。いざ、自分が卒業の番になると、根詰めて研究室にこもっていた状況や論文発表が終わった解放感から引継ぎに

          「暗黙知の次元」できるだけ図解しつつノウハウ継承の難しさを学ぶ