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「人見知り」の正体

僕は星野源さんのファンで、音楽を聴いたり
書籍やドラマをみたり、ラジオを聞いたりと、星野さんの様々な作品を楽しんでいる。

表現者としての多才さに格好良さを感じ憧れている。のと同時に、詞やラジオ、本の中で節々に見られる人間味溢れる人生観やユーモア。
どこか親近感があり、惹かれている。

最近星野さんの著書「働く男」を読んだ。
その中のピース又吉さんとの対談ページの中で自分の襟が正されるような言葉があった。

「人見知りです」って言うのって、「コミュニケーションをとる努力をしない人間なので、気を遣ってください」と言うのと一緒なんじゃないかと気づいてから恥ずかしくなって、5年くらい前から言わなくなりました。

働く男/星野源 文春文庫
(星野さんの言葉)


さらに同じ話題の中で又吉さんがこう話されていた。

「こいつ、合わへん」と思って遮断していたものを一回、そのノリで合わせたときにわかることってありますよね。
(中略)
人それぞれに基準がずれていて、それが合う合わへんだけの話だから、合わせる事は実はできるんかなと。

働く男/星野源 文春文庫
(又吉さんの言葉)

自分も全く同じ事をしていた。

人見知りとみずから言う事で、自然に会話できる可能性を無くしてしまっている。

程度に差はあれど、本来仲良くできるはずの人との距離を自分で作ってしまう。

要するに、自分で自分を人見知りにしているということになる。

人と打ち解けるのに時間がかかる自分の性格は十分わかっている。

でもこれからはすぐに伝えて投げ出さず、苦手だと感じる人とも一度心を開く努力をしていけたらと思った。


(星野さんの創作に関する気持ちや裏側が事細かにに描かれていて楽しいので、もし気になった方がいれば、ぜひ読んでみてください。)

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