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こんまり式「片づけの魔法」を実践したらやる気に満ち溢れた話

Amazonのkindleストアでは、たまにびっくりするくらいの割引額で本を売っている時がある。「何か良い本ないかな~」という時は、kindleストアを覗くのが一番最初。それで見つからなかったら大きい本屋へGO。

今回、なんとこの本がKindle版無料になっていた。嘘でしょ。
(単行本版は正規のお値段です)

知ってはいたけど意識の奥底に埋もれていたこんまりさん
引っ越し荷物の整頓も兼ねてチャレンジする!今がチャンス!
ちなみに、こちらへ話しかけてくれているような文体なので、片づけを始めてからも脳内にミニこんまりさんが居てくれるような感じがします。キッコロのTシャツを部屋着として愛用しているあたり親近感湧きまくりの愛知県民。

これってただの片づけじゃないな!?

読み進めていくうちに、「これはただのハウツー本ではない」ということに気付いた。考え方というか、心の持ち方の話をしているぞ。
「ハウツーに頼るな!」と連呼していた高校国語の先生の事を思い出しました。恩師、元気にしてるかな。
本文中でも、

(何故考え方や生き方が変わるのか。それは、)片づけをしたことで、「過去に片をつけた」から。その結果、人生で何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかが、はっきりとわかるようになるのです。

ということらしい。
片づけコンサルタントとしてお客様と会話を重ねていくうちに、お客様自身も気付かなかったような思考のクセまで紐解かれてバージョンアップされていくこの感じ、コーチング的じゃない?

実際、いきなり片づけを始めるのではなく、理想の暮らしを具体的に想像して(帰宅してからアロマを炊くとか、朝はコーヒーをゆっくり淹れるとか)、なぜそう思うのか(香りで落ち着く自分で居たい、朝の時間にゆとりある自分で居たい)というところまで落とし込んでから片づけに取り掛かる。

私も具体的なイメージを文字化してから片づけに臨むことにした。
ちなみに、理想の暮らしはこの本に付いているワークシートを使うと割と簡単に文字化できます。モヤってそうな友人達に勧めまくっています。
ワーママって書いてあるけど、誰しもワーママと関わることはあると思うので全人類対象だと思う。ぜひ読んでみて欲しい。ワーママになる予定が無いのに読んだ私が保証します。

そして「こうなりたい!」と思っている人の暮らしも妄想してプラス
これにて事前準備完了。

服を全部出す。1着残らず。

自分が着る服全部を1カ所に集めることからスタート。
後で思い出した服は自動的にゴミ箱に行く、くらいの気持ちでくまなく探す(ここがポイント)。

私は4年前の引っ越しで必要最小限の服だけを厳選して手元に残したつもりだったのに、いつの間にか1クローゼットと3衣装ケース分の服を持っていた。

ずしゃーっ。汚い画ですみません、並べるの面倒だったんです…
一気に出すには服が多すぎる、という人は、オフシーズンのものから季節ごとに始めると良いそうです。

「ときめくか」「ときめかないか」

こんまりさんといえばこれ、「ときめくか」「ときめかないか」。
「高かったから」とか、「新しいから」という理由を抜きに、ときめきを基準として「捨てない」「捨てる」のどちらかに服を振り分ける。
ちゃんと服を広げて触って、服を着た時の自分を思い起こすのがポイント。
「これ買う時に母が気に入ってたんだよなあ」という気持ちも振り切った。

▼捨てる服の山。捨てると決めたら、感謝の想いを込めて畳む。

10着くらい分別していくと、乗って来る。じゃんじゃん行こう!

▼最終的に、捨てる服の山は1m近い高さになった。

捨てることにした服のうち、状態が良かったり高かったりする服はメルカリに出品した。綿のTシャツとかは、小さく切ってウエスにして、皿洗い前に食器をひと拭きすると節水・節洗剤になって便利。罪悪感も減ります。

祭りのあと

こんまりさん曰く、片づけは祭り。一気に集中して楽しくやる。

「ちょいちょい捨ててるし、そんなに捨てられる服はない」と思っていたのに、いざ祭りを終えるとゴミ袋4つ分の服を捨てることになっていた。

ここで大事なポイントは、「捨てると決めたものは決して他の人には見せない」こと。
特に母親に見せたら最後。「まだ着られるのに勿体ない」「お母さんにちょうだい」と言われてせっかくの決意が無駄になるし、そうして生還した服は結局着られる事が無いんだそうです。
私もこのポイントを厳守していたのに、母が「クリーニング屋さんで引き取ってくれるから、ちょっと持っていくね」と言って袋を開けてしまい、「お母さんにちょうだい」が発生。母の気持ちも分かるので、すぐ渡しちゃう。1着のアウターが生還しました。ほら言わんこっちゃない。

そうして服を処分していった結果、1クローゼットと1衣装ケース分に服が収まるようになりました!2衣装ケース分の減
今までのクローゼットの中は、アイロンがけした服がシワシワになって出てくるほど過密な状況でしたが、疎になりました!(これでも疎)

内面としてはなにか変わった?

一番大きな効果は、「大学時代から片足を抜く感覚」が味わえたこと。
今仲良くしてくれているのは大学時代からの友人が多いので、つい旧交を温めちゃうし(温めてくれている友人たちはぜひ引き続きお願いします)、自己紹介は大学の話から始めちゃう。でも、他の人はそんなに大学時代の話をしない。
働き始めてからの自分と、大学時代の自分。大学時代の方が自分らしく居られたと思っているからだと思う。そして、その時の感覚を忘れられずに、変われなかった

大学時代から着ていた服を大幅に減らすことで、次の私に行くぞ!という気持ちが強くなった。不思議な事に、大学時代の記憶が前ほどキラキラして見えなくなっていることに気付いた。そして、自分が「こう見られたい」と思っている像に近付くぞ!という気持ち。ブランニュー私。

こんまりさんの本では、この片づけは1回で終わらせることが推奨されていたけど、服に関してはあともう1回あると思っている。なんとなく。
次の私に行くには、総入れ替えをした方が良さそうだから。


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