今の私が読むに相応しいタイミングで、
私の前に立ち現れてくれた本でした。
『7つの習慣』著者コヴィー氏の遺作。(共著:娘シンシアさん)
メッセージは一貫して
『原則を中心に生きよ』であり、
原則は自分の言葉で内的にある価値観に基づく、ということだと思います。
この本のターゲットは、
ミッドライフ・クライシス(中年の危機)最多時代に到達する日本へ、
愛と希望を込めたコヴィー氏からの贈り物のように私には読めました。
正に、時来たり。私自身が真っ盛りですからね~。
『人生はミッションであって、
キャリアではない』
という、
読み方によっては
ガツンと来そうな第一章を始め、
7つの習慣の要素を多分に含みながら、
成熟世代のアクションについて
偉人だけではなく、市井でクレッシェンド・マインドに生きる
中年期以降の人たちの事例を示しながら編纂されてます。
しみじみと噛み締めながら読むと、
スルメ以上に噛みごたえのある一冊です。
こころを震わす勇気を感じる多くの引用の中で、
私が一番好きなのはコレです。
「あなたがこの世界で見たい変化にあなた自身がなりなさい。ーマハトマ・ガンディ」(p107)
あと、第5部では、愛娘であり共著者のシンシアさんが、
故コヴィー氏と家族との最期の時間を描いています。
自分の父を看取った時のことを、思い返さずにいられなかったです。。。
「私が亡くなっても無用に慌てること無く、粛々と対処するように」
と、言い遺し去った父は、
意識ある間中ずっと、ユーモアと愛と誠実さを保ち続けた人でした。
私も、この先の人生をクレッシェンドに、可能性ある未来を世界へ更に拓くために、何ができるのかを問い、行動をし続けていきます。
他、本書で私が心に残った部分をピックアップします。