行政主導型の地方活性化政策って本当に地方を良くしてるのかを考えてみた

こんばんわ!毎週せめて1回はnoteを更新しなきゃと思い、日曜の夜にパソコンをカタカタをタイプしております。今回は、行政主導型の地方活性化政策って本当に地方を良くしてるのかを考えてみたというテーマでお話したいと思います。よろしくお願いします。

今回、これをテーマにしたのは、先週、愛媛県のとある高校から取材を受けた時に受けた質問から感じた違和感でした。その質問とは、

愛媛のどこに魅力を感じてゲストハウスを作ったのですか?
三津浜という歴史深い街で一番の魅力は何ですか?

この質問にストレートに答えるとするならば、愛媛のことなんてほとんど知らないけど、airbnbを見る限り、自分が作りたいと思っていたゲストハウスより魅力的な宿泊施設がなく、ライバルがいなかったから確実に勝てると思ったのと、三津浜のことは不動産会社さんからたまたま坪単価がめちゃくちゃ安い土地を紹介されて、その場所が松山空港からアクセスが良くて、宿泊施設としての可能性を感じただけです。

ただ、こんなことを言ってしまうと身もふたもないですし、今は愛媛のことが大好きで、三津浜のことも自分の故郷のように思っているので、そこも踏まえて高校生が答えてほしそうな回答をきちんと用意して上っ面だけ良いようには答えておきました。

このことも踏まえて考えてほしいのですが、最近、コロナの影響もあり、テレワークが推進され、ここぞとばかりに色々な地方自治体が補助金をチラつかせて移住を促しています。

これって、気持ち悪くないですか?

どこの地方も自然が豊か、子育てがしやすい、歴史ある街並み、観光名所も多数ある、温泉で癒されるとか…。

結局、地方自治体も国の政策として都市集中ではなく、地方に財源をある程度渡して、勝手に自分たちで誘致しなさいと言われて、折角、国からお金をもらったからそれを使って誘致しようとしてるだけに過ぎず、結局右へ倣えの同じようなPRの仕方しかしないから、逆に東京などの都市から移住したいという人たちは、決定打がなく、移住しようにも困ってしまうんじゃないですかね。

そもそも、補助金をあげるから移住してくださいっていう地方自治体の発想が、まるで中年のおじさんが若い女の人と結婚したいからって自分の年収や職業とかのスペックをチラつかせて口説いているのと変わらないかなと…。

移住を結婚と捉えるならば、いきなり結婚してくださいは違和感がありますよね?

せめて、何度か移住先の場所に行き来して、デートを何度かして、移住しても良いかなって思うことで、やっと恋愛で言うところの付き合う状態まで辿り着き、そこからまた更に時間をかけて、やっと移住(結婚)までいくのかなと思います。

そのロードマップを踏まえた上で移住のための施策を考えなければならないのに、直ぐに目に見える結果がほしいのか、札束で頰を叩いて移住を促すような、ある意味、暴力的なやり方が横行しています。

なぜこんなやり方しかできないのかというと、結局どこの地方自治体も自分の地元への誘致に対して自信がないのかなと…。

私みたいに、全く補助金とか関係なく地方を選び、そこでビジネスを始めた人はある程度の数いると思うので、その人たちに対して、誘致の仕方なりを聞いてみた方が、よっぽど良いやり方を考えられるのではないでしょうか。

とは言え、私もまだ移住とまではいかず、月に2度ほど愛媛に行っている程度なので、恋愛に例えると付き合い始めたくらいでしょうか。

ちなみに最近は結婚(移住)も良いかなと思い始めていますが、それは補助金というよりも、地元の色々な企業の方々と仲良くなり、一緒にビジネスを始められそうな素地が整い始めたからかなと思っております。

これも恋愛に例えると、彼氏のお母さんと仲良くなり始めたってことですかね!笑

そんな感じで、今回は、地方活性化の補助金出しまくり問題を、金持ちアピールして結婚を迫る中年オヤジに例えてお話させていただきました。結局、姑(地元の人たち)と仲良くならないと結婚(移住)までは難しいというお話で、お金だけだと、補助金が切れたら直ぐに他の地方に行ってしまいますよ、という警鐘を鳴らさせていただきました。

こんな感じで、みんなが当たり前に思って普通に行われていることでも、自分にとって違和感がありまくることは多数ありますので、そのギャップ(アービトラージ)を突いてビジネスに生かしていければ良いのではないでしょうか。

アービトラージ(裁定取引)についてのお話は少し前にnoteに書いているので、こちらも興味がありましたら併せて読んでいただければと思います。

それではまた!


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