ビジネスは勝ち過ぎるといつか淘汰されるという真実
こんにちは!今回は、ビジネスは勝ち過ぎるといつか淘汰されるという真実というテーマでお話ししたいと思います。
資本主義というのは商品の集合で成り立っていて、ビジネスで成功するためには、資本主義のマーケットに自分の商品を投下し、交換してくれる相手を見つけるということが必須になってきます。
なるべく他の人が真似できないようなオリジナルな商品を作ることで交換する価値は上がりますが、逆に他の人が真似しやすい商品を作ると直ぐに価値が下がってきてしまいます。
ここで考えなければならないのは、自分がビジネスを始めようとする際に、安易に他の人の商品の真似をしないことです。
自分が安易に真似できるということは、そのビジネスでの参入障壁はかなり低いので、自分以外の他の誰かもそのビジネス真似しようとする可能性は多いにあります。
タピオカブームとなって、直ぐにタピオカ屋さんを始めようとか、ブログ書いてtwitter更新してお金を稼ごうとか、そんな感じのヤツですかね…。
この大前提を踏まえた上で、今回のテーマである、ビジネスで勝ち過ぎる状態というのを考えていきましょう。
この状態は前述しておりますが、他の人が真似できない自分だけのオリジナルの商品を持っていて、相手が高値でも交換したくなる状態ということです。
こうなると、自分のビジネスに天狗になってしまうので、もうちょっと値上げしても問題ないんじゃないかと考えてしまう人も少なくないはず。
確かに高級路線とかのブランディングで、多少値段が上がっても、顧客が購入してくれることもあるでしょう。
ただ、値段を上げただけで、きちんと自分の商品の価値を上げることをしないと、直ぐに自分だけが勝ち過ぎる状態になってしまいます。
自分が勝ち過ぎるというのは、自分が相手に渡す商品の価値が相手から受け取る対価より、かなり多い状態です。
そのなると相手の満足度が下がり、そんな中、他に同じような商品やサービスを提供してくれる人が出てくれば次に自分の商品やサービスを利用してくれる可能性がグッと減ってしまいます。
話は少し脱線してしまいますが、ビジネスは常に変化し、今現在は真似しにくいビジネスモデルでも、明日になれば真似し易くなることもあるのです。
昔は、飲食店が宅配事業を始めようとしたら、バイトを雇って、自転車かバイクを用意して、バイトに道を覚えさせて…みたいなことを店舗経営しながらやっていかなければならなかったのが、今はUberEatsを導入することでストレスなく宅配事業に参入可能です。
私も東京で広告制作の仕事をしながら愛媛県松山市で1日1組限定のゲストハウスを運営できているのは、Airbnbのプラットフォームを利用することで、ゲストと会わなくてもやりとりができて、チェックアウトした翌日には宿泊代が振り込まれるからです。
清掃業務もスタッフとLINEで完結できて、備品が足りなくなればAmazonで注文したら翌日には届きます。
一昔前では、個人がリモートで宿泊業を営むことは不可能でしたが、今や可能になりました。
今のところ、私のゲストハウスは、他の人が真似できない商品となっておりますが、最近では、1日1組限定のゲストハウスも他にも増えてきています。
自分の利益のためだけに値上げをしていくと、今いる顧客が離れて、新たにOPENしたゲストハウスの方に顧客になりかねません。
ですので、自分が勝ち過ぎる状態で値上げをするとかではなく、儲かり過ぎてると思えば、施設に新たな備品を導入したり、宿泊してくれるゲストのためにお金を使ってより良いゲストハウスにするべくチューンナップしていく作業が必要になってくるのではないでしょうか。
ビジネスで少し成功すると書籍に自分の成功体験を綴ったり、自分の承認欲求を果たしたら、自分のビジネスには興味が無くなってしまい、ビジネスがおざなりになってしまう人も見かけます。
そうならないためにも、ビジネスで勝ち過ぎるのではなく、常に自分のビジネスに綻びが出てないかを観察し、綻びそうなところを見つけては、その都度直していくというのを続けていくことが重要なのではないかなと…。
ビジネスにおいては、勝ち過ぎるのではなく、まずは自分の商品やサービスで相手を満足させるという大前提の元、勝ち過ぎるのではなく、少しでも良いので勝ち続けることを意識すると良いのかもしれません。
今回は、ビジネスは勝ち過ぎるといつか淘汰されるという真実というテーマでお話しさせていただきました。
それではまた!
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