ビジネスで重要なのは相手の期待値を少し上回ること

おはようございます!珍しく平日の朝にnoteを更新しています。今回は、ビジネスで重要なのは相手の期待値を少し上回ることということをテーマにお話しようと思います。

“期待値を少し上回るというのは、お金をもらっているから当然でしょ!?”

“少しだけでなく、大きく上回った方が顧客の満足度が上がって次の仕事に繋がるんじゃない?”

って思うかもしれませんので、その辺りを深掘りしていこうと思います。

まず期待値を少し上回るというのは、相手が依頼した仕事に対しての平均的な期待値をほとんどの項目において、少し上回るということです。

私の仕事は映像を作る仕事なので、クライアントからは、納期、スケジュール、ざっくりの予算感と映像のイメージが出てきて、それに対して、映像の企画を制作し、スケジュールとお見積もりを作り、それで先方がOKをいただいて案件を受注し、制作の流れになりますので、それに沿ってお話を進めていきますね。

先ずは、お仕事を発注いただいたクライアントのその案件にかける温度感を考えます。

・映像のクオリティーよりもスケジュールが大事
・予算の上限は決まっていて、その範囲内で、できる限り良いもの
・他の会社に一度お願いしたけど、もらった提案があまり良くなくて

などなど、それぞれ私に仕事をお願いしてきた事情は異なるのです。

そういった事情の異なるクライアントに対して、同じようなアプローチで仕事をしていくと、相手の期待値を上回ることはできません。

スケジュールが大事という人には、納期までの細かいスケジュールを作ってあげて、こちらからの提出のタイミングも1日単位ではなく、明確な時間を区切ってそれよりも前に提出したり、密に連絡を取ることで相手を安心させてあげます。

ここで大事なのは、クオリティーよりも案件が進んでいて、ちゃんと納期に間に合いそうだという安心感ですね。

また、映像の制作費が150万と予算の上限が決まっているという人に、500万のお見積もりと企画提案をしても、絶対に受注しませんよね。

そういう時は、その金額でできる範囲の提案と180万だったらもう少しここまでできますとか、明確にやれることとやれないことを事前に伝える必要があります。

そうしないと、“これくらいはやってもらえるだろう”と、アバウトな感じで、勝手に相手に期待値を膨らませられてしまうのです。

相手がどこに期待しているのかが分からないと、どこを重点的にケアした方が分からないので大変です。

勝手に自分の仕事に対して作り上げられた期待値を超えるのは、相手も口に出している訳ではないので至難の技かと…。

他の会社に一度お願いしたけど、もらった提案が良くなくてと言われた時は、映像の企画案をいつもより多く提出するか、YouTubeで参考事例などを探して、そこでクライアントにイメージを持ってもらいやすくするとかしています。

まぁ、他の会社さんも普通にお仕事をされている訳ですから、全てが悪い訳ではないと思いますし、むしろそういった場合はクライアントが無茶振りな時が多いのでは、案件を受注してもそれなりに大変だったりもしますが…笑

こういう分かりやすいクライアントの期待値以外にも、話した時の仕草などで、相手はこういうのも気にしてるんだろうなぁ…というのはある程度ケアすることが重要なのですが、ここはある程度経験を積んでいくことで身についていくことかなと…。

こういった形で、臨機応変に相手の期待値を上回っていくというのが重要なのですが、なぜ期待値を大きく上回るのではなく、少し上回る方が良いのかというお話をさせていただくと、予算以上の仕事をし過ぎると、次の仕事の予算が減ってしまうからです。

これはフリーランスの方にありがちなんですが、仕事を依頼された時に、たまたまそのタイミングで他の仕事が無かったりすると、予算以上に頑張ってやりがちで、そうなるとクライアントもこの予算でこんなにやってくれるなら、次は少し予算が少なくなっても大丈夫なんじゃないかなと予算減額になりかねないのです。

食事も腹八分目がちょうど良いですし、きちんとクライアントの期待値を上回ってさえすれば、次の仕事は必ずきますので、そこのバランスが重要ってことですね。

それではまた!

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