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本当にえろいこと

夏の夏より熱いキスと絵とAIと本当にえろいこと

1番えろいキスは切実だったはず。

そして1番えろいことは、切迫して、間違ってもカメラなんて絶対回ってないところで起きるのだ。

カメラをまわすな!

みんながスマホを持ってる時代、ハメ撮りを撮る趣味のある男は少なくないと思う(信頼と合意ありきの話)
しかしよく聞く話、めちゃくちゃえろいシーンに限って撮ってなかったり、後から振り返ればあれが最後のセックスだったなぁみたいなときに限って撮れてなかったり、という話は(そういう趣味のある人に話すと)ほぼ皆口を揃えて「そうなんだよ…!」と共感してもらえる。

思うに、本当にえろいことはカメラが回ってないところで起きるのだと思う。

カメラを回して、同じエロスを何度も捕まえようとする下心、言うなれば過去への執着が漂う空間に、エロスの神は降りて来ないのだ。

エロスは次なる生命へ迸る力、今この瞬間とほんの1秒先の未来だけを紡ぎ合っているとき、それはきっとめちゃくちゃえろい。

一度きりの、二度と再現も、再視聴も不可能な、主体同士しかない、シュレーディンガーのエロス。
そこに、エロスの神は降りてくる。

それは量子力学の二重スリット実験の様に、観測という行為そのものが実体の在り方を変えてしまうのだ。

エロスは観測不能な命の瞬き。

僕ら主体にとって生涯記憶に残る本当にえろいシーンは、僕らが主体だけであるときにしか起こりえない、その場限りの刹那なシーンなのだ。

生命の脆さを目の当たりにして、思春期の震えを誤魔化すのをやめた2人の熱く切実な接吻はアスファルトも溶かして僕と君と世界も全部混ざってとろとろのクリームになってきっともう一度宇宙が生まれる。

2次元のことよく分かってるAIがコラージュを均してくれるから描ける絵に取り戻せない青春を託して、、
僕にとって2次元で何かを表すことは容易な事ではない。
遠くも近くも人も背景もペシャンコに出来る人たちは頭がどうかしてるんじゃないかと思う(リスペクト)
500m先の大きな鉄塔を表す為には同じだけの500mと大きな鉄塔を用意しなければならない融通で生きてきた。
そういう意味でカロリーメイトが一本100kcalなのは分かりやすくて良い(?)

真夏のキスと絵とAIと本当にえろいこと。

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