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もう1人の自分と向き合う

こんにちは。

心と体が健康で調和した暮らしをコンセプトに、健康で豊かに暮らすヒントを発信しています。

ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を高め心と体が調和するセラピーを大切にしているヒーリングサロン朝霞の西野貴丈(たかひろ)です。


クローン病の定期通院をして感じたことをまとめました。

目次


現状を自覚すること
現状を受け入れることからスタートすること
自分に合った目標を立てること
望まない現実を見て、少しホッとすることをする
ゆっくりと味わう時間を大切に
まとめ

現状を自覚すること


エンタイビオという新しい投薬を始めた時に看護師さんにクローン病のこと、自分の悩みを聞きました。
僕の体は、小腸を1m摘出しているのと、小腸に炎症があるため食べたものをそのまま吸収することができません。小腸が短いので良くて摂取カロリーの半分くらいと言われてます。エネルギーを摂るためにたくさん食べると炎症を起こしてしまいます。
栄養状態は常に枯渇しています。
見えない出血と栄養吸収ができないので極度の貧血が続き、毎月点滴で鉄分補給、筋肉注射で貧血に効果のあるビタミンB 12をしなければいけません。
薬を飲み続け、必要に応じてエレンタールという栄養剤を飲みます。
食事に気をつける、トイレの不安、運動もできないなどいつも体の不安でいっぱいです。
普通に食事して栄養吸収して、健康でいたいという夢を約20年前から持っていましたが、現実は違います。
看護師さんから「重症ですね」と、言われた言葉が頭から離れません。自分では健康でありたいと思っていましたが採血等の検査結果から見ると重症です。
嫌だと思ってもこれが今の自分の健康状態です。自分の状態を自覚することがまずは大切だと思いました。

現状を受け入れることからスタートする


今の健康状態を受け入れようと思ってもなかなか受け入れられません。
検査結果、体調と向き合うたびに現実から目を背けたくなり、受け入れ踏み出すことを繰り返してきました。
健康でいる人と比べたり、健康でないと思ったりすると気持ちは苦しくなります。
健康な人が100点だと、自分の体は減点で、ダメなところばかりきになり卑屈になります。
でもこの体、健康状態が自分なのです。
現状を受け入れることが、辛くなることもありますが、自分に優しくなり現状を認めてあげることで少しずつ受け入れることができました。
自分を受け入れることで、新たなスタートを踏み出すきっかけになります。

自分に合った目標を立てる


現状を受け入れることは、自分の現在地を知ること。現在地を知ったら少しでも良くなる方へ目標を立ててきました。
・毎日休まず通勤、仕事ができること
・家族と過ごす時間を大切にできること
・1日元気に過ごせること
・食事が摂れること
・採血結果が良くなるように食事に気をつけること

健康な人には当たり前なことが大きな目標になります。普通の1日を過ごすことが何よりも大切な時間です。

今まで失敗したことは、
・体重を増やそうと食事を増やす
・筋トレ、ランニング等運動をする
・一般的な栄養学を取り入れる
・健康のためには運動をする
・睡眠時間を割いて学ぶ、好きなことをする
・たまには、今日は、と言い訳をして食事を緩める
・プロテインを飲む
・おやつにナッツ
・玄米食
・16時間断食

等、一般的に良いと言われることを試しては体調を崩す等の失敗を繰り返してきました。
自分の体と心を無視して外の情報を鵜呑みにして自分に合う合わないを見極めないと不調という形で足止めをくらいます。
体と心に素直になり、心地よさを大切にすることが目標を立てる上で大切なことだと思います。
頑張る、無理する、極端等自然な状態ではないときは必ずストップがかかります。

望まない現実を見て、少しホッとすることをする


病状が悪化すると、どうしても自分を責めてしまいます。
何で自分だけ、病気の原因、毎日気をつけているのに調子を崩した理由、採血結果が良くならない、炎症が下がらない等。
原因を探り、自分を責めたり否定したりしてしまいます。
原因を探しに思考が過去に向かうと自分を責めるスパイラルから抜け出せません。かといって元気だ、健康だと体を無視して思考だけ無理矢理前向きになったところで、不調をにんしきしているわけですこら余計自分を苦しめます。
今、少しだけ安心できること、気持ちがホッとすることを探してリラックスすることを見つけます。通院して栄養を補給する、何も考えない、休む、布団にいる時間を長く取る、とにかくダラダラする等今湧いてくる思考と感情を素直に受け入れて自分を労わります。
生活にしても、食事にしても、頭の中のこうあるべき、時間がないから、しなきゃいけないと決めつけていることは自分を苦しめます。
望まない現実は、今までの自分のやり方はちょっと違うよ〜というサインかなと捉えるようにしています。

ゆっくりと味わう時間を大切に


体調を崩すと今まで通りのスピード、健康な人と同じスピードで過ごすことはできません。
だからこそ、今できること、今あることに目を向けるチャンスです。
いつもだったら〜しながら◯◯をしているところを、1つ1つ丁寧にゆっくりとその時を味わうようにします。
味わってご飯を食べ、お茶を飲み、歯を磨き、片付ける、家族と接する。
味わうということはそのことだけに集中するということ。体も心も今ここに存在するということです。体はここにいても、頭の中は別のことを考えているってことはよくあると思います。
健康も同じです。クローン病で小腸が調子悪くても、小腸以外で健康なところはたくさんあります。調子が悪いところは労わり、調子が良いところにも目を向けて今あるものに感謝の気持ちを持ちます。
人と比べず、今の自分、今ここにあるものに目を向けて良いところを見てみよう、感謝してみよう。
痛みや不調は今を大切にしていないから、今この時を大切にしなさいよというサインだと思います。

まとめ


これをしていればこの結果が出るという確証はありません。いつも自分と対話して内なる自分は何を求めているのか気持ちを聞いてあげることが大切です。
起きたことに対処するのではなく、結果を振り返り、気づきを次に活かすことは大切なことだと思います。
行動レベルでよくしようとするのではなく、行動をする前の思考、感情、概念を整えて行動を起こしていきたいと思います。


健康でやりたいことができる豊かな暮らしになりますように。


健康の悩みがある方は、質問、コメントをお待ちしています。


難病を乗り越えたセラピストが、ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を引き出し心と体が調和するセラピーを行っています。

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