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公務員試験だからこそ、コーチングのサポートが必要だと思う理由

公務員試験は非常に負担の大きい試験

私が公務員試験の対策に関わるようになってからもう10年ほど経ちますが、年を追うごとに公務員試験は対策を継続する精神力が想像以上に求められる就職試験だということを強く実感してきました。最近は筆記試験の負担を軽くするための方策がいろいろと考えられていますが、民間企業と比べてもまだまだ「手間のかかる」試験であることは事実です。

公務員試験は筆記試験のボリュームが非常に大きく、その理由はさまざまかと思いますが、「受験生をふるいにかける」ことが大きな理由なのは間違いないでしょう。もちろん、民間企業でもSPIなどを利用して筆記試験を実施していますから、当然必要なことだと思います。しかし、それにしても負担が大きすぎないか…というのは気になるところです。「対策にかかる負担の大きさから国家公務員試験が敬遠されている」というアンケートが公表されたことからも、筆記試験のボリュームの大きさが公務員試験離れの一因になっているのは明らかだと思います。

今後、筆記試験の負担は間違いなく軽減されていくでしょう。もちろん、それだけで公務員人気が上がることはないでしょうが、志望者が増えるきっかけの一つにはなるだろうと思います。

もっと受験しやすくしなければいけないはず

私は以前から、公務員試験はもっと受験しやすくするべきだと思っています。何より今のままでは「就職の選択肢として明らかに選ばれにくい」からです。確かに、公務員は住民生活の基盤を支える重要なポジションですから、多少は採用テストのハードルを上げる必要性があるのかもしれません。しかし、民間企業の就活と対策の流れが大きく異なりすぎていて、就活生が「民間志望者」と「公務員志望者」にはっきり分断されてしまうことによる「属性の偏り」が起こりやすいと感じています。

実際のところ、良い意味でも悪い意味でも、民間企業とは異なる環境が公務員の職場にはあります。過去の合格者でも、公務員になってから独特の職場環境に馴染めず、すぐに民間企業に転職したケースも多くありました。そのような例を見ていると、ますます就活スタイルが民間と公務員でここまで大きく分かれていることに疑問を感じるのです。

公務員試験対策を継続しやすくするためのサービスは必須

そうはいっても、公務員試験制度の変革が起きて、民間とほとんど変わらない就活システムがすぐに実現するとも思えません。ですから、公務員試験自体の負担が減らないのであれば、負担を減らすような方策を、私たち指導する側がサポートすることが必要だと考えます。そんな流れの中で、私は2015年から公務員試験全般のバックアップをする、いわゆる「担任講師」を業務としてきました。公務員試験に関する質問はもちろん、公務員に限らず民間企業の質問やエントリーシートの添削もしてきましたし、もっといえば将来の進路や人生についても、数多くの受験生の話を聞いてきました。

就職は「人生を大きく変える分岐点」ですから、判断材料が十分にある状態で、納得したうえで選択しなければいけません。ましてや、公務員試験は非常に負担が大きいことを考えると、いったん対策を始めたにも関わらず、負担の大きさが理由でドロップアウトしてしまうことは避けなければいけません。したがって、公務員試験対策を継続するためのサービスとして、コーチングは必須だと考えるわけです。

スタディング公務員講座のコーチングサービスを開始

予備校は校舎に通えば講師と直接コミュニケーションを取れますが、通信講座の場合はそのような機会がないため、いっそうコーチングの必要性は高まります。そんな折に、コーチングサービスの立ち上げに携わることになり、現在はスタディング公務員講座で担任講師をしています。

コロナ禍の結果、通信講座の有用性が世間的にも脚光を浴びることになったわけですが、おそらく「通信講座+コーチング」という形が最も効率的に、負担を可能な限り抑えて公務員試験対策を進めることができる形態だと思います。公務員試験はただでさえ人生を左右するものであり、筆記試験をはじめとした対策の負担が大きい試験であるからこそ、コーチングの必要性は大きいと感じています。

ちなみに、諦めないことの重要性についてはスタディングの講師メッセージでも語っていますので、よろしければご覧ください。

最後に

ということで、今回はコーチングの重要性をつらつらと思うままに書いてみました。今後どのように選考の流れが変わるかわかりませんし、もしかすると大きな変動が一気にやってくる可能性もゼロではないでしょう。ただし、結局その制度変更に振り回されるのは、将来のかかったプレッシャーを背負っている受験生ですから、くれぐれも負担軽減につながるような制度変更になってほしいところです。

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