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特別カバーを作りました

 こんにちは。毎日暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。私は顔に汗をかくタイプなのでマスクが辛い時期です。

 こちらのnoteに記した通り、Yahoo!ニュース・本屋大賞による『2020年ノンフィクション賞』において、全国書店員さんの投票の結果、『つけびの村』がベスト6位内に入り、最終選考に残りました。これから書店員さんたちが、今回ノミネートされた全6作を読んだ上で、二次投票が行われ、最も得票の多かった作品が大賞として11月上旬に発表されるのだそうです。

 周南市へたびたび取材に出向く私に、厳しい言葉をなげかけていた夫も、これにとても驚いており「陽の当たらない人生を送るだろうと思って結婚したのにすごいな」と、褒めているのだか、けなしているのだか分からないようなことを言ってきます。

 さて、一生に一度あるかないかのこの機会なので、書店さんにも、これまでに『つけびの村』を購入してくださった方にも、感謝の気持ちを伝えられるようなことをやりたいと思い立ちました。

 とはいえ、今年の夏休みは、人に集まっていただくようなイベントも難しく、当然ながら、地域のお祭りや、フェスなども軒並み、見送り状態。

 う〜ん…う〜ん…

 ああでもない、こうでもないと悩みながら思いついたのが、ノミネート期間だけの「特別カバー」を作ることでした。

 ところが晶文社さんに相談したところ、さすがに無理だと言われてしまい(いろいろな制約があるとのこと……)、いきなり暗礁に乗り上げてしまいました。

 う〜ん。でも、あきらめきれない。村取材をしつこく続けた私は、ご存知の通り、あきらめが悪いのです。

 そこで『つけびの村』を編集してくれた藤野眞功さんと私はある作戦に出ることにしました。

 じっとり暑い午後の浅草。
 藤野さんと私は、藤野さんの友人のデザイナー・町口景さんを飲みに誘いました。オープンエアの居酒屋で、ハイボールを水のように飲み続ける町口さん。レモンサワー、ポテトフライ、レモンサワーを繰り返す私。煙草を吸い続ける藤野さん……。
 町口さんが“牛の乳しぼりのコツ”を話し終えた隙に、べろべろなりに神妙な面持ちで頼み込んだところ……「おっ、作ってみるよ」と快諾。

 そして数日後。町口さんが本当につけびブックカバーを作ってくれたのでした。

 といっても、『つけびの村』は、寄藤文平さんと鈴木千佳子さんによる素晴らしい装幀と藤原ヒロシさんの御尊顔が正装です。「これは私家版だし、浴衣みたいなもんかなあ」と言いつつ、町口さんが取り出したのは、バーコードもサブタイトルもない、背表紙まで歪んだ、とんでもないカバー……宇多田ヒカル『初恋』のカバーやブックレットをデザインした人のものとは思えない、実話誌を思わせるマガマガしい姿がすっかり気に入った私と藤野さんは、これを皆さんへの御礼にしようと盛り上がり、町口さんの許可を得て、自分たちで印刷屋さんに発注してしまったのでした。

  その後、晶文社さんに「勝手に作ってしまいました」と、書店さんへの配布への協力をお願いしたところ、快く引き受けて下さいました。

 というわけで、
 完成したブックカバー、これまで書籍をご購入いただいた皆様にもお配りできればと思います!

 『つけびの村 本屋大賞ノミネート特別カバーキャンペーン』
【要綱】
●受付時期:9月14日まで
●数:50枚
●申し込み方法:「つけびの村」公式アカウントにDMで「特別カバー希望」の旨と、ご住所・お名前をご連絡ください。のちほど発送いたします。
(申込数がカバーの数を超えた場合は抽選になります)
無事に到着したかどうかわかるとうれしいので、ハッシュタグ #2KB2020夏カバー でツイートしてくださるか、DMにてご連絡くださいませ。

【書店さんへのお知らせ】
 すでに『つけびの村』を店頭に置いて下さっている書店さん、新たに置いていただける書店さんには、お客様用の特典として特別ブックカバーをお送りします。書店さん分には上記50枚とは別に100枚準備しております。晶文社・営業部(電話:03-3518-4940)まで、御連絡下さい。
※私家版のため、枚数のご希望には沿えない場合がございます。

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高橋ユキ。北九州市出身のフリーライター。『つけびの村』、『暴走老人・犯罪劇場』、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』など https://tk84yuki.theletter.jp/ mailto:info@kasumikko.com