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コーチング活用セミナーin福岡

昨日は、コーチングを学びに福岡に行ってきました。

講師の方は、2年間コーチングをしていただいている木村彰宏さん(以下アッキーさん)でした。
PA(プロジェクトアドベンチャー)やコーチングについて学びたいとアッキーさんに相談させていただいたところ、どちらも実際にオフラインの場で学んだ方が良いと教えていただき、今回参加させていただきました。

率直な感想を言うと、福岡に行ってオフラインの場で学んでよかったなと感じました。

この記事では、コーチングとは何かという紹介はやめておきます。私自身そこまで深くは、学べていないですし、追求していくともっともっとコーチングは奥深いものだと感じるからです。

ここでは、私自身がセミナーを受講して感じたことを以下,3つ述べさせていただこうと思います。

① マインド→スキル

今回、受講させていただいたセミナーでも様々なコーチングのスキルを紹介されていました。
でも、その中でも特に私が印象に残っている言葉が

”マインドが大切”

という言葉です。
ここでいう「マインド」とは・・・

本音で語ってもらうための安心感、自発的行動を促すために必要な相手との良い関係性(ラポール)を築くために必要な「あり方」、その前提となる「自己認識」。

つまり、「相手の事を知りたい」「相手には、可能性がある」「私は、あなたの事を信じている。」そういった気持ちかなと感じました。

例えば、今年日本が14年ぶりにWBCを制覇しました。
準決勝のメキシコ戦。9回日本の攻撃。2点差で負けており、ノーアウト二塁で5番の村上選手の打席でした。村上選手は、その日4打数無安打3三振という結果でした。
代打を出すことも十分に考えられる中、栗山監督は村上選手を信じ、打席に送りました。
皆さんもご存じのように、結果は逆転のタイムリーツーベース。日本は、見事逆転勝利で決勝進出を果たしました。
勝利後、栗山監督は「ムネは、必ず打つと信じていた」と語っていました。

このように、相手を信じる。こういう事が何よりも大事だなと感じました。スキルだけを追い求めてしまうことがあります。そうすると結果、相手を自分の枠の中に押し込めようとしてし、信頼関係が崩れてしまうパターンも経験したことがあります。自分が本当に目の前の子どもの事を知ろうとしているか、信じられているか。そういったマインドは、コーチングを行う場面だけに限らず教師として大切にしていきたいなと感じました。


② 二項対立ではない

コーチングに関する本がたくさん出ています。また、最近「個別最適化な教育」という言葉を聞くと、無知な私は「つまり、コーチングが大切なんだな。」と感じてしまっていました。

どういうことかと言うと、

”教える事よりも考えさせることが大切”

でも、そういうどちらがいい、どちらが悪いという問題ではないんだなと今回のセミナーを通じて感じました。

ティーチングが必要な場合もあれば、コーチングが必要な場合もある。つまり、どちらも大切ということです。

大切なことは、目の前の子どもの姿から、それらを使い分ける事かなと感じました。
コーチングをすることを目的にするのではなく、目の前の子どもが目標を達成するために自分は裏方として何ができるのかを考えることだと思います。

コーチングは、手段。手段の目的化にならないように、目の前の子どもの幸せにために使っていきたいなと感じました。

③ 面白がれる

私は、月に一度アッキーさんからコーチングを受けています。今回、実際にお会いすることができて、もっともっとアッキーさんの事を尊敬しました。
尊敬したところは、様々あるのですが「面白がっていること」です。

アッキーさんは、以前コーチングを行っているときの感覚について、

"コーチングで遊んでいる”

というような言葉を使われていることがありました。「遊んでいる」という言葉が非常に気になった私は、このセミナーでアッキーさんに質問させていただきました。以下、私(私)とアッキーさん(ア)の会話です。

私:アッキーさんが、以前コーチングで遊んでいるという言葉を使われてい 
 たのがすごく気になったのですが、それってどういうことですか?

ア:いつでも手放せるってことかな。例えば、事前に用意していたことを「遊ぶ」っていう感覚があると、いつでも手放せるようにできるから。

この会話が非常に印象に残っています。このことは、教師にとってすごく大切なことだと感じました。私たちは、目の前の子どものために授業準備をします。でも、子どもは機械ではないので、いつでも同じではありません。目の前の子どもの状態に合わせて準備したものをいつでも手放して、今まさに目の前にいる子どもたちと授業を創り上げていく。それは、アッキーさんのいわれるような「遊ぶ」心が必要だなと感じました。

遊び心。面白がれる。いつでも手放せる心の余裕。

コーチングは、面白いもの。自分の内面を深堀できるし、相手のことをもっと知ることができる。これは、このセミナーの後半で実際にペアでコーチングのスキルを練習した後に私が感じたことです。

何事にも「面白がれる」。そんな人になりたいなと感じました。


コーチングって、もっと奥深くて難しいこともたくさんあると思います。でも、アッキーさんから学んだ3時間のセミナーはとても楽かったです。私は、コーチングというものをよく知らなかったです。でも、そんな私がもっと学びたい、もっとコーチングを受けてみたい、やってみたいと思わせてくれたセミナーでした。

またアッキーさんにお会いしたいですし、ここで学んだ先生方ともどこかでお会いできたら嬉しいなと感じました。
今回、学んだことを生かして、来年度も頑張っていきたいと思います。


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