文化の奥行き

25、昔、わたしが若いにもかかわらず

ディレクターとしてLAに行きました。

日本と同じ様にアイドルの音楽の制作です。

米国のミュージシャンに

私が首をかしげると

「何だ?意見があったら言ってくれ。

若いけど君がプロデューサーだ、

君がギャラを払っているんだ。

我々はそれに応えるのが仕事だ。

君が良いと思うものを作れ。」

と言われました。

全く別のアプローチで

何回も演奏してもらいました。

文化のレベルが遥かに違う人種に対しても、

ちゃんと応えてくれる姿勢に

やはり文化の奥行きを感じさせられたのでした。



26、若いときには、

できれば2週間くらい日本でない外国に

行ってみるといい。

価値観がちがうところで人々の暮らしを見ることは

実に勉強になります。

外から日本を見ることは、絶対必要なんです。


27、世間で評判のもの、

例えば映画でも音楽でも、芝居でも、本でも、

お菓子でもデザインでも。

これは是非、体験すべきである。


その理由は、、

「話題になっているいいものと言われるものは、好き嫌いで判断できない何かを持っっている」

ということです。


自分が絶対に嫌いなものでも、それを体験すれば

時代の空気、温度、匂い、を感じとることができます。

それはその時代を生きている自分にとって、とても

役に立つことなのです。あらゆるヒントになります。

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