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テーマ「敵の特性を知る事」

少し前の話です。
「大荷物」
この2019年の2月4日は旧暦の大晦日です。ここからAsiaはお正月休みです。
日本にも今年はものすごい数の中国の方が訪れたでしょう。もちろん台湾や韓国からも。中国の人達はだいたい15日頃には帰国します。空港に溢れるばかりのお土産を持って来ます。あまりにも荷物が多すぎるために、飛行機は軒並み遅れました。
夫婦2人で88キロの荷物の人達もいます。ひとつの荷物が重すぎると23キロ以上では追加料金をとられます。だから重量を測ってからも大変です。荷物を開けてなんとか23キロ以内にするのです。だからどの飛行機も遅れます。

でも彼らを責めないでください。彼らは日本滞在中に友達から色々なものを頼まれるのです。彼らの友達想いはこういうところでもわかります。頼まれたものは全部買っていくのです。日本人ならトランクが一杯だからもう無理だとか、お金が足りないから無理だとか、先ずは断る事が前提にあります。しかし、中国の方々は絶対に断りません。どんなに重くかさばる物でも、大き過ぎるものでも。必ず友達のために買って帰るのです。どんなにたいへんな想いをしても、それをたいへんとは思わないのです。
友達や家族のためにはどんなことをしても、そんな希望に報いるのです。
もし自分の荷物が一杯なら友達の荷物に入れるのです。その友達も絶対に断ることはありません。笑顔で応えるのです。だから、彼らを責めないでください。
これは実は我々よりもはるかに優しく思いやりがある行動なのですから。

「常識」
マクドナルドやケンタッキーフライドチキンとか、日本にもたくさんファーストフードのお店がありますね!そこで日本人の誰もが思うことがあります。
「何で?中国の人達は食べた後、それをゴミ箱に捨てたり、片付けたりしないのか?」と。
大陸にはあまりにも人が多いのです。だからそんな人達のためにあらゆる職業があるのです。マックやケンタッキーフライドチキンにも、食べたゴミを片付ける仕事があるのです。それもひとつの店に掃除の人が何人も働いているのです。
だから、それを自分達で片付けてしまう事は、その人達の仕事を奪うことになるのです。そのために掃除の人に逆に怒られてしまうのです。
だからつい外国に行っても、食べた後のゴミを置いていってしまうのです。
これが習慣です。これも怒らないでください。
こんな習慣の違いがあまりにも多いのです。


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