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今は無き首都高速都心環状線のPA

昔から首都高を走っている人は知っているかもしれません。新富町付近には昔、駐車スペースがあったのです。

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※google MAPより

首都高速都心環状線(C1)には、現在クルマを駐車できるのは、非常事態に使用する待避所くらいしなかいのですが、昔は公衆トイレがある場所がありました。

PA(パーキングエリア)は、イメージとして自販機とトイレがあって最低限の休憩ができる場所というイメージがあります。

それは、SA(サービスエリア)の、お土産や飲食店の入ったサービス施設の有無、ガソリンスタンドの有無など、若干の違いはあるものの、有用な施設としての役割を担うわけですが・・・

場所は新富町のあたりです。

インターネットを探ると・・・

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※過去資料

これは・・・となる訳です。

過去に、私が書いた記事があるのですが・・・まだ完成していない首都高? あの出口の先はどこへ行く?・・・まさにこの付近の話です。

実際には、計画自体は明確な回答は特になく、都道を流用する計画で、首都高に組み込みたいといった話で終わっていますが、現状では話が進んでいる様子はありません。

このあたりの区間は、元々は川が流れていた区間で、国土地理院の地図によれば・・・中央区役所の脇なので・・・

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※国土地理院の地図より、1945年から1950年頃の航空写真

現在と比べてみます。

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※google MAPより

確かに川であったことが分かります。

新富町の都心環状線へ合流に使っていた道を塞ぐようにあったトイレを撤去したということは、その当時は計画が進んでいた(?)と言えなくも無い訳ですが・・・

果たしてここを作る意味があったのか、現在不要だから、そもそも利用率も低いし、どう考えても安全ともいえないし・・・撤去する理由としては「ちょうどよかった」のかもしれません。

とはいえ、古地図の城下町と現在の街並みを照らし合わせることと同等に、それぞれが持つ歴史や、昔を垣間見るのも面白いかもしれませんね。

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