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【電動キックボード】オススメできる人と、できない人

はじめに

自動車ライターをしている仕事柄、電動キックボードってどんな乗り物なのだろうと思い、購入してから早いものでもうすぐ1年を迎えます。冬の寒い日も、残暑厳しい暑い日も、私のZERO9ちゃんは、総走行距離350km超も走ってくれました。

電動キックボードの規制緩和を控えた状態ではありますが、どんな使い方をする人に向いているか、不向きか、自動車ライター的な目線で考えていきたいと思います。

オススメできる人

オススメできる人の条件は以下の3つ
・ガソリン仕様の原付に乗ったことが無い人
・荷物が少な目の予定が多い人
・移動のパターンが想定できる人

※筆者の考える電動キックボードをオススメできる人

筆者の考えでは、ガソリン仕様の原付に乗ったことがある人では、それの代用となる使い方を、現状の電動キックボードでは補えない様に感じました。
その最たる理由は、最高速度と航続距離なのですが、いざという時に加速できる性能はガソリン仕様に分があり、ガス欠(電動車でいう電欠)をあまり気にする必要が無いためです。
そのため、「自動車免許はあるけど、バイクに乗ったことは無いんだよね」という人が、「車を出すほどじゃない用事」で、「コンビニ程度の買い物や、美味い定食屋だけど歩くと遠い」という時に使うと、電動キックボードの優位性が感じられると考えられます。

オススメできない人

オススメできない人の条件は以下の3つ
・すでに原付に乗っている人
・荷物の多い予定が多い人
・移動パターンが想定できない人

※筆者の考える電動キックボードをオススメできない人

オススメできる人の真逆が、オススメできない人そのものです。
特に、移動パターンが想定できない人だと、電欠に陥る可能性が高い人になります。
4シーズン電動キックボードに乗って分かった事ですが、気温が10℃を下回ると、気温が20℃前後の時と比較して、性能が40%程度に落ち込みます
例えば、「気温20℃で満充電で40km走行できるもの」が、「気温10度以下では16km前後」までしか電池がもたない。
最高速度に到達するまでに、「気温20℃では、3秒程度」なものが、「気温10℃以下では、5秒以上かかる(又は届かない)」状態になります。
近所の買い物程度であれば、我慢できますが、移動パターンが読めない人では不安の一端となってしまうでしょう。

クルマと合わせると◎

最近のアウトドア人気に相まって、電動キックボードを使うといいと感じています。
例えば、キャンプサイトからトイレが遠い、管理棟に薪を取りに行く、など非常に便利に感じると思います。

その昔、ホンダではシティ(今でいうフィット)という車があり、折りたたみ原付のモトコンポというバイクをセット販売していたことがあります。
この組み合わせを、ハイブリットカーと、電動キックボードに置き換えると、非常に現代的です。

左:シティとモトコンポ 右:レガシィと電動キックボード

輪行袋に入れれば、電車の移動にも対応できる乗り物ですので、使い方によっては強力なアイテムになるでしょう。

まとめ

乗り物すべてに言えることですが、使い方に合った乗り物というのは、人それぞれ、千差万別です。
自分の生活に必要なものなのかどうか、楽しめるかどうか、それぞれの判断基準を設けて、自分で考えることが大切であることがわかりました。

最後に、私は電動キックボードを買って使って、よかったと思っています!笑

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